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charadebunko muryo otameshibon
シャレード文庫さんの無料お試し本です。
ちなみに『どこでも読書』さんオンリーのようでした。
各作品には、最初にちょこっとあらすじ書かれています。
そして『中略』なんて、こういう形態の物にはあまり見たことのない仕様が。
受け攻め、取り敢えず顔出しくらいさせとかないとという配慮でしょうか(苦笑
百鬼夜行編というように、人外物でした。
★西野花さん『鬼の花嫁』
→あらすじに『両性具有』とありまして、苦手なのきたよー!と腰が引けましたが、そこはさすが西野さん、スラスラと読ませて下さいました。凄いなあ。
御伽噺で語られそうな時代。両性具有の受けは里の者からは遠巻きにされ、家に篭るように18の歳まで育ちました。それは彼が鬼牙島の鬼の花嫁だったから、生贄だったからで…ここで中略(苦笑
そして攻め登場部分へと飛ばしますが、いきなり出てきたわからんモブの名前に『??』となるものの、前半部分だけですと攻めが登場しないで終わってしまいますからね。ありがとうございます。
このくらいの長さでも、文体やキャラを探るには充分かと。癖がなくてエロ度の高い作家さんなので、そういうのが読みたいけど小説読みきれるかなあと思う方に西野さんは良いと思います。
★ゆりの菜櫻さん『王宮に秘する獣』
→カタカナ名前の王国なのに王子が日本名だったので違和感ばりばりじゃないかとあらすじを読み感じたものの、実は日本人とのハーフでした。そして、アラブ~物でした。さらに何やらシリーズ物な気がします。
受けは、特例で王族として地位を与えられたことが災いし王宮内で疎まれている継承権を持たない王子。そして攻めは隣国の不遜な第四王子。
両視点で、地の文は軽め。悪い言い方をすると二人とも王子なのに日本の若者のようで、違和感があります。
その辺りは個人的にかなり気になりました。
★海野幸さん『遅咲きの座敷わらし』
→海野さんはシャレードさんで書かれている作家さんですが、わたしのお気に入りは『純情ポルノ』。この作品は『純情〜』の受けと同じような頑張り屋系でなかなか好み。
受けはタイトル通り大人の座敷わらし(これって平仮名なのは童じゃないから?)。そして、受けの住み着くアパートの一室へ新しく越してきたのが攻めです。多分彼は理系?なかなかの理路整然ぶりでした(苦笑
受けの連れている狛犬(小型犬サイズ)も多分モフモフ系がお好きな方にはツボりそう。
他には…
★高尾理一さん『天狗の嫁取り』
★真崎ひかるさん『キツネとタヌキの恋合戦』
★秋山みち花さん『神獣の褥』
の、計六作品収録です。
※レビューした時にはどこでも読書さんだけでしたが、今は他でも始まったようです