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アッキーの世界征服(w)にはもう、いまいち興味が持てなくなっちゃったんですが、アッキーと忍くんの恋の行方(具体的に言うなら、えっちの行方)が気になって仕方なくて、その一念だけで読んでました。
BL的には非常に正しい(?)読み方ではないかと思いますw
で、シリーズ最終巻となるこの巻ですが、政策的な話が少なくて、アッキーと忍のラブなお話が前面に押し出されたストーリーとなっていて、そのあたりは楽しく読むことができました。
相変わらず荒唐無稽で、すっ飛んだ何でもこいなお話です。
淫乱病になっちゃった忍くんも、それを見てなきゃいけないアッキーも不憫で仕方なかったんですが、それ以上におかしかった。
引っ張ったわりにはエッチがあっさり描写だったのは残念でした。
振り返ると、一巻が一番面白かったかな。
生徒会と国政は、やっぱ違うと思うよ。
帰って来た忍は、何もなければいい……と、思った私の個人的な(勝手な)願いも虚しく、重大な後遺症を残したままで、だからこそ、忍は明人と離れたいと申し出るが、忍への恋心を自覚した明人は、忍のその願いを到底、聞き入れることができない。
おまけに、そんな体質になってしまった自分を忍は「穢れている」と思っていて。
せっかく両想いになったのに、明人には触れさせてくれない。
とりあえず、「アイドルパワーのアッキー」と「フェロモンパワーの忍」って、すごいカップルだな……。
忍にも特技が出来てよかったね! とか、思ってしまった。(すっごい楽観主義)
でも、忍にとってはそんな簡単な問題ではなく。
ますます頑なになっちゃって、二人の道は遠い……。
でも、なんとかかんとか、明人の頑張りによって、いい感じになったのにも、関わらず。
苦労性の忍が、余計なことをして、もう一波乱起こったりしてるんですが。
最後は、それなりにハッピーエンドでした。
基本的には、忍の苦悩がとてもいい感じで、素敵だったんですが。
話の本編である、日本の改革とか、諸外国の関係が……。
最初はもっとまともにいろいろ議論してたと思うんですが。
最終、全て、「アイドルパワー」で片付けられちゃってるのがちょっともったいないような気がしました。
それなりに、真面目に考えて、アッキーたちはやってたんだから、最後、うまく行かなくなったと思ったらアッキーにすべて押し付けようとする阿呆な日本国民なんて、全部、ほっておいて二人で逃避行……っていうのもありかなーと、ちょっと思ってしまったのは、ノンフィクションだからこそ! ですよね。