おとしてやるっ!

おとしてやるっ!
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×23
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
26
評価数
7
平均
3.7 / 5
神率
14.3%
著者
剛しいら 

作家さんの新作発表
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イラスト
石原理 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
シリーズ
はめてやるっ!
発売日
価格
¥860(税抜)  
ISBN
9784813008514

あらすじ

「こんなになっても、まだ王様のつもりか」傾正会若頭・辰巳鋭二の前に強敵が現れた!中国系マフィアの王大龍だ。巧みに罠を張り、安藤と中村の目の前から辰巳を拉致監禁し、嬲りものにする王。辰巳の安否を焦るあまり中村に疑惑を持つ安藤。そんな時、王から傾正会にある商談が持ち込まれる。辰巳を救うべく動き始める安藤達であったが…!?服従か、反抗か。ヒート・アップ・ストーリー。

表題作おとしてやるっ!

27歳、辰巳の部下
35歳、ヤクザの若頭

レビュー投稿数4

辰巳さん文庫化2冊目

同人含めて読み返ししてたもので、今更ですがレビュー載せます(笑)
こちらはシリーズ通して神評価。
ドクボクと並ぶ硬派BL?の代表格として、お薦めする剛さん作品です。

新参の中華マフィア・王との抗争話。思わぬ仕掛けに遅れを取り、辰巳がさらわれ嬲られてしまうという2巻目・・・
ヤクザ物とは言っても、話もキャラもゆるい雰囲気ヤクザが多いBLにあって(笑) Vシネマさながらの展開が小気味よく一気に読める出色の1冊。
しかも、中村の兄貴が大活躍してるのが嬉しいですね。

オマケの書き下ろしショート、『さとしてやるっ!』は、
10年前、まだ辰巳に出会って半年の17歳の安藤が、辰巳の浮気に動揺するのを中村さんに慰められる(苦笑)お話。イイです!!

0

まさに男気男臭い男前受けを堪能できます

好きな作品ではあると思うのに、このシリーズ、読むのにとっても苦労してます~。
なせかと言うと、ワタシ的には「浮気」はタブーなのです。

でも、途中で辰巳の深い深い愛情はわかったし物語も面白いので気分持ち直して、結果「萌☓2」です。

ワタシ的神作品は「真昼の月」なので、どうしても頭から離れず。
男前受けなのも、男気のあるかっこ良さも共通なんだけど…
この二人の「辰巳」には大きな隔たりがぁ。

さて、このもやもやは置いておいて。

安藤☓辰巳の絆の深さはピカイチです。
二人の心情がわかればわかる程切ない切ない。

辰巳が薬に苦しんでいても交渉に出向く強さとか、安藤が命がけで辰巳を守るところとか、辰巳も死ぬときは安藤と一緒と誓っていて、この二人には割って入るようなどんな隙もありません。
愛とか恋とかではなく、お互いに命をかけられる存在って、究極です。

なのにな~。なんで浮気するんだろう…
でもそもそも、浮気って男の甲斐性だったけと思いつつ。
襲われちゃうのは仕方なくても進んでの浮気はどうかしないでと、安藤と一緒に嫉妬心をあおられて辛いのですよー(笑)
と、すごい浮気性のように書かれているように思われるでしょうが、そうでもないんですけどね。
これはもう読み手のワタシの問題ですw

物語はヤクザ題材の作品の中でも結構きな臭いその世界を堪能出来るのではないでしょうか。

個人的にはクールな舎弟「中村」がお気に入りです。
たくさん活躍してほしいな。
たぶんこの方にはBL的要素はないんでしょうけれど。この先あったりして?

3

ふゆき

そらいろのたね様、はじめまして!
コメントありがとうございますm(__)m
同人誌もたくさん出ているのですね。きっと手を出してしまいます^^;
浮気の件は「やってやるっ!」を読んだので、許すことにしました(笑)

「かってやるっ!」はまだ読んでいないのですが、とても楽しみです。
信念と寝る漢?「中村」はBL要素なくてもやっぱりお気に入りです。
プロフィールから先に読んでしまいそうです^^

そらいろのたね

ふゆき様、はじめまして。
このシリーズはヤクザ物の傑作だと思う好きな作品です。
同人誌もたくさん出ていますね。
浮気は……(笑)辰巳的にはああいうのは浮気じゃあないのかもですね。

中村さんはずっとあんな感じでその後もますますご活躍ですが、
久しぶりだった最新刊の「かってやるっ!」に至るまで
残念ながらBL要素は……というか愛欲を断って生きる男ですね。
「かってやるっ!」のあとがきには中村氏のプロフィールが出ています。
人気者なのでしょう!

更にディープに

「はめてやるっ!」の続編です。
続編で萌え度が落ちてガッカリという作品が多いなか、逆にこれはさらにパワーアップしてました。くっつくまでが面白い作品だとなかなかこうはいかない。
主役二人の関係性は最初から出来上がってるので、それを文章でどう見せてくれるか?という部分に興味がわく。んで、一作目よりディープに…。
辰巳は今回、拉致監禁されて、拷問を受けます。クスリづけにされる。それでも絶対に心は折れないかっこよさ。
心配で気の狂いそうな安藤は、辰巳を助けるために猪突猛進です。辰巳が死ねば安藤は必ず死ぬ。それを、安藤自身だけじゃなく、辰巳のほうも分かってる。
二人の愛は「俺が死んでもお前は死ぬな」じゃなく、「俺が死んだらお前もついてこい」なんです。いいなぁこのマゾな俺様誘い受け。

1

折れない心

今回は男を喰う男・辰巳に強敵が登場。相手は中国マフィア・王太龍。

辰巳はヤクザですが絶対に薬には手を出しません。しかしそんな辰巳のシマを、薬の売買で荒らすやつらが。もちろん辰巳がそれを許すはずもなく、中国マフィア狩りに乗り出します。

しかしやつらの中には針の使い手がおり、辰巳の番犬・安藤と中村が離れた隙に辰巳を針で気絶させ拉致してしまいました。
捕らえられた辰巳はシャブを打たれ、王に犯されます。その後薬漬けにされた辰巳ですが、どんなに痛くて苦しくても自分を失わない。その強さが読んでいて引き込まれる所です。

王の留守の隙にようやく助け出された辰巳。唯一無二の存在である安藤も一安心。そしてここから辰巳の復讐が始まります。やられたことはやりかえす。いくら金を使っても。やはり辰巳はこうでなくては!

王の目の前で大量のシャブを海に投げ捨てる場面は本当にスカッとしました。王の乗っている船ごと焼き払ってしまう辰巳はさすがです…。しかし王はどうやら逃げ延びた様子。再び対決することがあるかも…?

「はめてやるっ!」シリーズは後1冊あります。どれも辰巳の魅力溢れる作品ですのでぜひ一度。

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