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koi yo hallelujah
中編2本、どちらも律(受)の視点で進みます。
「恋よ、ハレルヤ」は恋人になるまでと、「恋よ、めでたし」は恋人として両親に紹介した後の話です。
佐々木先生のイラストに惹かれて購入しましたが、とても面白かったです。
惜しむらくは、表紙にその面白さが出きれていなかったこと!律が妖艶に微笑んでいたのですが、中身は恋愛には初な可愛いキャラでした。あとは、仲塚(攻)視点のSSがあれば神だと思いました。
ふんわりとした空気が漂うのが印象的な握手したイラストや、遠くから見た縁側で致すものなど、イラストも素敵で大満足でした。
仲塚はスケベぶりにニヤリとしましたが、彼で一番印象的だったのは、料理を必死で覚えたところです。「恋愛を長続きさせるための努力の一つ」だと言う仲塚だからこそ、伊勢川をホテルに誘った律に会った時も冷静だったんだろうなと思えました。努力するイケメン好きにはお勧めな作品だと思います。
表紙の受けの一癖ありそうな笑顔が気になり手にとってみましたが、読んでみると普通に真面目で純粋な受けでした。
あらすじ:
弁護士志望の教師・律(受け・25歳)は、アニメ同好会の合宿に顧問として参加する。宿泊施設で、理事長代理で弁護士の仲塚(攻め・31歳)と生活を共にすることになり…。
ハイスペック変態攻め×純情美人受けというパターンはいつもの鳥谷作品と同じですが、今回は珍しく年上攻め。
攻めの変態要素も「体育座り萌え」くらいしかなく、かなりノーマルにラブラブしてます。
律にとって仲塚は、弁護士を目指すきっかけとなった憧れの人物。
しかし仲塚は年上にしか興味のないゲイで…。
つかの間の同居生活を楽しみつつ、叶わぬ恋に身を焦がす律の片想いが切ないお話です。
本筋とあまり関係ない(?)サイドストーリーや雑学や小ネタが豊富なのも鳥谷作品の特長の一つかと思います。
今回も、少女漫画顔負けのセレブ学園を舞台に、アニヲタ美少年だったり、いじめや窃盗問題だったり、何かと脇道に逸れつつラストにはちゃんとラブ展開に着地するという力業。
仲塚が律を好きになる理由は弱いし、わざわざ嘘をついたことで誤解が生じ…という展開も既刊と似通ってはいますが、この独特のシュールな持ち味はやはり鳥谷さんならではだなと思います。
学生たちのハレルヤ・コーラスを聴きながらの初Hシーンとか、
律を体育座りさせた状態でコトに及びたがる仲塚の変なこだわりとか、
大爆笑はないけどさりげない可笑しさがあって好きです。
くっついた後の後日談は、律が仲塚に実家やパーティーに招待されたり、射精を我慢させられたり…とラブラブ。
仲塚の母親や当て馬など、二人の関係を邪魔するキャラは多少出てきますが、大した波風は立ちません。
全体としては、シンプルな展開をキラキラセレブ描写と小ネタで盛り上げているような印象ですが、その装飾部分が魅力的で楽しく読めました。
鳥谷先生の作品、大好きです!!!
何といっても、攻め様はハイスペックな変態、受け様に一途、受け様は(実は美人なのに)自分に自信の持てないキャラ、受け様は攻め様が初めての相手(但し、女性とは致している場合あり。今作はそのパターン)、そしてハッピーエンドなシンデレラストーリー・・・と私の好きな世界が展開されているからです。
今作は、他の方も書かれているように確かに既存の作品からすると、確かに変態度も大人しめ、受け様の卑屈加減も低め、一週間の中で愛がはぐくまれていく・・・というお話なので、ストーリー展開も割とシンプルで、受け様が悶々とする時間も短めです。
そして、終始なんだかんだラブラブな2人の様子が綴られているという印象です。
なので、割と全体を通して幸せな2人を見守る・・・というような感じになっています。
そして、攻め様も受け様も、発言や脳内発言で私をくすくす、あるいは噴き出させてくれました・・・何度も・・・
また、受け様が先生として頑張る姿もしっかり書かれていて、この受け様自体、なかなか好感の持てるキャラになっているのではないでしょうか。
環境も、最初はミッション系の超名門男子校と、そこの迎賓館(にて、受け様と攻め様が夏季合宿中に宿泊している)での日々なので、なかなかに美しく、上品な環境でのお話ですので、読んでいて心地よいのでは・・・
カップルになった後は、攻め様が借りた古い平屋の日本家屋(文豪が住んでいた)が主な舞台。
ここでは、すぐ何度も射精してしまって、未だに上手くセックスできない受け様の悶々具合に、笑えます。本人は大変そうですが、コメディーの世界です・・・(笑)
こういうところが何とも楽しいです。
勿論、こじれちゃいそう・・・と不安になるエピソードも込められているのですが、それも案外とあっさり解決してくれて、逆に良かったです。
せっかく幸せそうな2人が、変にこじれたりするのを見ているのも辛い物なので・・・
個人的イベントですが『鳥谷さん読書強化週間』3冊目。
2015年発行の今作は変態度よりも『教師のお仕事』についてカッチリ書いてあって、萌えは少なめですが、お話自体には大層好感を持ちました。
憧れた末なりたいと思った職業と、自分に向いている職業って違いますよね。
それに気づいた時の律が、今までの考えに固執するのではなく、すんなりと柔軟に考えを変えていくあたりがとても面白かったです。
自分自身を見つめ直すきっかけが『中塚への恋を自覚したため』という所もいい。
中塚は『変態度』よりも『紳士度』が高い攻めさんです(鳥谷さん比)。
そういう意味では、笑う部分よりも甘々部分に比重が置かれているお話だと思いました。
『鳥谷さんを初体験する』のによろしいのでは?と思います。
ところで、2人の関係とは違う部分なんですが、このお話で一番スッキリした所を語らせていただきたい。
律の生徒でアニメ同好会所属の小鳥遊が、色々あった末、因縁の同級生に放った科白が格好良かった!
