マキヲ
summer4
※「愛の子羊」は未読のため「きのこの谷の、その向こう」の番外編について。
本編の主人公・真佐人視点のSSと、その義弟・昭良視点のSS(両方とも一人称)が掲載されています。
本編終了後、ラブラブ同棲中の高坂と真佐人。CDレコーディング後の打ち上げでレーベルマネージャーのオッサンに言い寄られてしまう真佐人ですが、相変わらず脳天気で高坂にメロメロなので、全くダメージを受けることなくバリネコぶりを発揮していて可愛かったです。
一方の昭良と鶴来は、その進展が本編では詳細に描かれていなかったので新鮮でした。二人とも俺様キャラで相手に対して「負けたくない」と思っているのに、理由も分からないのに、すっかりハマっている様子に萌えました。こちらのカップルはまだまだ続きがありそうだなー。
で…内容とは離れますが、本作は校正が甘くてびっくりしました。特に真佐人の一人称のモノローグで基本が「高坂さん」なのに何度も「高坂」と呼び捨て表記になっているのが気になって仕方なかったです。同じ段落内で混在してるってちょっと…。「聞く」→「効く」、「上手い」→「美味い」etc... は目を瞑るとしても、人物名のタイポは萎えてしまうので注意して欲しいなと思います。
自分は同人誌を滅多に手にする機会がなく、せいぜい本作のような商業作品の続編や番外編を読む程度なのですが、同人誌はどれもこんなもんなのでしょうか?とてもお忙しい中で書いてくれた貴重な続編だと考えると、読む方も寛大な心で居たいとは思うのですが…ごにょごにょ。