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baraouin karen no salon jikenbo
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
いつもの高岡ミズミさん作品とはかなりテイストの違う、ポップでキュートな探偵シリーズ第2巻。
探偵といっても、主人公がバリバリ活躍するわけではなく、ピュアピュアなお坊っちゃまを周囲が全力で愛でてフォローしているような、ほのぼのコメディです。
前巻で、元ヤクザで金融会社社長の宇堂(攻め)と恋人になった可憐(受け)。
しかし宇堂は、なかなか可憐にキス以上のことを教えてくれません。
そんなある日、兄の友人の従弟・岩清水南天の依頼で、彼の花嫁候補を探すことに・・・
新キャラ・岩清水南天はなかなか強烈なキャラクターで、今回の話はほぼ彼を中心に進んでいると言ってもいいかも。
おかっぱ頭に、演歌歌手のような青いスーツという奇っ怪な出で立ち。
すごく高飛車な性格なのに、可憐の一番上の兄・響一に一目惚れしてデレデレに!?w
可憐とはタイプの違う、良いお坊っちゃまキャラでした。
可憐の方はというと、今回「ひとりでのやり方」を覚え、大人の階段を0.5歩くらい登りました。
宇堂に教わり、宇堂の前で一人でイくなんて、ある意味本番よりハードル高くないか!?って感じですが、宇堂的には、まっさらな可憐に一から性教育していくのが楽しくて仕方ないんだろうな〜と思いますw
しかし、このペースだと最後までいくのはいつになるのやら・・・
4人の兄様たちは、相変わらず重度のブラコン。
可憐と宇堂の進展具合を逐一気にしており、度々パシリに使われる可憐の親友・蓮太郎の不憫さには笑わせてもらいました☆
次回は、可憐に架空の依頼を任せて宇堂から気をそらす作戦か?
可憐より遥かに探偵らしい兄様たちなのでしたw
BLとしての萌えはないし、探偵モノっぽさもないですが(なんといっても、事務所名が「薔薇王院可憐ときめきサロン・ドゥ・アンジェ」なので、まともな謎解きを期待してはいけませんw)、個性的なキャラクターたちのとぼけた掛け合いが楽しく、結構好きなシリーズです。
そろそろ脇カプの発生にも期待したいところ。
シリーズ二作目で、二つ目の依頼は花嫁探し。
相変わらず、世間知らずで周りに無条件で愛されまくっている可憐ちゃん。
その世間知らずなところが、愛らしいと感じるか、イラっとするかで評価の分かれるところ。
でも、きっとダメだった人は、この二巻目にたどり着けなかったと思うので、ここまでたどり着いた人は、可憐の純白さが好きな人か、もしくは宇堂さんがどうやって『あの』可憐ちゃんにイケナイコトを教えるのか気になった方かと……
それにしてもこの巻は、あまり話も進まないし、依頼も中途半端だし、なんだか読んだ気がしない。
新しいキャラクターも出てくるけれど、私は彼に全く魅力も必要性も感じなかった。
ただのちょっと勘違いな嫌な奴としか……(すみません)
進展といえば、可憐の過去の謎が、一つ解き明かされるくらいで。
宇堂さんと可憐の関係も、恋人になったワリにはいまいち進展しない。
不完全燃焼のまま、以下次巻…という感じ。
……なのでこの巻は「中立」で。