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欲望渦巻くカジノに花開いた純愛
jounetsuteki na koi no deal
2015年刊。
ラスベガス・カジノビジネスで成功を納めている世界的経営者の御曹司攻め×ギャンブルを毛嫌いしている国家公務員の堅物美人受け。
日本からカジノ招致目的で訪れている視察団の一人である十樹(とおき)は、偶然出逢ったカジノのディーラー・顕成(けんせい)に心奪われ、何かにつけて彼を思い出す。
それは相手の顕成も同じで、初対面からの十樹へのアプローチは口説きが甘ったるく押しが強い。
短期間で距離を縮めようとする中、途中であらぬ誤解が生じるが、巻き込まれたトラブルが上手く解決したうえで意地を張っていた十樹が告白、めでたしめでたしといった流れだ。
エッチシーンは多めで、十樹に思いがけないスパイの疑いが掛かっての取り調べエッチなんてのもある。
話全体は甘々なのでサクサク読めたが、もの足りない点もあったかな。
ギャンブルを毛嫌いする十樹の考え方の軟化よりも、とにかく顕成の華やかな描写が目立った。
容姿の端麗さ、父親の元でホテル・ゴールドで総支配人を務めつつディーラーとしての腕も超一流、またラスベガスの影・悪い噂を払拭したいと父親と共に頑張る姿はまるで王子さまのようだった。
一方、そんな彼に見初められた十樹だが、顔立ちが整っているとはいってもか細い容姿にメガネというキャラがか弱い女子のようだ。
慣れないラスベガスの地とはいえ、何かと顕成に手助けしてもらわないとならない描写が歯痒かったかな。
十樹には父親がギャンブルにのめり込んだ末に母親に借金を肩代わりさせた過去の怒りがある故に、嫌悪感の軟化は厳しいのは仕方がないかもね。
ただ、カジノゲームでの場面での、彼の名前にちなんでのルーレットの"黒・10"ジンクスは結構洒落ているなと思った。