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yotsugi no ouji ni aisarete
若月さんお得意の、大好きな溺愛モノです。最初から最後まで甘々で、胸焼けしそうな感じが良かったです。若月さんの作品はパターンが似てるのが多いんだけど、この甘さが癖になって新刊が出ると読んでしまいます。
今回は、第二王子と姉の結婚式で出会った、第一王子・ブラッドリーと侯爵家の次男・アリステアとの外国モノのラブストーリーです。
初めて顔を見た時から一目惚れだった2人。
最初こそ、アリステアは王子様との身分違いの恋に悩むけど、アリステアにベタ惚れなブラッドリーが「引き離されたら国を滅ぼす」宣言をして周りに文句を言わせません。そして、じわじわと周囲にアリステアの存在を認めさせていきます。
途中、王子の妻の座を狙う母娘からアリステアが命を狙われる場面があるけど、ブラッドリーが颯爽と現れて助けて、ブラッドリーの深い愛の前では障害にもなりませんでした。
いつもの若月さんに比べたら、ブラッドリーのアリステアへの甘やかし度が少なかったように感じて、年の差を生かして猫可愛がりしてほしかったかな?と思ったけど、無邪気な愛され小動物系な受けと腹黒で全てが王子様だった攻めの組み合わせに癒されます。おまけに、ブラッドリーがアリステア以外には硬派なのと、アリステアに付ける護衛にまで嫉妬してるのが好きでした。
全てがうまくいきすぎてて、先の読める展開ばかりで、気になる事がそのままになってることもあり、評価としては微妙です。
アリステアとブラッドリーの2人のあまあまなこのお話は、読んでいてどんだけ見せつけてくれるんだよ!と、溺愛ってまさにこれなんだな、と思いながら読み進めていました。
ただ、本当に先が読め過ぎる展開ばかりなので少しハラハラ感もドキドキ感もなく物足りなく感じています。
「ああ、この人が悪役に回るんだな‥」とか、「この人が何かして2人の関係に変化が起こるんだろうな」とか‥。
あとは、最初しか出てこなかったアリステアの家族は結局2人を認めているのか、アリステアの視点のみで展開されていたのでブラッドリーはここではどう思っていたんだろう?と、気になるけど分からない場面が多々あり、結局2人は世間に認められて幸せになったのかな?とか‥。
あとは、大切にしたいのも愛しているから相手を思いやっての事だともわかるけど、やっぱり夜のお誘いはブラッドリーにしてほしかった!
最初も2回目もアリステアからって‥ただのヘタレなのでは?と疑ってならなかったです(^ω^;)
全てが中途半端なのでもやもや感が残る本でした。
でも、溺愛もの一途ものが読みたい方にはオススメの作品です。