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霊能力者たちの人気シリーズ第4弾!!
shugosha ga samayou kioku no meiro
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
楽しみにしていた、『守護者シリーズ』の最新刊になります。今回も、とても気になるところで続いていて、読み終わった時に悶えました。BL色は相変わらず薄いけど、シリーズ中で一番切なくて、キュンとなります。
前回、祟り巫女の呪詛返しに失敗した清芽たち。月夜野は生きた屍となって、凱斗は神隠しにあって。10日ぶりに無事に帰って来た凱斗に安心するも、なぜか清芽に関する記憶だけを無くしていたのです…。
再会を喜ぶ清芽に、凱斗は思い切り冷たくて。なぜなら、清芽と知り合う前の、人間不信な凱斗に変わっていたからでした。おまけに、祟り巫女の呪いは、呪詛返しに関わった全員に及ぼうとしていて…。
清芽と凱斗は、凱斗の記憶を取り戻すために。他のメンバーは、自分達や愛する人達を守るために。祟り巫女と、もう一度戦おうと決意するのです。
そして、凱斗の記憶が無くなったことで、明良の兄への想いも再燃します。父親に、凱斗なんか戻って来なければ良かったと告白する明良の、報われない想いに胸が痛くなります。
一方の凱斗も、記憶を無くしても清芽を放っておけなくて。
そんな2人の、清芽を巡っての火花を散らしたやり取りにハラハラします。
渦中の清芽は、どれだけ凱斗に冷たくされて傷ついても、今度は自分が追いかけると決めて健気に凱斗に尽くします。それが、明良のイライラに繋がるんだけど、そんな清芽の様子が切なくてたまりません。
祟り巫女の事件は何一つ解決してなくて、逆にますます謎が深まっただけの4巻、次巻ではスッキリ解決してること(&ラブ面での盛り上がりも)を期待したいです。
祟り巫女の事件と同時進行だった百物語は、今の時期にピッタリのホラーで、怪談好きなので楽しめました。
待ってました。守護者シリーズ最新刊!
前作がとても良い所で終わり、「早く続きを!!」
と思っていたらやっと出たという感じでした。なので前作の記憶が曖昧になっていた為、前作を読み直してから本作へ!
前作で呪詛返しに失敗し、主人公清芽の恋人である凱斗が恋人の清芽の記憶だけを綺麗に失い戻ってきます。
今作で記憶が戻り、祟り巫女との問題を解決してこのシリーズも終わりかな?と安易に考えていたら終わりませんでしたし謎も深まった所で次巻へ続く事に。当然凱斗の記憶は失われたままなので主人公とのラブは一切なく…。でも記憶を無くしていても清芽の事は気になる…的な記憶喪失展開にありがちなパターンでした。
今回物語の中で百物語が行われるのですが、それが物語と深く関わっている事が後半はっきり解ります。謎の登場人物も増え、また気になる所で終わっているので次こそは区切りの良い所で終わってくれればなと思います。
続き物なのと起承転結の「転」の位置づけなので評価は萌で
少しホラー色が強い(私の中では)ので苦手な方にはお薦めできないかもです…今回の百物語も読んでいてゾワゾワしました(><)
前作がどういう風に終わったのか曖昧だったのですが
とても読み返す事が出来ませんでした。怖いのが苦手で…
でも、早く続きを読みたかったのも本当なのですが…
今回も怖かったです。
始めから『百物語』で体が強張ってしまいました(泣)
しかもラブは無いし、新しい事実が次々と出てくるし
とにかく早く凱斗の記憶が元に戻って欲しいけど、明良の清芽に対する想いも成就という形にはならないとしても今の形では可哀想で不憫で…
それに、この祟り巫女の件が解決してくれないと、結果を早く読まないともう怖さ全開で今も背中がゾワゾワ…
自分でもこんなに怖がりと思わなかったです(泣)
呪詛返しの失敗という事件と清芽・凱斗・明良の関係がどんどん拗れて深刻化して行く巻です。
凱斗の記憶が清芽の部分だけすっぽり抜け落ちてしまったので、いわゆる『記憶喪失もの』的な切なさが充満していますが、そんなの吹っ飛ぶくらい怖いと言うか、気持ち悪いと思ったんですよ
明良の壊れっぷりが。
お話に挟まれる百物語の怖さや、その首謀者である『巫女の子』よりも、明良が執着によって壊れていく様が怖くて気持ち悪いんです。
そのあまりの精神的脆弱さ、自己肯定感の低さにも驚きますが、一番吃驚したのは凱斗が手を引かなければ自分は呪詛返しに協力しないと言ったこと。
……これ、もう既にダークサイドに落っこっちゃっているんじゃ?
実はス〇ー・ウ〇ーズの第一部のア〇キンを思い出しちゃったんですね。
あまりにも強い感情は、たとえそれが愛であったとしても、ダークサイドの入り口なんだよっ。
「愛ってどういうものだと思ってんの?」という言葉がぐるぐるぐるぐると。
『守護』の問題は自分が突き止めなければならないと清芽が気づいたところでとてもスッキリしたのですが、明良の不穏さに全部吹っ飛ばされました。