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shinju no chouai
モフモフと3Pを堪能できるお話で、イケメンな大神一族の兄弟に愛されるフリーターのシンデレラストーリーです。
セクハラが原因で仕事を辞めた敬司は、雨の日に仔犬を拾って、自宅アパートに連れて行き、面倒をみます。翌朝目覚めると、横に寝ていたのは、モデルの猛流でした。
仔犬が人間になったことに驚いてるところに、猛流の兄の雅流がやって来ます。雅流が言うには、自分たちの秘密を話されたら一族の存続に関わるから、今日から監禁すると言うのです。
猛流たちは、狼の血筋で山で神様として祭られていたけど、過疎化が進んで衰退を防ごうと都会に出てきて、猛流はモデルとして、雅流は芸能事務所社長として働いていたのです。
その日から、家令のいる猛流たちの住む豪華なマンションに引っ越して、芸能事務所に正社員として迎えられます。監禁生活なのに、今までよりもいい生活をしている敬司。
夜は狼姿の二人をブラッシングしたり、モフモフを堪能できて幸せを感じています。困っていることは、その狼姿であちこち舐められると気持ち良くなってしまうことで。でも、敬司が嫌な素振りを見せると無理強いしない紳士なところにほだされていきます。
そんな時に起った爆発事件と敬司の誘拐事件。
そこでお互いに離れられない存在だと痛感するのです。
実は、監禁すると言い出したのも、最初から敬司を気に入っていたからで。
敬司に近寄る人間に威嚇したり、嫉妬しまくったりな二人が犬っぽくて可愛いです。
猛流と雅流のブラコンぶりが萌えます。エッチの時も仲良く敬司を共有してるし。
敬司も良い気を放つ人間とかで、みんなにモテモテで、猛流と雅流をメロメロにしていく感じが面白かったです。
3Pの描写はしっかり書かれてて、愛情あるエッチにお腹いっぱいになりました。ちなみに、獣姦はありませんでした。
2015年刊。
とある雨の日に子犬を拾った敬司。
実はほとんどの力を喪失して小さくなっていた人狼・猛流(たける)で、彼を助けた命の恩人のはずなのに、兄の人狼・雅流(まさる)と共に秘密を守る為にと監視される羽目になる。
敬司は人狼兄弟と生活を共にすべく引っ越しして、雅流が取り仕切る芸能事務所へと転職する。
こうして緊迫感ゼロの監視生活が始まるのだった…
BLでは既に馴染みのある3Pだが、攻め二人がブラコン兄弟ってのには初めてお目にかかった。
ま、狼姿でブラシを加えて毛並みの手入れをおねだりするのはわんこと錯覚しそうでも可愛い。
彼らがブラッシングと添い寝を満喫する日々は案外とツボった。
が、そもそも芸能プロダクションを経営していて、雅流は元モデルの若手社長、猛流は事務所の看板モデルって…狼一族の秘密とやらはどーなんだ!?
元々人狼攻めモフモフも好きだし、以前に数冊読んだ橘さんの他小説も好感触だったのに、今回はいまいち文章も話もこなれた感じがなく引っ掛かりを覚えた。
過去作の新装版かとも思ったが、カクテルキス文庫の描き下ろしらしい。
終盤になって異種人外一族が登場し、啓司が狙われたりといった取って付けたような展開にも乗り切れなかった。
人外の神聖さも正体ばれを隠している慎重さもなく、タイトル負けの否めない一冊となってしまってると思う。