背中合わせに恋してる

senakaawase ni koishiteru

背中合わせに恋してる
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×22
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
2
得点
11
評価数
4
平均
3 / 5
神率
0%
著者
髙月まつり 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
明神翼 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784576151267

あらすじ

俺が先生のこと好きになったらどうすんだよ
装丁家を目指す勇生は、イケメン売れっ子作家の皆沢の家に住み込みで働くことに。しかし、彼から思わぬ恋愛相談を受けて…!?

「勇生は意外とエロい子だったんだ」――装丁家を目指す勇生は、大ファンのイケメン売れっ子作家・皆沢の家に住み込みで働くことに。しかし、彼から思わぬ恋愛相談を受ける。それは、皆沢が同性に恋をしているというものだった。悩む皆沢のため親身に相談にのる勇生だったが、寝ぼけてファーストキスを奪われたり、デートの予行演習で手をつないだり、果ては敏感な乳首を弄られて…。

表題作背中合わせに恋してる

30歳,イケメン売れっ子作家
21歳,装丁家志望のハウスキーパー

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数2

一人コントの応酬が楽しいドタバタコメディ

高月まつりさんの本は個人的に当たり外れが大きいのですが(すみません!)、今回は当たりでした!

イケメン売れっ子作家だが生活能力ゼロの皆沢(攻め・三十路)。
彼女に「顔だけ男」とフラれ、散らかり放題の家を何とかするため住み込みのハウスキーパーを募集する。
やって来た装丁家志望の勇生(受け・21歳)に一目惚れするが、男相手にどうアプローチしていいか分からず右往左往…という話。
攻め受け両視点で展開されるドタバタ系コメディです。

攻めの皆沢、とにかく勇生にメロメロで、彼の一挙一動に内心(時に声に出して)萌えまくってるのが面白いですw
若い同性の子に片想いしてるんだ~、なんて相談したら、何も知らない勇生が励ましてくれて、キスの練習台にまでなってくれて嬉しいけどフラれるのが怖くて告白できないというヘタレぶり。
その一方で、見かけによらず頼りない自分をアピールしてギャップ萌えを狙おうなんて強かな一面もあり、年上攻めらしい余裕やカッコよさもたまに感じられるのが良かったです。

受けの勇生は、働きながら夜間美術学校に通う努力家で、皆沢の作品の大ファン。
憧れの作家の部屋のあまりの汚さに衝撃を受け、思わずタメ口で説教してしまう等、いい子だけど結構遠慮のない性格です。
皆沢の大人の色気にドキドキしつつも、恋愛経験がないためこれが恋なのか分からず…という素朴で可愛らしい一面も。

くっつくまでのドタバタメインの話なのでエロは少なめですが、ラストのHシーンも甘くてコミカルで楽しめました。
後ろをバイブでならそうとする皆沢に、初めてでメカなんて入れられたくねぇ!と啖呵を切り、ぶっつけ本番に臨む勇生が男前でした☆

皆沢の悩みを聞かされる友人作家など脇役もいいキャラが多く、小ネタもなかなか面白かったです。
遊園地の名前がムッヒーランドなんて、そこにいるキャラクター絶対可愛くなさそうw

あまり期待せず手に取ったら思いの外面白かったので、おまけして萌×2で♪
高月作品特有のテンションの高さが苦手でなければ、おすすめの一冊です。

5

色ぼけた攻めと口悪い受け

人気作家×住み込みで雇われたハウスキーパー。

視点は交代制ですが、主には作家攻めの視点です。(裏表紙のあらすじは受け視点だったのに騙された感が…)
ノンケでイケメン作家のためモテモテで、数ヶ月前まで同棲していた女性の恋人がいたのですが、出ていかれてしまったためマンションが汚部屋になり、住み込みのハウスキーパーを募集します。そこに応募してきたのが、夜間の美術学校に通う受け。
初顔合わせの時から受けを気に入った攻め、ノンケのくせに一目惚れしてしまい、いろいろ回りくどい方法で受けを落とすべく口説き始める、という話です。

受けの素の口調があまり好みでなかった。べらんめぇすぎるし、部屋が汚いって初対面の攻めをさんざんこき下ろすし、目上に対する(しかも大ファンの作家に対する)態度としては許容範囲外くらい。攻めが鷹揚に許す人なのだけど、受けに惚れた欲目でいろいろ見えなくなっちゃってるんじゃ…と思ってしまった。まあ性格自体はすごくいい子だし、攻め自身がいいんだからそれでいいんだろうけど。そもそもハウスキーパーに雇われてて家事が仕事なのに、部屋が汚いのを怒るのはなんか違うと思うんですよね。

9歳も年下の男子に惚れちゃって、友達作家に相談したり、策をこらす攻めが面白かったです。何の事件も起きない、くっつくまでのドタバタしかない作品です。そういうのが読みたい時には良い本だと思います。

2

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