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hanamarubunko otameshiyomi magazine
個人的には、スーツに萌え属性はありません。
ただこのセレクションは初読み作家さんがいらして、楽しみにしておりました。
しかしこの中には幾つか元カノ描写がある作品がありまして、わたしは女子が出ていることをまったく気にならない人間なのですが、そういう描写が少しでもあるのは嫌という方も少なからずいらっしゃると思いますので、お先に書きました。
そしてスーツというからにはオフィス物?という期待は、持たれない方がよろしいかと…
★朝日奈れんさん『対価交換はキケンな香り』
→こちら、比較的新しい作品です。が、しかしどこか懐かしい雰囲気が…イラストのせいかな?
初めてできた彼女に結婚するからと言って振られた受けが、傷心旅行(本当は彼女と行く予定だったのに)で行った南の島で出会ったのが攻め。
そんな具合なので、お試し読みの段階ではどの辺りがスーツなのか不明でした。
★天海美冬さん『科捜研の恋人』
→刑事×科捜研技師という、これまたスーツとどの辺りが被るのか良くわからない作品。
刑事だから、スーツなのかな?うーん。
舞台は鎌倉で受けがツンな男前(性格)、攻めはガタイの良い(元警備部)真っ直ぐなタイプです。
★小川いらさん『誰よりも大切な人』
→小川さん、しっとりした作品は好きです。ただこちらはコメディちっく?
医師と小学校教師という組み合わせで、過疎が進む島が舞台。新しく島へやってきた医師に諸手を挙げて歓迎しようとしたのも束の間、来たのは強面の粗野な男で…スーツは?
★鈴木あみさん『夜の帳、儚き柔肌』
→これ、鈴木さんの『花降楼シリーズ』の一つですね。この花丸文庫の無料版ではよくこのシリーズは登場いたします。
ただ廓が舞台なので仕方ないとはいえ、とにかく受けが不幸で健気で、自分に価値を見出せないというパターンが多いです。
この試し読みの限りでは序盤だけですからもちろん幸せになんてなれないので、読んでいて若干落ち込みます。
ただこれは攻めがなにやら王子様ちっくで、気になります。でもスーツはどこに…
★いおかいつきさん『24パートナー』
→探偵事務所で働く30代の二人。タイトル通りパートナーで、危ない仕事ばかりを扱っています。
出だしは暴力団絡みで次は元大臣関係と、序盤からなかなかに派手な構成でした。