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fushidara akuma ni midara na oshioki
あらすじにはけっこう過激に書かれていますが、えっち度は普通かなと思います。
まあ、よくヤッてはいますが(笑
電子専門で、長さはそこまでではありません。
サッと読めるくらいです。
ただ、電子では度々見かける『イラストない方がマシだったのでは?』という物ではなく、こちらの表紙はとても綺麗です。
しかし勿体無いことに、表紙以外にイラストはありません。(Kindle版でのみ確認。他は不明)
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攻めは新人サラリーマンの修二。
一郎に大学時代から片想いをしていますが、自分の気持ちは巧みに隠し隣の位置を常にキープ。
受けのイチこと一郎(受けにこの名前はどうなの…)は演劇サークルの先輩で、留年を続けたために未だ大学在学中。
男女問わず、年中無休で誰かしらとつきあっている有名人。
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恋人を欠かさず別れたら即次があるようなイチは、いわゆる小悪魔系。
そんなイチが修二に突然つきあおうと持ちかけてきます。
が、つきあってもすぐ別れを繰り返すイチを見てきている修二は、別れて側にいられなくなるくらいなら初めから友人という位置でいたいんですよね。
だけれど、小悪魔イチの誘惑には勝てず…といった展開です。
まあ、最初のえっちでの誤解がズルズルと引きずられ、その後のプレイも誤解づくし。
なんだかお互いがお互いへ合わせようとしていることで、変な方向へ行っちゃっております。
修二はモテ要素のある男でさりげなく尽くし系なので、同性でもいけるイチが惚れてたというのはわかるのですが、なんで修二はイチだったのか。
この辺りがイマイチ共感出来ませんでした。
出会った頃から好きだったそうですが、イチの魅力は顔が可愛いことやそれこそタイトルの小悪魔要素だけで。
同性に惚れる!というノンケにとってのハードルがあまり書かれていないので、個人的には入り込めなかったなあ。
電子ということで短いですし、そこにえっちもけっこう盛り込んでいますから仕方ないのかもしれませんが。
田知花さんは普通の紙書籍でも出されている作家さんですし、わたし自身も読んだことがあるのですが、なんだかこの作品はハテナ?と頭を傾げる仕上がりです。
なんだろう、Webで趣味的に上げているようなものとあまり変わらないと言いますか。
文章が三人称なのに、なんだかまるで一人称の日記みたいに感じるんですよね。
決まったシリーズの電子しかほとんど読んでいないのでお試し感覚で購入してみたのですが、ちょっと肩透かしな感じで残念でした。
もう少し長めのものならば、消化不良にならないのかもしれませんね。