ぼくのたまご

ぼくのたまご
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×20
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
17
評価数
5
平均
3.6 / 5
神率
40%
著者
S・稔也 

作家さんの新作発表
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イラスト
岩清水うきゃ 
媒体
小説
出版社
ワニブックス
レーベル
Kirara novels
発売日
価格
¥680(税抜)  
ISBN
9784847033667

あらすじ

人との姿を持った呪われた血筋を継ぐ柊俊介は、男性の直腸からたまごで生まれる一族の一員なのだ。そんな自分と子供の頃遊んでくれた「シマムラタクヤ」を、微かな記憶を頼りに探す俊介は、同性同名の男達を渡り歩く。そして、転校したての高校で出会った二人のタクヤ。優等生の嶋村卓弥と不良の島村拓哉…。彼等のどちらかが、初恋の相手なのだろうか?二人と関係を持った俊介の周囲は、意外な展開を見せる―。

表題作ぼくのたまご

呪われた血筋を継ぐ高校生
高校生

その他の収録作品

  • 執着
  • 産卵
  • 猜疑
  • 怨念
  • 加護
  • 孵化

レビュー投稿数3

爬虫類の一途な恋物語

攻めの俊介はトカゲに変身することをのぞけば普通の常識人だと思います。
むしろ「シマムラタクヤ」とかかわっていく内にただのヘタレにwww
シマムラタクヤがしっかりしすぎていていろいろな面で
常識外だからでしょうか。
というか、「シマムラタクヤ」の周りは常識外だらけ。
息子の悠介はまあ、生まれ方からして通常とは違いますし
タクヤのママの正体にもかなりびっくりさせられました。
まさに一人無双状態。無敵すぎる。
でも、息子を心配する普通の母親であることに途中ジーンとさせられました。
パパは…。
さすがママが選んだ人なだけありますw

攻めがトカゲに変身したり、受けが産卵したり、
触手が出てきたり、トカゲ姿で合体したり…。
話が進むたびにいろんな面で度肝を抜かれましたがそれ以上に
「シマムラタクヤ」の正体が暴かれるたびに驚かされます。
真実が2重3重に隠されれていてとっても読みごたえがありました。
ネタバレ有りで感想を書いていますが
そこを書くとつまらなくなるので
物語の核心部分はあえてここでは書かずにおきます。
ぜひ俊介と一緒に真実を1つ1つ知りながら読み進めてほしいです。

3

キワモノだけど面白さ爆発!

これね、ものすごく面白いのでお勧めの1冊!
ただのBLと思うことなかれ、サスペンスあり笑いあり涙ありと
アリアリのオンパレードストーリーです。
まぁ、絶版になっている本なので手に入りにくいですが・・・

呪われた血筋を継ぐ攻め様(爬虫類に変化します)と
その一族の秘密を守り続ける受け様の一族(攻め様の分家筋)との
背景を中心に進む物語、攻め様は小さい頃、父と名乗る人物から
虐待に近い扱いを受けていました、暗い土蔵の中で外へ出る事も
叶わず、その時に出会ったのがシマムラタクヤ。
トカゲの姿だったのに、優しく労わってくれた。
きっと、初恋だったのでしょう。そしてシマムラタクヤを
懸命に探すようになります。
受け様は、攻め様に気づかれないように護衛する立場なのですが
それ以外に誰にも知られていない秘密と宿命を背負っています。
攻め様の弟にあたる「気配」から執拗な復讐を受けています。
そして、受け様自身の事。これは・・・とらえ方一つで
えええええっ!!って思ったり、中身は?やら、同化?などと
考えてしまうこと請け合いです。
誤解や、償い、新たな命、BLでは奇跡の出産シーンもありますが
そこは、呪われた一族で生まれるのは「トカゲ」ですから(笑)



3

シマムラタクヤ

一言で表すと、不思議なお話でした。あらすじと冒頭の感じから主人公は俊介だと思っていたのですが…違いましたね。主人公はシマムラタクヤでした。

ジェットコースターのように展開して行くので、勢い良く一気に読むことをお奨めします。学園モノと思いきや、三人が高校生であることはかなり序盤でどうでもよくなるところがツボでした。

岩清水うきゃさんのイラストは初めて拝見しましたが、美麗かつエッジの効いた絵でウットリしました。最後まで読むと「ぼくのたまご」というタイトルの意味にちょっと胸が詰まりました。

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