これ、多くの勘違い男性に聞かせたいと思いましたよ。
大人でも、この手の勘違いをしている男って結構いたりするからねぇ。
この部分は本当にスッキリする。
ご一読ください。
スケベな王子様と庶民の美青年のお話ですね。
体育座りそんなにそそるんだ!
あと受けの射精管理が!そんなに感じやすくてすぐイッチャってエッチがまともにできないなんて初めてでした。
ついつい一番印象的だったことを真っ先に書いてしまいました。
お話は攻めに一方的に一目惚れして人生を変えた受けと攻めが運命的な再会をし、受けが憧れが実は恋だったと自覚し片想いに切なく過ごす、でも攻めの恋人のふりで親に会う約束で予行練習で恋人のように過ごすというもの。
攻めへの恋心を自覚し夢だった弁護士になりたかった理由に気がつき諦める。また攻めの想い人が他にいて恋人になったと思い込み、もうドン底からの実は両思いでした!と。
なんかありがち?いや同じ設定はないでしょうし、ややこしいですが、どうも読みごたえが…。
その後最後の方で攻めの母に自分から攻めの為に別れてと頼まれ、もうページも少ないしどう解決するの?とのエピソードも、受けは退路を断って攻めに別れる決断をさせようとするも当て馬の機転と友情であっさり見破られて。え?こんなにあっさり別れないって。
そこからのお仕置きエッチは良かったです。やっと攻めも中でいけたしたっぷりできましたね。こちらもやっとできた!とホッとしました。
けれどなぜか目新しさというか新鮮さ読みごたえがそこまでなくて。
攻めがドスケベなのやセレブで美形なのは毎度のことなのですが。
あとイラストがどうも。
絵師買い。
でもこの時期の佐々木先生の画風は、表紙は綺麗だけど、
中の絵は余り趣味じゃなかった。少し雑。
法学部の実習で観た憧れの弁護士。その人にまた会いたい主人公・綾崎律。
主人公は、下町のガラス加工所を経営する家の次男。
不景気のあおりで実家の商売が一度破綻。
経済的な事情から、難関ロースクールに合格したけど断念。
家計を助ける為にアルバイトを掛け持ち。その後、ミッション系高校の教師に就任。
司法試験に再チャレンジしたいけれど、家族の理解を得られず、教職に就いたままだった。
夏休みに、理事長の親戚が代理でくる、
その人は、主人公がずっと会いたかった憧れのあの弁護士だった。
初めての出会いは、入浴後の素っ裸。
裸でいるのを忘れて、自己紹介しようとしたり、全体が、コメディ。
憧れの人・仲塚匡倫は聡明で、一枚も二枚も上手、
射精管理と称して、奥手の綾崎律は、呆気なく攻略されて落ちる。
ハピエン。
日常感と、つつましい可愛さとロマンチックがあるのが、ディアプラス文庫。そこにエロをプラスというのが、この鳥谷先生ではないでしょうか。
そのエロというのが、度を超した攻めのフェチズムというのが個性的で楽しみなのですが、本作は大人しすぎたかなぁ。
法廷で見た、名も知れぬ弁護士に憧れ、自身も弁護士を目指しながら、私立のミッションスクールの男子校で講師として働く律。自身が顧問のアニメ同好会の合宿のために、寮に泊まるつもりが定員オーバー。
律は、豪華絢爛なゲストハウス、マリア館に泊まり込むことになりますが、そこに理事長代理の仲塚も急遽、1週間滞在することとなり、思わずげんなり。しかし、その仲塚が憧れの弁護士で、同居生活はいかに!?というお話です。
律はとにかく真面目。弁護士になることを本命としながらも、先生業も一生懸命。自己評価低めの、早とちりのドジッ子タイプ。
仲塚はBLにありがちな王子様。少しずつ受けを囲い込み、どちらかというと少し腹黒タイプ。
ありがちですが、私は好みの設定なので楽しめました…が、もっともっと個々のキャラクターを走らせて欲しかったのです…。
とくに、鳥谷作品に期待するフェチズムや、王子様なのに”残念な”攻めというポイントが際立っておらず残念。カバー裏手に書かれたあらすじに、『スケベ紳士』とありますが、スケベ度も紳士度も物足りない。
お手軽に両思いが成立してしまったような印象も否めません。
また、舞台となる学園やマリア館、その後、移り住む日本家屋など、ロケーションの選択も素敵だっただけに、もっと画となる細やかな描写が欲しかったです。
