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ichigo to blueberry
えーっと、甘い甘いラブコメテイストの本だったと思うんですが、なんだか、純粋にハッピーエンド、と言いきれないところで終わってしまったような気がするので、何とも言えないような気もしつつ……
お話としては、親友の一期が、有名俳優と密会するのに付き合ったところ、帰り道、彼の秘書である高柳湊に送ってもらう際に、セクハラされてしまう……と。
本当は、湊に会いたくはないのに、一期に同席してくれ! と言われると、断れなくて……というお話。
一期を守って自分も騎士だと思い込んでた千春が実は、湊に狙われるお姫様だった……と。
ちょっとびっくり。
物語の冒頭は、千春が騎士なシーンから始まったので、千春はそれなりに男前系だと思ってたんですが、物語の最後の最後に、実は千春を狙っているのが、湊だけじゃないことが明かされて更にびっくりじゃないな……「うおっ!」と思いました。
なんかもう、最後まで災難ですよね。千春としては。
ここから先、ネタバレです。
結局、散々、湊に振り回されてしまう千春なんですが。
最後まで、起きてて素面な状態で、ちゃんと湊から「好き」って言われてないんですよね。
おそらく、言われたらすっきりハッピーエンドなんですが、そうじゃないからちょっと消化不良のまま、物語が終わってしまってちょっとだけぐるぐる。
でも、最後の最後で、実は千春狙いの先輩の存在が明らかになるので、個人的にはこの続きで。
千春がその先輩の方にちょっとふらふらとしてしまって、湊が焦る話を読みたい! と思ってしまいました。
こんな湊ばっかり余裕たっぷりで終わられるのって、ちょっとしゃくですよね?
ちょっとだけ、消化不良注意! ですが、普通に面白かったです。