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kyuketsukisan oshizukani
お腹を空かせて行き倒れになっていた吸血鬼のキリが、血液マニアの血液研究所勤務の国明に助けられたことから始まる、ほのぼのラブコメディーです。若月さんお得意の、皆に愛されるドジっ子な受けが可愛くて癒されます。
80年も生きてるのに吸血鬼としてはまだまだなキリは、人間から血を吸ったことが無くて。病院の医師を暗示に掛けて、採血の量を多めにさせて分けてもらっていたのでした(それが原因で、あそこの先生はすぐ血を採ると評判になって潰れてるのがシュールです・苦笑)。そんなキリが国明に拾われて、血の検査をされて(血液マニアだから、自宅にも検査器具があったりします)人間と違うことがばれてしまうのでした。それでも、国明はキリを怖がらずに家に置いてくれます(血の検査をさせる条件付きで)。
そして、いつもは輸血パックの血を貰って飲んでいたキリでしたが、人間の血を飲んだらどう変化するのかと興味を持ち、国明は自分の血を飲ませます。その後は、お約束のエッチな気分になっての…からのエッチに突入します。
そんな感じで、自然な流れで恋人同士になった2人だったけど、キリを愛する兄に拉致されるように故郷に連れ戻されます。吸血鬼一族の城に監禁されたキリは、もう国明に会えないと悲しむのですが…。
先は分かるんだけど、男らしかった国明がカッコ良くて萌えます。一族に国明を認めさせようとキリが取った強硬手段には驚いたけど、2人らしいと納得できました。キリを大好きな兄が、国明を愛したキリに冷たくされるのは可愛そうだったけど、異種族の甘々なラブストーリーが堪能できました。