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hanamarubunko otameshiyomi magazine
こ、これは!
こんな名作がまだまだあったとは!
この世界、深い、深過ぎます。花郎さん…すごいの一言。
★バーバラ片桐さん『無敵のまなざし』
→高久さんのイラストとバーバラさん…初めて見ました。しかし表紙の受けの表情良いですねー!
高校生同士で、斜め上の執着型攻め。貸した体操着は洗わないで返してってところも変態(苦笑
受け自体も恋愛感情ではなくとも攻めの恵まれた体格に憧れていたり、作ってくれたお弁当を一緒に食べたりとまあ本当は惹かれてるのねえという可愛らしい感じです。ただ、攻めの口調にクセがあるのがわたしには無理でした。
★花郎藤子さん『恐怖の男たち・1』
→表紙だけは存じておりました!とにかく気にはなるけど手が出せないという作品だったのですよ。
だってこれって90年代(同人誌では80年代発行)の作品ですよ、JUNE系ですよー。
絶対!痛いよきっと、痛いよ…と思うと。でも良い機会なので読んでみました。
最近のBLは三人称受け視点が多いと思うのですが、この作品は三人称神視点かな?一般の小説では今も多いですね。今のBLではほとんど見ませんが。ただそのせいか、受け攻めどちらかの思考に引きずられることがなく公平な気持ちで読めました。
そしてそして!すんごい良かったんですよ!素晴らしい(序盤しか読めませんが)!試し読みが終わらないでくれと祈りながらページをめくりました。
これは確かに男×男なのでしょうが、もうBLという枠ではありません。恐るべし(驚
戦場を渡り歩く傭兵の話なのですが、こんなの読んだらこれ以後同じような設定の物が読めなくなってしまいそうです。
主人公の受けはアイデンティティーを持たず、自分の中の価値観はすべて攻め基準。命さえも。
あー、彼のその何もない、ある意味無垢なところがひじょうに魅力的に書かれております。そして攻めであり、受けの相棒がまた男臭くて大人で堪りません!
でもねえ、この作品三巻完結なのですよ。この序盤だけでも怪しい香りがぷんぷんしておりますので痛みと背中合わせでしょうから、買って読み切れるか…迷います。でも、すんごいいいところで終わっちゃってるんですよー!悶えました。
調べたところ、同人誌から商業誌となる際にかなりカットされたということです。特にベッドシーンが!なぜだ!
同人誌の方が読みたいけれど…もう今更手に入らないよ(涙
そして他には…
★バーバラ片桐さん『君だけの独占契約』
★藍生有さん『愛に揺らぐ双つ翼』(他のお試しにも収録されております)
★水島忍さん『ホームステイの王子様』
の三作品が収録されております。
や、この三作品が悪いわけではないのです。
ただ!花郎さんの作品の後には残念ながら軽すぎました。
もう少し順番を考えてくださいよ、花丸さん。
これは完全に編集ミスです!