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kien aien shukuen no
某村落を代々統治する一族、紫尾家。
紫尾家の下男・隼人(攻め・17歳)は、若き当主・良香(受け・11歳)と惹かれ合いつつも上京。
9年後、会社を興し成功した隼人は新宿のゲイバーで働く良香と再会するが、「お前など知らぬ」と拒絶され……
あらすじから、身分差両片想いドラマ、又は平成の八墓村のような閉鎖社会サスペンスを期待しましたが、残念ながらどちらも期待外れでした;
隼人視点で進むのかと思いきや、再会後すぐ良香視点に交代。
早々に隼人に素直な気持ちを打ち明け、物語序盤でラブラブになってしまうのが拍子抜けでした。
良香のため指をも詰めようとする隼人の肝の座りっぷりや、良香の天然誘い受けぶりは楽しめますが、隼人視点に統一して、もう少しすれ違い期間を延ばした方がドラマ的に楽しめた気がします。
この作品の本題は、良香を村から追い出した叔父との対決、そして隼人の出生の秘密にあるのですが、後者はともかく前者はご都合主義な点が目につき、ややリアリティに欠けました。
前時代的な村社会に現代のテクノロジーを駆使して挑む、というアイディア自体は面白いのですが、隼人を襲ったあと携帯を奪わない敵たちは詰めが甘すぎるし、情にコロッとほだされる叔父も悪役としての魅力に欠けるため、さして盛り上がらず……
隼人の出生の秘密についてはドロドロでホラーじみた怖さがあったので、こちらをメインに話を展開した方が面白くなった気がします。
ラストはハッピーエンドですが、そこに至るまでの良香の心情(村への愛着又は自由への憧れ等)が殆ど描かれていないため、カタルシスも然程なく。
好きな人について行くのも一つの決断だとは思いますが、今一主体性に欠け、魅力を感じにくいキャラクターでした。
すみませんが中立評価とさせて頂きます;
Krovopizza
ココナッツさま
こんにちは、お久しぶりです(*^^*)
そうなんです。私ももう少し古風でおどろおどろしい話を想像していたのですが、読んでみたら以外と現代的な話でビックリでした☆
ドロッとした部分もあるにはあるんですが、舞台が東京に移ってるせいもあり、思ったほどは…って感じでした。
コメありがとうございます。
私もココナッツさまのレビューいつも楽しみにしておりますよ(ノ´∀`*)
ココナッツ
Krovopizzaさま
こんばんは、Krovopizzaさま。ご無沙汰しております(*^^*)
どなたかレビューして下さらないかなあなんて思っておりましたら、Krovopizzaさまが!ありがとうございます(*^m^*)
今城さん、嫌いではないので気になっていたのですが…そうですかあ。
あらすじを読んでいた時は、横溝の世界のような感じなのか?禁忌?禁忌だよね!なんて思っていましたので、レビューを拝見しましてビックリ!
ベタでも良いので村社会のドロッとした感じならば良かったのになあ。