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bubble wars
丸ごと1冊、表題作です。
「雄飛ビール」に入社したばかりの新人営業マン・本山安曇(受け)は、ホテルで隣になったユウさんと惹かれあい、お互いゲイ同士ということもあって、出会ったその日にベッドインしてしまいます。それから二週間、連絡もなくて落ち込んでいた安曇の前に、ユウさんはライバル会社「朱雀ビール」の営業課長・古葉優作(攻め)として登場して…。
ライバル会社の営業同士であることから、周囲には内緒にしなければなりませんが、少しの誤解はあっても互いに両思いなので、ラブラブエッチな生活になります。
一方、面白いのはサブカップルの話。
そこまでは、安曇の目線でストーリーが進んでいたのですが、途中で安曇の同期新入営業マン・山本勲の目線になります。安曇が狙われていると誤解して、三門興業の次期社長・三門光輝(28歳)から庇っていた勲ですが、光輝の目当ては実は勲で、二人は恋人同士になってしまいます。勲は光輝に営業の仕事を要求もしますが、裏のある男でないので、清清しいです。そしてなにより、二人が攻受が交替するリバというのが面白かったです!勲が、安曇はこんな目に遭った翌日に笑顔なのは凄い、と関心する場面では笑いました。古葉VS勲の営業対決も楽しく、コミカルで面白い作品でした。
一気に読み終えてしまう勢いのある明るい仕事もの、仕事のできる大人の攻め、乙女チックな年下受け、愉快なサブカップルがお好きな方にお勧めします。
タイトルからバブル時代の話かと思いきや、ビール会社の戦争で泡のことでした。
メインカプの他に、ガタイの大きい同士のリバカップルも出てくるので、苦手な方はご注意。
自称・ユウさん(32)俺様オヤジ攻め×雄飛ビール営業・本山安曇 乙女性別受け
中国語が買われたのか難関を制して、雄飛ビールに入社が決まった安曇。
新入生歓迎会の後でビジネスホテルに泊まって強盗に合いかけた所を、謎の男に救われる。
男のカッコ良さに惹かれていた安曇はそのまま、ユウさんという男に抱かれることになって。
名刺を渡したが連絡がなくて悶々としたら、意外な所でユウさんと再会して。
とにかく、メインカプの魅力が薄かったです。
彼から連絡が来ないし、遊ばれちゃったのかなとか身体目当てだったのかと、安曇が悩んでいるのが乙女過ぎて鬱陶しかったです。
その間、仕事の相棒の山本におんぶに抱っこで甘え過ぎで、社会人としてちゃんとしていない所が好みと外れました。
攻めも似たようなもので、カワイイ初心な子が自分にメロメロなのでやに下がってと、オヤジ攻めの良さよりもダメ要素の方が出ていた気がします。
脇カプのリバカップルの方がキャラが良くて、メインが逆の方が楽しめたと思います。
安曇と同じ新入社員の山本は、雄飛ビールが一番美味しかったのでこの会社に入ったと理由も明確で、仕事に挑む姿勢も潔いです。
取引相手の三門の次期社長の光輝から、安曇が狙われていると知って自分が身体を張って守り、実際には食ったり、食われたりな目に。
ただの遊び好きの坊ちゃまかと思っていた光輝が実は父親思いで、自分に群がる人種を冷静に見極めていたりと、そんなギャップもよかったです。
そういう要素がメインカプにはなかったので、総じて全体的に物足りなかったです。
肝心のH描写はやや少なめなのですが、実際に交替があるリバカップルをお探しの方にはオススメです。
エロ:★3 メインカプは、普通、リバカップルは、誘い受けでHで、その後に攻めが拘束されてのリバ
総合:★3 リバカップルのキャラが良かったので、そちらは面白かったです。