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dekiai ryujin to rinne no koi
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
表紙だけ見ると、総受けかと思っちゃいましたけど、題名通り、輪廻転生毎のそれぞれ攻様(*^^*)
始まりの恋は、竜神ヴリトラと、贄となったロカ。
ロカは、竜神を封じる為の呪と男と不運を呼び寄せる淫花の印を刻まれた上に贄にされる、という不憫でしかない受様。
健気で一途なロカを愛してしまっていたヴリトラ。
失ってから気付く、というか認めざるを得ない気持ち。
ロカが転生したら探し出し、今度こそ愛すると違う。
その後、2人は中世の廃太子リーアムと騎士アルラーンとして出会い。
次に、暗殺者の男娼アンジェロと神父。
ロカに施された呪のせいで、それぞれ悲恋を迎えてきた2人。
攻様の悲嘆とか懺悔とか大好物なので、切なきゅんです。
4度目の転生で、現代日本で学生の夏季と社長の桐生として出会い、愛人関係にある2人。
ここでようやく受け継がれてきた呪を解いて、不幸の連鎖を断ち切ることができて。
4組のカップル、それぞれのエチもたっぷりではありますが、それだけじゃない。
タイプの違う2人の悲恋の切なさを堪能させて頂きました(*ˊᵕˋ*)
表紙からマルチ恋愛かなと思いましたが、そうではなくて、転生する毎に龍神(の化身である攻めだけが相手です。
かわい先生作品鉄板のエロエロだけでなく、生まれ変わる毎のストーリーや、カプとして愛を思い出すまでの紆余曲折も描かれていて、飽きることなく各転生を読めました。
総受けの並みの色香で周囲を魅了しまくりつつ、最後まで結ばれるのは龍神だけという一途な設定も好感をもてました。
読み終わったら純愛ものだったのですが、作中では受けちやんは一体どんな無体な目にあってしまうのか!とハラハラするような
描写もあって、かわい先生の構成の上手さにやられました。
かわい先生の作品の中でも読み返し度高くなりそうです。
「男を惹きつける」と「自分を抱いた男を死なせる」という二つの呪いを無理やりかけられたロカは、竜神を殺すため生贄として捧げられます。
ロカは幼い頃に自分を助けてくれた竜神を愛していました。呪いによって竜神が死ぬことを恐れるロカでしたが、強力な神である竜神に呪いは効きませんでした。
嘗て助けたロカに裏切られたと勘違いした竜神は、ロカに酷く接します。それでも献身的に尽くすロカに竜神も少しずつ心を開き始めるのですが、ある日、贄が生きていることを知られロカは人間に殺されてしまいます。
生まれ変わるだろうロカを、竜神はずっと待ち探し続ける・・・というお話です。
ロカは生まれ変わる度に記憶を失くします。対して竜神はずっと覚えていて、姿だけ変えてロカの魂を追ってきます。
ロカ→リーアム→アンジェロ→夏季と転生を繰返すのですが、同じ魂でも生まれた環境で性格に違いが出てくるのが面白かったです。
そんな魂を探し出し愛し続ける竜神の一途さにホロリとさせられました。夏季の頃には、竜神もだいぶ悩んでお疲れ気味で・・・読み進めるうちに竜神に共感していて、束縛もしょうがないと思えました。
受はアンジェロが一番好きでした。転生を重ねても呪いは解けないままで・・・アンジェロの捻くれた性格も理解できて、切なかったです。
もっとガッツリそれぞれの生を語ってもらいたかった気持ちもありますが、1冊に(魂は同じでも)4CP分の話が入っているので、各話が少し薄いのは仕方ないと思います。
転生前の記憶を思い出し、その人格を今生の人格とどう折り合いをつけるか、という転生モノについてまわるジレンマも、ちゃんと回収されています。こういうのも有りだな、と思いました。
転生モノとしては軽めだと思います。
さらりと読めるけど、エロも満足。ちゃんと話も回収してあり、満足できる作品でした。
強い縁で結ばれた2人。現世で出会いながらも、いつも不幸な終わり方をしてしまいます。
お話は、転生して”再会”する2人を、設定を変えて何度も描くという形になっているので、短編を4つ読んだ印象です。そのせいか、1つのストーリーをがっつり読みたい人向きではないでしょう。1つの章が終わる度に、あ、また死んじゃうのね。。と段々読み疲れてきます。なんとなく3章で幸せになるのでは?と思っていた節があり、3回目に死んでしまったときはがっくりと膝をついてしまいました。。
しかし、神父と売りなど好みの設定はなかなかおいしかったです。
攻め様は竜神。強大な力を持っていますが、運命の相手をなかなか信じられず、ひどく接してしまう。最後にはハッピーになった2人ですが、ようやくか。。と若干おなかいっぱいでした。
正直な話、エロが読めればいいねん!
