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tsuki ni sumu oni
私の中での鬼祭り開催中です。
第2弾としてこの作品を。
怨霊退治BLってあまり無いんですがこれはベスト作品ですね。皆に読んでいただきたい。
とにかくイラストの高橋悠せんせのイラストが本当に色っぽい。それを見るだけでも価値があります。
このお話は、ホラー作家の広瀬直人(攻め)と浄霊を生業とする八鬼周(受け)の大人のもだもだ年下攻めラブストーリーです。
最初は浄霊後の周の身体を沈める、身体だけの関係だったんですが・・・。
とある事件をきっかけにお互いを意識しだす。ある意味王道ですよね。
ここからネタバレ注意報です。
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周は鬼の末裔で短命だそうで、直人と付き合うことにそこが引っかかっているみたいですが、直人はそれならそれまでずっと一緒に居ようと周に言うのですがそのシーンがすごくジンと来ました。
この作品シリーズ化して欲しいな~と思いました。しないかな?
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設定に惹かれて、手に取りました。ホラー小説家の直人と除霊を生業とする悲しい宿命を背負った周の、体から始まる怨霊退治系BLです。
直人は、小説家としてデビューするまで、色々なアルバイトをしていて、そのアルバイト時代に周と知り合います。
周は、銀髪で、誰もが振り返る美形で、関西弁が色っぽいです。除霊を生業としているけど、それには悲しい生い立ちがあって、そのことで世捨て人のように生きてきたのです。
それが、不本意ながら周の体質で、体から始まった2人の関係。
今まで誰とも関わらずに生きてきたのに、直人は周の中にグイグイ入って来て。
2人で事件を解決しながら、絆が強くなっていくのが良かったです。だけど、無自覚に直人に惹かれて嫉妬に苦しむ姿と、生い立ちに悩み直人から離れようと決意する周が切なかったです。
本編では事件を解決する話がメインで、ラブが少ないかなと思ったら、後日談では甘々でした。
周は言葉が足りなくて気持ちが分かりにくいけど、時々漏らす本音にキュンときます。これからは、過酷な運命を、直人と共に幸せに生きていってほしいです。
ホラーとBLが上手くミックスされてて、これからの熱い季節にはピッタリな1冊だと思いました。
浄霊を生業とした受け・周(あまね)と、彼の世話を焼きたがるホラー作家の攻め・直人。
俗世に興味が薄く、生まれ育った村に引きこもっている周の為に、直人が梅の花の景色が綺麗な温泉宿に連れて行ったら、そこには何やら黒い空気が渦巻いていた…。
話全体は心霊現象が主体となっているが、怖くないのでホラーやオカルトが駄目な人も安心して読める。
こういった霊力の強い者と霊感ゼロな者のコンビって、大抵霊感ゼロな側が困り事を拾ってくるおかげで、強引に浄霊とか悪霊退治に担ぎ出されるよねってお約束に則った展開だ。
周はおっとりしているというか、どうも喜怒哀楽の波が立たないような雰囲気で人間味を感じ辛いキャラクターだが、寂しがりやなんだなってのはよく分かる。
自身から告白せずに、温泉宿の女将の娘さんが直人を慕う様子にやきもきしたり、「彼女のほうが恋人としてお似合いだ」ってしきりに愚痴をこぼすが、周が長年孤独を抱えていると知ると、どうにも女々しいと一喝しがたい。
霊障や浄霊といったものも派手さはないが、そこに留まっていた霊や、直人、周の寂しい気持ちってのは伝わってきた。
ちなみに、周が浄霊で霊を体内に取り込んだ後に身体が異常に高ぶって性的に興奮するのを鎮める為に、直人が彼を抱いたってのが二人の馴れ初めだが、全体的にBL度は薄めだ。
終盤にはサービス的に濃厚めのラブシーンが入っているけれど、あまり性的にギラギラした所は感じなかった。