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isourou wa yaban na ousama
この作家さんのは軽めな感じなんですが、設定が面白いし文章も気に入っているのでほとんど読んでいます。
もえぎ文庫なので電子版です。
建は姉から突然親戚が火事で焼け出されたので面倒をみてくれと、ヒグマのような考古学者日下を預かることになる。
ルーズで野蛮なタイプ。食事や洗濯と居候のくせにあれこれ指図されてうんざりする。
ある日、日下が男とホテルへ入るところを目撃する。
建のことは好みじゃないから襲わない、だから家に置いてくれと言われそのまま同居をするのだが…
ラスト、二人はコスタリカのジャングルの中。
野蛮と思われた日下は実はやさしくて、でも、初めてなのにいきなりそれですか?な展開w
軽くあっさり読めるショート。
好きな作家さんなので買ってみました。「被虐のボディガード」が好きだったのでかなり勢い込んで読んだせいか、肩すかしでした。。
あらすじは、居候として転がり込んできたものぐさ熊男、日下に迷惑する健という出だし。姉の頼みで仕方なく預かったが、考古学の研究者だかなんだか知らないが、自分は何もせず「飯、風呂、寝る」のだめっぷりにいい加減切れそうな毎日。しかし、台風という天災でフィールドワークを仕事とする日下はその才を遺憾なく発揮し、なんと水没した街をカヌーで泳ぎ切って健を助け出す。そこから日下を頼れる男として意識しはじめ。。。
という感じ。
松浦さんならではのねっとりした展開を期待していたのですが、ストーリーがあっさりしすぎで、二人がくっつくのも心情的に無理があってついていけず。最後はハッピーエンドですが、ページをめくって奥付だったときのすかされた感じがすごかった。あれ、終わり?!みたいな。量自体も短いです。
つまらないとまではいきませんが、ちょっと期待外れだったので星2つにしました。