そんなノリでストーリーは期待してなかったというのが前提だったのですが
ストーリー構成がわりとしっかりしてて
素直に面白い!と言える作品でした
もちろんエロはつゆだく特盛。
オイシイヽ(=´▽`=)ノ
お話はと言いますと
不貞の子として産まれた受
いわれのない罪をきせられ
竜神の贄として献上されてしまう
あまつさえ竜神を殺すことをかせられて
しかし受は竜神に恩があり
竜神様を崇め慕っていた
竜神との出会い
どれだけ愛していますと伝えても
信じてくれず
これでもかと犯されても
受はひたむきだった
愛していますの言葉をひたすらに
でも人は儚き生き物
愛していますの言葉を残して死んでしまう
その時初めて竜神は受の言葉が本物だったと気づき〜なお話。
輪廻転生を繰り返す受を探し
愛していると伝え続ける竜神がいい!
大事にしたいと思う心と裏腹に陵辱系多くね?
と。。おもわなくもないのですが
巡ってめぐって真実の愛をーな旅が
面白かったです。
輪廻転生するたびに
性格も立場も置かれている状況もかわるため
バラエティに富んでたのも飽きず読めたポイントかなと思います
めでたしめでたし
が似合うほっこり作品でした
転生もの、竜神×生け贄の少年。
表紙を見たときは、受け1人に攻め4人の5Pモノなのかと思ってしまいました。これは竜神の生贄にされた少年が竜神と想い合うものの、想いを通じあわせることなく命を落とし、彼が転生するたび竜神さまが追いかけていくという話でして、表紙の攻めズはその時々の竜神さまの世を欺く仮の姿です。カップリングとしては、竜神×生け贄の少年、親衛隊長×王子、神父×暗殺者の男娼、社長×大学生という4組になります。
個人的に悲恋はあまり好きではありませんが、汚された受けが自害する展開萌えの属性を持っています。でも普通のBLで受けが自害しちゃったら話が終わってしまうのであまりそういう設定にお目にかかれず(そりゃそうだ)、今回図らずもそれが楽しめてちょっとうれしかったです。
私のイバラな萌え属性をさて置いても、一途で健気な竜神さまがとても萌えだったので、一般的にも楽しめると思います。受けは転生先それぞれでキャラが変わっちゃうのですが、最初の生贄・ロカくんが好みだったなぁ。
大好きなファンタジー+『溺愛竜神』の題名に惹かれて、手に取りました。
題名通りの、輪廻転生モノです。帯に『エロはじめました。大人の~』とあるように、かなりエロエロです。おまけに最初の頃に、プレイの中で蛇を使うシーンがあるので苦手な人もいるかも…と思いました。
私は蛇は平気でしたが、その後の受けに襲いかかる不運の数々が辛くて、読み飛ばしたくなりました。
お話は、母親のせいで呪いをかけられた息子・ロカが竜神のヴリトラと愛し合うけど、呪いのせいで短命なロカを幸せにすべくヴリトラが追いかける…という感じです。
最初の呪いから理不尽さを感じてモヤモヤしました。母親が国王を誑かして逃亡したので、その罪を息子に償わせると、竜神の生贄にすることを決められるのです。それは、男を引き寄せる体にして、ロカを抱いた者は死ぬ(生まれ変わっても未来永劫続く)という呪いです。
そのロカを使って、天変地異を起こしている竜神を殺そうと目論むのです。
だけど、子供の頃竜神に助けてもらったロカは、ヴリトラを殺したくなくて…。ロカが呪われた体になって自分を殺しにきたことなどお見通しのヴリトラは、昔助けて気に入ってたロカに裏切られたと怒りや悲しみを露わにします。
ロカは誤解を解こうと努力するのですが、この時のすれ違いが切なくて。やっと2人の想いが通じ合いそうと思った時には、ロカに悲劇が襲うし。
人間に裏切られて、なかなかロカの愛情を信じられなかったヴリトラが、ロカを愛してロカの愛を信じられたのは、ロカが命を落とす時でした…。
その後ロカは3回輪廻転生をして、死ぬ時に飲まされたブリトラの鱗のおかげでブリトラに見付けてもらうんだけど、最後の日本人に生まれ変わるまで幸せになれなくて…。ブリトラへの愛情を自覚すると非業の死を遂げる…という過酷さが辛かったです。
でも、だからこそ、最後の転生の時の、夏季(ロカ)が全てを思い出してからの、全てのロカ(の生まれ変わり)が幸せになった姿を見れた時には感動しました。
4回目の人生で忌まわしい呪いを解くことができて、やっとやっと幸せになれた2人にキュンキュンしました。
題名の『溺愛』から想像した甘いモノじゃなかったけど、悲恋を乗り越えたからこそのハッピーエンドに萌える1冊でした。