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作家さんの新作発表
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正木由里(「正竜会」組長の愛人の息子)×東堂貴臣(由里の最愛の恋人 高校を休職中 本来の自分の能力を発揮し由里のボディーガードも務める)
※この作品は「ERシリーズ」の5作目になります。
「正竜会」組長である父に宣戦布告した由里(ユリ)と貴臣。これからの事を考え貴臣は高校を休職し、本来の自分の能力を発揮しユリのボディーガードを務めながら「正竜会」との決戦に向け準備を進めます。そんな中二人の理解者である「藤川組」組長・佐久間がユリの義兄・琢馬に拉致された事が分かり、ユリ、貴臣それぞれが佐久間の救出に向かいますが、ユリを助けようとした貴臣は琢馬の手に落ちてしまい……
前作「ENDLESS TIES」で煽るだけ煽られ、クライマックスに向けてかなり痛い展開を予想しつつ読み始めたのですが…
最初は拍子抜けするぐらいとても穏やかなシーンが続きます。でもこの先に最悪の展開があるのが分かっているので、いつもは辟易する二人のHシーンもここでは特別なものとして読めました。しかもユリと貴臣の味方である「藤川組」組長・佐久間のHシーン(相手は部下の若頭・新田です)まであり、「ん!?何でいきなりこの二人のシーンが入ってくるんだ??」と疑問に思いつつも、純情大型ワンコ系×小悪魔誘い受系のやりとりを楽しんでいました。
……そりゃあ何もなければ、今まで1回も出てきたことのないようなカップルのラブラブシーンなんて書かないですよね。結局、佐久間は卑劣なサディストの琢馬(ユリの義兄)に拉致されて滅茶苦茶に凌辱、新田は佐久間を守ろうとするも返り討ちに遭い重体という状況になる訳ですが、前半で二人の甘い雰囲気を堪能していただけにこの展開はかなりつらかったです(涙)。
一方ユリと貴臣はと言えば、ちょっとしたピンチに見舞われつつも貴臣の大活躍により敵を退け(今までずっと伏線として匂わせていた貴臣の正体がほぼ分かってきます)、意外に最後の方まで二人で一緒にいる事ができるのですが、佐久間の救出の際、とうとう貴臣は琢馬の手に落ちてしまうんですねぇ。……で、このもんのすごぉ~く気になるところで前編は終了!後編は「ENDLESS FELL」に持ち越しです。いやぁ次巻はのっけから最悪展開ですよね……。ちょっと憂鬱ですがそれよりも気になって気になってしょうがないので、気合いを入れつつ一気に読みたいと思います。