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なんて破廉恥な夢を……
hikeshi no koi wa shizumaranai
現代の火消こと消防署を舞台にした、消防士と前世と変態放火魔と友人の横恋慕が交錯するお話でした。要素を盛り込み過ぎだし、新人作家さんということで相応に不安定な筆致に最後まで慣れることができませんでした。今後に期待したいです…。
健二はともかく、イラストの一樹がまったく「28歳の元官僚」に見えなくて笑ってしまいました。前世では稚児小姓だし作品のライトな雰囲気とは合っている気もしますが、終わってみると、そもそも一樹の元官僚という設定は必要だったのか…甚だ疑問です。「浅野内匠頭」と聞いて瞬時に「忠臣蔵」が出てこないT大卒の官僚なんていませんて。
お互いに見ている前世(?)の夢を経て両想いになったのは良いとして、セックスシーンがいちいち、やたらハッスルしている雰囲気で妙に可笑しかったです。笑うべきところなのかちょっと悩みました。
余談。浅野内匠頭は実際に火消大名として名を馳せたそうで、知らなかったので驚きました。また、礒貝正久は四十七士の一人で稚児小姓だったのは史実のようです。浅野内匠頭とは実際どのような仲だったのか…ロマンがありますねぇ。
なんだか、小説を書くのって難しいんだなぁとしみじみ思いました。はい。