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sabaku no otokomiko
伝説の男神子に選ばれた大学生と、そんな伝説は信じていない王子様との、天然・健気さにほだされる、砂漠で繰り広げられるラブストーリーです。
考古学が大好きな大学生の睦月は、運命に導かれるようにムアンミル王国の遺跡発掘にやって来ます。そして、一人居残って作業をしていると、新たな通路を発見したのです。嬉しくて興奮しながら通路を歩いていくと、祭壇の前でこの王国の第三王子・ハイダルと出会います。
神子が現れたと喜ぶ家臣と、イヤそうなハイダル。王様やハイダルの兄弟たちは、睦月にゆっくり滞在してほしいともてなすのに対して、ハイダルだけが睦月を日本に帰そうとします。
実は、この国には、何人も王様の息子がいる場合には、神子が目の前に現れた王子が次の王様に選ばれる…という伝説があったのです。そして、神子の証と言われる蝶のアザも睦月にはあって。そのおかげで、ハイダルが選ばれる証明になったのだけど、実力で選ばれたかったハイダルは睦月の存在が邪魔で(本心は、睦月をそんなゴタゴタに巻き込みたくなかったのもあるけど)…。
だから、睦月を日本に帰したくて、神子を証明するためだと口実を付けて、睦月に試練を与えます。でも、天然な睦月は、全部ハイダルの優しさだと思って、健気にハイダルのためにどんな試練も頑張るのでした。
そんな一生懸命な睦月に、ハイダムもほだされていきます。
睦月を狙う長男の王子が登場したり、ハイダムの嘘の試練が睦月にばれたりと、2人の仲はなかなか上手くいかないけど、最後は神子はいらないけどお前は必要だと告白してのハッピーエンドでした。
面白かったけど、ハイダルの気持ちが伝わりにくかったのと、砂漠の中で脱水症状で倒れるほどの試練を与えるのはやり過ぎじゃないかな~と思って、その後の萌えが半減したように感じました。
でも、おもてなしと称して、童貞の睦月にローターやディルドを使用する場面があるんだけど、気持ち良くて喜んでる睦月がハイダルにも同じことをしてあげようとするのがおかしかったです。慌てるハイデルに、天然は最強だと思いました。
そんな睦月の一途さに、キュンとなったお話でした。