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前作よりは若干マシになった感はあるけれど、相変わらずだなー……とは、思ってたりします。
今回の話は、力を行使して悪霊を退治することを生業とする刀根雅弘と、そのお庭番である中楯希のお話。
雅弘は代々伝わる術を使って、悪霊退治をする家に生まれ、自身もその力を継いで、その役目をこなしている。
そして希はそんな雅弘の一族を代々補佐する家系に生まれていて、雅弘の力を補佐している。そして、雅弘の使う術には、裏があり、意識を失うと自らの暗黒面に支配され、悪鬼と化してしまうことにある。
そして、その悪鬼と化してしまった雅弘の欲望を受け止めるために、希は自身の身体を差し出すのだった。
当然、雅弘にはその記憶はなく、希は一人でその秘密を抱えていきているのだった。
というそんな感じの話でした。
そして、雅弘は自分が何をしでかしたのか、途中で気付いてしまってそのことに葛藤して。
結局のところ、自分は希を失いたくないということに気が付いて、ハッピーエンドでした。
なんというか……ファンタジーに整合性を求めるのもおかしな話だよなと思わないこともないので、その辺りのもぞっとする部分には目をつぶるとして。
それにしても独りよがりだなー……と思わなくもない……というか、まどろっこしいのかな??
なんというか、すべてが理屈じゃないのはわかるんだけど、そして、実際はこっちの方が正しいのはわかるけど、なかなか行動が起こせない雅弘がまどろっこしく思えたり、希が直接雅弘にぶつからないで、支離滅裂な行動してるのを読むといらっとしてしまったりして……。
ううん。小説って難しいですね。