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goukanjo
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
…な~んて言いつつも、『強姦島』を読んだ勢いでこちらも電子書籍をぽちっとな!!
2015年刊。
前回でもう終わりかと思われていたトンデモ強姦サバゲ―が、新たな好色家によってまさかの復活!!
更に前回からのルール改正で、参加者には帝王・騎士・下僕の役割が与えられ(この役割はくじ引きで毎日変わる)、行動するのに昼時間と夜時間の区切りがある、点数の配分変更、優勝者以外にも賞金が出る…と、ゲーム内容もパワーアップされている。
そんなサバゲ―に、今回の攻め受け・鳥羽と弓弦の他に前回も参加していた西園寺、新たなダークホースモブ・山口が加わって開幕するのであった。
見知らぬ他人を積極的に襲う行為に相手の裏を掻く知恵も必要な状況で、覚悟が足りないまま参加した弓弦は点数を稼ぐどころか他の参加者に幾度も襲われそうになってしまう。
その度に鳥羽に助けられる様子を見ると、この二人が高校時代から事あるごとに何かと張り合っていたライバル同士には見えない。
今回も突っ込み処はあれど、先に挙げたルール改正でバトロワっぽさは薄くなったかな?
(どうだろう(´・ω・`)?)
弓弦の貞操を守る為に鳥羽が懸命に立ち回るってのもあって、前回同様にモブが絡んでくるエグさも抑えられている。
(ホントは弓弦は一度だけモブにやられちゃってます…)
最大の突っ込み処はこんなリスキーな状況の中で二人が『ずっと好きだったんだ!!他の男とセックスするなんて耐えられない!!』って展開である訳だが、この都合良さがないとトンチキを愛でる余裕が無くなってしまうんだよね。
『こんなエロゲー嫌だ!!』なんて言いつつも、結構ノリノリで読んでいた自分だった。
実は密かにシリーズ化してほしいな…な~んて思っているが、あと舞台に出来そうな場所って何処だろうね(笑)
島の次は城。『強姦島~あえぐ夜~』のスピンオフです。
今回主役の二人は、同級生。
友達、と呼ぶには遠く、ライバル、と言うには甘さがある、なんだかんだと張り合い続けている二人。
やさぐれた感じが漂う鳥羽を心配半分、鳥羽が他の男に触るのが許せない半分…勢いでゲームに参加した弓弦。
参加したはいいが、いささか甘い!
ゲームを甘くみていた弓弦は初っぱなから餌食になってしまいます。
と、そこに登場するのはもちろん鳥羽。
ピンチの弓弦を助けるのです。
今回も、『強姦』なんてありますが、ゲーム感が漂ううえに、悲壮感もないので、痛々しくはないです。
ただ、『強姦島』とは違い、弓弦はハメられちゃうのですが…。
うん、カップルが他の人に手を出す、出されるが無理な方は要注意です。あ、タイトルの時点で回避するかな…。
学生時代から鳥羽と張り合い続けているわりには、弓弦はあまちゃんな印象。
もうちょっと、ゲームを上手く使って回避したり大立ち回りするなど、あっと言わせる展開があったら良かったのになー。
けど、好きな人のためにがむしゃらになる様子は好きです。
鳥羽は気が気じゃなかっただろうなぁ、弓弦の危機感のなさが(笑)
書き下ろしの『家族記念日』がとても可愛らしくて。
二人の幸せっぷりにニンマリしてしまいました。
女王様、西園寺。
今回もご出演お疲れ様です。
あなたが主役のお話、ぜひ読みたい。
西園寺が主役でスピンオフ出ないかなー。
前作「強姦島」のスピンオフです。
表題作と、後日談的SSが収録されています。
前作で一時解散していた強姦ゲームですが、新しい変態金持ちが復活させたという設定で始まります。
弓弦(受け)は学生時代から片思いしている鳥羽(攻め)が強姦ゲームに参加すると聞き、鳥羽に抱かれたい弓弦は自分も参加しますが…。
ルールが変更となっています。
参加者が13名の美丈夫であるのは同じですが、今回は優勝者だけでなく、それぞれのポイントに応じて優勝者以外にも賞金が与えられます。
また、二十四時間でなく、ゲームは夜だけ行われます。
大いなる変更点は、朝に引いたタロットカードにより「皇帝」「騎士」「下僕」で夜時間の犯す、犯されるの役割が決められます。
弓弦は初日からただ一人の「皇帝」になって皆に襲われる立場になるのを、鳥羽が助けてくれます。
序盤から予想していたとおり、二人は両思いで、弓弦の窮地を鳥羽が救うといった具合でした。ただ、弓弦は鳥羽以外の男に挿入される場面がありますので、苦手な方はご注意ください。
前作のように、主催者がオークションを始める、攻めが潜入捜査だったというどんでん返しがない分、地味なラストではありますが、その分二人のラブっぷりをSSで補充しています。
なお、前作のキャラとして西園寺が登場しています。その辺りのリンクっぷりはちょっと面白かったですが、イラストには登場していないのがちょっと残念でした。