ダンスシーンや外から聞こえる吹奏楽部の”ハレルヤ・コーラス”のBGM、外国のバスルームのエピソード、信仰に関してなども、もっともっと膨らませることができたのではないかと思います。
フックとなるロマンチックな要素が盛り込まれているのに、キャラクターも舞台もエピソードも生かしきれず、もったいない〜。
材料が準備万端、調理も悪くないのですが、煮詰め不足といったところでしょうか。
ただ、私は律が顧問をしているアニメ同好会所属の小遊鳥くんのキャラには引きつけられてしまい、もしかしたら、鳥谷先生自身もこの小遊鳥くんに思い入れがおありなのかな?そちらについつい、目がいってしまいました。
小林典雅先生と鳥谷先生には、ディアプラスの革命者として、読者をおどろかせていって欲しい存在。
ディアプラスらしさを大事にしつつ、読者を置いてきぼりにするぐらいの暴走で、新しい世界を魅せてください!
ミッション系のハイスクールが舞台ですが、カップリングは教師と弁護士です。寮が舞台の作品は大好きですが、こちらは寮でなく、生徒の合宿が行われている間、顧問として学園のゲストハウスに寝泊まりすることになってしまった綾崎が、理事長代理でやって来た弁護士の仲塚と同居生活を営むというお話。
綾崎は今は教師ですが、頑張って弁護士になる夢があり、仲塚は綾が弁護士を目指すきっかけになった人物だった…というかなり驚きの偶然から始まります。
二人はある取引を交わし、ここに住む間恋人のようにふるまうことになる…というもの。
鳥谷さんの作品を読む時は、攻めの変態的なところに期待してるのが半分だったりするのですが、仲塚はちょっとスケベな弁護士だな、というくらいでした。
ストーリーは、恋愛ものとしてはそこまで萌えず…^^;
綾崎の教師としてのお話も多く入ってるので、何を主軸にしているのかがいまいちピンとこなかったです。
綾崎が弁護士を目指すためにどんなに頑張ってるかが最初にしっかりかかれていて、この人すごい頑張ってるなあと思ってたのですが、仲塚に会ってから、実は自分は仲塚に恋してただけで弁護士という仕事場になりたかったわけじゃないんだ!と気づくのにはちょっと驚きました。
何年も苦労して勉強してお金を貯めて…なのに別に弁護士になりたかったんじゃないんだ、って…。
そこにはえ~てなったんですが、逆に教師という仕事を真剣に考えるようになる展開はよかった。ただ、出会いから同居がほんの数週間のお話だったので、生涯の相手だと仲塚が言うほどの感慨があんまり得られなかったです。
後半に出てきた当て馬的なキャラがいるのですが、あまりにさらっと終わってしまい、この当て馬的なキャラはなんだったのか?ちょっと勿体無いんじゃないかと思いました。
それと、佐々木さんの絵はとても好きなんですが、綾崎が仲塚と比べてどうも子供のように見えてしまい…。
表紙もそうなのですが、中の挿絵を見て、体格差も、綾崎が童顔すぎるのも自分の中のイメージにどうしてもマッチしてくれませんでした。
こればかりは好みですが、綾崎が教師という職業で、わりとしっかりしており、万引きの疑いをかけられた生徒のもとに駆けつけたりとなかなか頼れる大人という印象だったので、挿絵がどうみても子供のようなのが気になって気になって・・・。好みの絵柄なだけに残念でした。
表紙の少し企んだような微笑みに惹かれて手にとりました。
が、内容は全く違いましたね(苦笑)
場所と時は違えど、お互い一目惚れ同士、そんなに波はありません、
律(受)はノンケな為、仲塚(攻)は、一目惚れですが自分の恋愛対象は歳上で、律は対象外だから大丈夫と安心させ、律の就職とひきかえに自分の家族に偽装の恋人として紹介したいとお願いします。
その際、偽装がバレ無いように二人きりの時は恋人同士のように振る舞い…
と、なんだか先が読めてしまう展開で、色々と設定は魅力的なのですが、それだけで、設定を展開させる事も無く、あっさりと多分こういう展開になるんだろうな…
やっぱりね…
と終わってしまった感じでした。
途中途中で、話が膨らんでいきそうなエピソードがあるのですが、
あっさり解決したり、あまり大問題にならないので
最後までハラハラドキドキ無しのあっさりと言うより、少々物足りない感じで読み終わってしまいました。