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「ベルベット・ナイト」⇒正木竜馬(「正竜会」組長の長男)×宝芳宗(竜馬の側近)
「スウィート・ナイト」⇒新田正之(中学生 ヤクザ見習い)×佐久間令(高校生)
「エンドレス・ナイト」⇒由里(「北辰会」組長)×貴臣(高校教師)
※この作品は「ERシリーズ」の番外編になります。
異母兄弟とはいえ、好きな人に対するアプローチひとつ取ってもこんなに違ってくるんだなぁ…と、竜馬×宝とユリ×貴臣を読み比べてしみじみと思ってしまいました。宝の全てを支配し独占したい気持ちがあっても、それは“愛”ではないと素直な気持ちを表に出せない竜馬と、貴臣を支配し独占するために自分の気持ちを全て貴臣に伝えるユリ。宝と貴臣の抱えている状況や性格が違うということはもちろんありますが、全く正反対ともいえる態度が面白くて興味深かったです。
でも竜馬は「正竜会」組長の長男として「大阪・新明会」の組長の娘と婚約をし、いずれ結婚することになっているので、宝とは(ユリと貴臣のように)あまりベタベタせず微妙な距離間がある位じゃないと成立していかないんでしょうね。(ちなみにユリも貴臣もお互いの女(男)関係について微塵も許容する気持ちナシ!!です)
あっ!でも宝も貴臣も相手より8歳年上なので、その辺の好みは偶然とは言え一致しているようですが…
「スウィート・ナイト」の2人(新田×佐久間)は、「ERシリーズ」中でも登場した大のお気に入りカップルなのですが、この番外編で読めるのはお互いが出会った頃の話で、現在の大型ワンコ×小悪魔を期待していた私としてはちょっと残念でした。でも初々しい2人の馴れ初めが読めて良かったです。