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kinhyou to kuroyou no kyukon
知らずに読みましたが「銀狼王子の許嫁」という作品のスピンオフに当たるようです。人間とは別の種族・獣人が集まる全寮制の高校を舞台にしたお話でした。
前作を読んでいないせいかもしれませんが、「獣人」とか「獣の血を引く」という設定は諸刃の剣だな…と改めて感じました。ケモミミ+尻尾というビジュアルは確かに獣人でしたが、それ以外の言動は人間とそう変わらず、人間は触れることの出来ない結界の内側で過ごしている割に外界の人間たちとの確執や触れ合いも特段ないので、なぜ「獣人のみが存在する世界」(=もっとファンタジーな世界観) にしなかったのか最後まで謎でした。
謎といえば、この学校には女子も沢山居るのに、当たり前のように男の子三人の三角関係が展開しているし登場人物の誰も疑問を呈していないしで、どうにもモヤモヤしました。それもこれも「獣人だから」「運命を感じた相手だから」で片付けられているような気がして、なんだかなぁと思いますよ、私は。
ついでに言えば、最初のイラストが本文と左右逆で肝心の尻尾が描かれていないのもなんだかなぁと思いました。