条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
我が花嫁よ、私を追いかけて来い。
seiyaku no aobara
ファンタジー大好きで、吸血鬼ものが大好きで、手に取った作品です。吸血鬼とヴァンピールの、成就するまでの百年にも及ぶラブストーリーです。
吸血鬼の始祖に捧げられる花嫁になるためだけに、母親が吸血鬼に犯されて誕生したシグルド。せめてもの意趣返しと、母親が男子を望んだので、花嫁ではなく敵の退魔師として誕生します。そのため、敵として吸血鬼の始祖のグラーフを追うのが、シグルドの指名となって生きていきます。
一方のグラーフはシグルドの誕生に駆け付けた際に、目をそらさないシグルドを気に入って、わざと自分を追いかけさせて喜んでいます。
でも、退魔師として働くシグルドの危機には必ず駆けつけて助けてくれるグラーフに、いつしかシグルドの孤独も癒えて惹かれていくのを感じます。だけど、吸血鬼になる勇気はなくて…というお話です。
途中まで面白かったんだけど、追いかけて戦って…の繰り返しに少し飽きてしまいました。
でも、無事に結ばれて魔界に帰ってからの、夫婦のような会話はコミカルで微笑ましくて面白かったです。
百年越しの両片思いとファンタジーが楽しめる、そんな1冊でした。