恋狐の契り

koigitsune no chigiri

恋狐の契り
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×25
  • 萌7
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
52
評価数
15
平均
3.5 / 5
神率
13.3%
著者
渡海奈穂 

作家さんの新作発表
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イラスト
兼守美行 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
シリーズ
恋狐の契り
発売日
価格
¥620(税抜)  
ISBN
9784829625965

あらすじ

遠縁だという東吾に惹かれる理也。彼の役に立ちたくて、謎の修行にも耐えてきた。そんな時、東吾は狐使いで、理也は彼に拾われた狐だと知る。狐としての記憶を失った理也を、東吾はずっと守ってくれていたのだ。いっそう東吾への想いを強くした理也は、狐の力を顕現させて彼と契約したいと願う。なのに、接吻けで力を分けてもらっても体が熱くなるだけ。恋しくて泣きたくなるほど東吾のものになりたいのに、なかなか契約の徴は現れず…。

表題作恋狐の契り

23歳,狐使い家当主
高校1年生,竹葉家に仕える狐

レビュー投稿数3

ケモケモ狐はやはり最強

健気で一途過ぎるケモケモ理也くんは最強に可愛いです。
東吾の優しさや温もりに思慕を募らせて、東吾の為だけにありたいと願う理也が本当に可愛くて切なくてキュンとしてしまいます。
狐使いとその家に仕え暗躍する狐達、使役する側とされる側にはやはり蟠りや均衡のとれない存在価値があって、それを考えると心が痛みます。
無理矢理にそれを強いるとなれば尚更、切ない。
悪役的存在の狐も実は可哀想な立場なんじゃないかな…。
理也と東吾の間には、それが存在しないのが救いでした。
東吾の為に、とひたすら強く思う理也の一途さ、使役する狐としてじゃなく理也を大切な恋人として想う東吾の優しさに癒されました。
羽織を着て刀を持つ東吾はむちゃくちゃかっこよかったです。
東吾と理也の契りによって、今までの狐使いの家系と狐達の関係がとても良いものにかわるのではないかなと感じました。
スピンオフでもなんでもいいので東吾のお嫁さんになった理也が見てみたいです。
きっとすごく可愛い花嫁ちゃんなんだろうな。
とても可愛いケモケモに癒されるお話でした。

4

平成狐合戦

狐のBLだというので手に取りました。
渡海さんの作品は初めてです。

やっぱりもふもふは正義です!健気で初心な狐の受けが大好物です!
この作品で私が一番萌えたのは
“耳をもぐもぐ”のシーンです。
東吾が理也の耳をもぐもぐしてるシーンの可愛いこと可愛いこと。

周りの人に無関心で、無気力な男子高校生理也が唯一心を開くのは遠縁だという東吾。両親事故で亡くなったと聞かされている理也には、過去の記憶がない。
そんな理也は一年に一度、東吾に会えるのを何よりも楽しみにしている。そこで、彼は辛い仕打ちを受けなければならなかった。なぜなら人間として暮らしている理也の本当の正体は狐で、東吾は狐使いの当主だったから。
理也は大好きな東吾と契約を交わし、一刻も早く彼の狐となりたかったが、なかなかその徴が身体に現れない。

ストーリーも、受けの理也も、設定も私好みだったのですが、挿絵がちょっと私の好みではなかったのが唯一残念でした。

1

一途過ぎる狐ちゃんにキュン

健気な狐と狐使い家当主との、ケモミミと一途さが可愛いラブストーリーです。拾ってくれた狐使いの東吾が大好きで、使役される狐として契約してもらおうと頑張る、理也が本当に可愛くてキュンとなります。

理也が夏休みに行く田舎には、実は狐の里があって。狐使い家の東吾の家系の人間が仕事をする時に、使役させられていたのでした。
そして、理也は、子供の時に衰弱していたのを東吾に拾われて、手厚く看病されて命を取り留めたという経緯があったのです。
でも、理也は最初、そういう記憶を全て失っていて普通の高校生として過ごしていました。ただ、東吾のことだけが大事で。だから読みながら、理也と一緒に謎を解いていくような感じでドキドキします。

理也の出生の秘密とは?なぜ東吾と契約できないのか?
辛い修行や、周囲の人たちの冷たい態度、東吾以外の人との契約の徴の出現…。
色々な困難が理也にやって来るけど、いつでも東吾が一番だという気持ちが変わらなかったのが萌えます。おまけに動揺すると、ケモミミとシッポだけを出しちゃうのも可愛くて悶えます。
一方の東吾も、最初は冷たい人かと思ったけど孤独を抱えていて、その孤独を癒してくれた理也に対する愛情は誰よりも強くて。他の狐たちの立場も守ろうとする、優しい人柄も好きでした。おまけに、使役の狐じゃなくて、理也は恋人だと言い切ったのも萌えます。

結局最後は、花嫁修業を頑張ることになった理也。可愛い狐の花嫁さんが見れるのも近そうで、その後が楽しみな結末でした。

11

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