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goman saibankan no otoshikata
タイトルに惹かれて。職業的には刑事とか検事とか弁護士とか大好物です。
裁判官は今まで読んだことがなかったなと。しかも「ゴーマン」って。カタカナなのがまたいい感じw
裁判官の大徳寺は担当している裁判で偶然高校時代の後輩優人が証人として出廷したことで再会。
もともとノンケの大徳寺だが再会してからなにやら優人が気になってしかたない。なんかもうダダ漏れですw
会うたびにもう優人にやられちゃってます。そして、優人の恋愛相談を勝手に誤解してテンパってるのが可笑しいのですが、裁判官としての冷静さとか聡明さとかまるで役には立たないのね(笑)
テンパり過ぎてストーカーと思われたり誤解したまま想いを押し付けちゃったり、恋は裁判官をもオカシクさせるのです。
キャラ的にも裁判官なのに若干チャラいと言うか、心の中でですが、あまりにも程度の低い犯罪者に対して「バーカバーカ!」と言っちゃうのです。
ともすると違和感と言うか裁判官としての品位も下がるはずですが、そこはコメディなので許せます。
それがスパイスとなっていて面白いです。まさに「ゴーマン」。
あとがきに書かれてますが、作者さんは裁判傍聴が趣味とのことで、そこからヒントを得てる部分もあるそうです。
人気のある裁判官目当てで傍聴する女性もいるとか、裁判進行中に証拠品のクスリをしげしげ眺めてしまう検察官とか、その検察官の言葉責めとか…
興味出てきましたw