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akumataikou to nekomatamajo
シリーズ四作目。
本書単独でも読めますが、巻末にこれまでのカップルの後日談集が収録されているので、シリーズ既読の方がより楽しめるかと思います☆
今回は年下攻めで、
魔界の若い大魔王様×魔女と噂される長老猫という組み合わせ。
攻めは、幼いころ受けに一目惚れし
将来、受けのご主人様より出世したら
受けを自分のものにする!と約束。
しかしその後、受けの主は人間界に深入りしすぎた罪でその存在を消され、傷心の受けは隠居してしまう。
何度フラれてもめげずに受けのもとへ通う
攻めの健気ワンコぶりが泣かせます。
昔の名残で子どものように受けに
甘えることもある天真爛漫キャラなのですが、
一度だけ、嫉妬のあまり受けを押し倒すシーンも。
しかしそこでも結局は踏みとどまり、
受けがその気になってくれるまで
決して無理強いはしないという
優しさを見せるところが素敵でした。
受けは、攻めを可愛がる年上受けですが
意地っぱりなところや、Hで恥じらう様子はとてもあどけなくピュアな感じ。とても長生きで攻めを子ども扱いするわりにそっち方面にはウブ…というギャップが萌ポイントかもしれません。
受けは昔、主の後を追い自殺を図るも失敗し
その後遺症で毛が真っ白に。
醜い姿を晒したくない…と隠居生活を送っているのですが、実際はとても美人で、真っ白な姿もラストのHシーンで攻めにベタ誉めされるほど美しいので、そこまで悲壮感はないかな?
ラブラブで何よりなのですが、最終的に受けは攻めに囲われて、本人はもっと働きたいけど攻めの独占欲に根負けして家庭に入りました、みたいなオチに若干モヤッとしましたw
でも、受けが見た目よりかなり長生きで、今まで孤独に暮らしていたことを考えると、攻めに愛されてのんびり暮らすのも一つの幸せなのかな?
魔王様が出てくるわりに、話のスケールはそれほど大きくありませんが、健気ワンコ×ツンデレ美猫のほのぼのファンタジーとしては楽しめる一冊でした。
腹黒天使・・・で当シリーズをしり攻略中。
当作は大魔王様と黒猫族のヒルダのお話。
地雷はあんまり思いつきません。
せつない系のお話に感じます。
本編180Pほど+ショート4編ほど+エノ先生のあとがき2P(漫画)
+妃川先生のあとがき2P。
登場人物は
ジークフリート・フォン・カイザー:
小さい頃に傷を負っていたところをヒルダに助けられる。
ヒルダ欲しさに大魔王になっちゃう。
ヒルデガルト:黒猫族でハイドラー公爵の執事。主人亡き後は引退。
ディートハルド・ハイドラー公爵:ヒルダの元主人。
ある事件により塵となって消える。
クライド、ヒース、イブリン、アルヴィン(1~3作目のカプたち)なども
少しだけ出てきます。
ヒルダ、公爵のお互いを思いやる気持ちや、公爵のその後の姿等の設定は
とても好きなんですが、なぜか萌えきれませんでした。
もう少し天界の方々とヒルダをめぐって、すったもんだしていただければ
萌えたのかなあ。ワンコな大魔王様は可愛いのですがー。
ショートは
1.クライド視点の、あほあほノエルとの日常
2.バームクーヘンを作ってあげることになりアルヴィンが拗ねる話。
3.ヒースとレネのいちゃいちゃ話
4.初めてヒルダに会った時のジークの思い出話。
で、どれも楽しいです。
エノ先生のコミックでは、ジーク、ヒルダはじめ
全てのカプがちょこっと登場します。
ジークとヒルダが幸せになったので、いいや とも思いますが
何かが少し違えば、すんごく萌えただろうなあ と妄想する本でした。
その何かが分からないので、自分として少しツライ・・・