すみれ0401
kamisama no kaeru basdho
「初恋のかえる場所」の番外編という事で購入しました。
あとさき考えずに凛との関係を両親に打ち明けてしまったことで、住まいと職場で凛と一緒に居られなくなってしまったユアン。
勿論2人の関係は続いていたけれども、一定の距離と言うかけじめを持って付き合おうとする凛になんだか色々悶々とし、拗ねててしまうユアン・・・相変わらずです・・・
それに比べて凛は真面目で健気で、でも物凄く頑固で・・・
惚れた弱みとでも言いますか、ユアンはそんな凛に結局太刀打ちできないんですよね・・・それでまた悶々・・・
この物語の中で、アポなしで突然凛の家(アパルトマンの一室)を訪ね、こんな粗末な部屋にユアン様に居ていただくわけには・・・と言う凛の言葉を半ば無視して、Hに持ち込んだユアン。
何度か体を重ねても相変わらず初々しくて、奥ゆかしい反応をする凛に対してユアンはさらに煽られ萌えるのですが、読み手の私も非常に萌えました。受け様は初々しくて奥ゆかしくていて欲しい私の希望にピッタリな凛だったりします。
このHの後、泊るつもりだったユアンは追い返されてしまい、むくれます。
その翌日の夜、久しぶりに家族そろってのディナーに出たユアン。
そこでユアンは、母親から、凛との関係を許すと言ってもらえるのです。
元々わが子同然に育ててきた凛の事を憎んだり疎んだりはしていなかったユアンのご両親。ただ、ことがことだけにショックも大きく、どう対処したらいいのか・・・という状態だったのですが、実はその後、凛から2人の元へ一週間おきに手紙が届き、その手紙に心打たれ、ついに許す事となったのです。
そのことを知ったユアンは、直ぐ凛の元へ向かうのでした・・・
後ろめたい気持ちを抱えていた凛が、これでようやく心から幸せを得られるんだ・・・と思うと、私もとても嬉しかったです。