柔肌に乱れ桜 -花街エロティカ-

yawahada ni midarezakura

柔肌に乱れ桜 -花街エロティカ-
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神12
  • 萌×213
  • 萌7
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
8
得点
135
評価数
35
平均
3.9 / 5
神率
34.3%
著者
西野花 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
Ciel 
媒体
小説
出版社
大誠社
レーベル
LiLik文庫
シリーズ
柔肌に乱れ桜 -花街エロティカ-
発売日
価格
¥609(税抜)  
ISBN
9784865180282

あらすじ

高級男娼館・華実屋。うだつのあがらない端娼妓の緋桜は、馴染み客の綾部だけが支えだった。だが新楼主に着任した水揚げの相手、志蔓と再会しその運命は急転する。「男を惑わす才能を秘めたお前を、ここの一番手にしてやる」二人の宣言を皮切りに淫靡な教育が始まった。不遜で、けれど不器用な温かさを秘めた志蔓。優しさの中に強引な男の顔を覗かせ始めた綾部――夜ごと甘い責め苦に翻弄される緋桜だが、身体が淫らに開花するにつれ、彼らへの秘めた想いも目覚めていき?

表題作柔肌に乱れ桜 -花街エロティカ-

『華実屋』楼主&綾部時成、馴染み客
男娼館の端娼妓

同時収録作品柔肌に乱れ桜 -花街エロティカ-

水揚げの相手,男娼館の新オーナー
男娼館の端娼妓

その他の収録作品

  • しあわせのすむ部屋
  • あとがき

レビュー投稿数8

No Title

大好き西野花先生。
複数よりはマンツーマンのほうが好きなんだけど、
西野作品は不思議とハピエンに落ち着くからつい読んでしまう♡

花街だから受けはいっぱいやられちゃうんだよなぁーと思っていたら、のっけから身請け話。
おお、これは色を売るのは旦那さんだけか?!と期待するもそうはいかず。

太客の綾部と雇い主の志蔓にかわいがられまくり(再教育)、お店のナンバーワンを目指す緋桜。

鋼と柔なハイスペック男子にあれこれされまくりです♡
エロエロで文句なしのハピエン、
エンタメBL!!



0

一途×一途×一途…?

時代物ではなく現代の、吉原を意識したつくりの男娼館という設定なので和風でありつつも読みやすいです。
西野さんの3Pものはみんなキャラが立っていて愛もあり楽しく読めるのですが、今作は特に攻め二人が長年緋桜だけを思い続けていて殊更愛を感じました。そして緋桜がのし上がって行く様子や精神の成長がとても魅力的で面白い。
最後は結局いつも通り3人でハッピーエンドなのだろうと思って読み始めると、それぞれ強く相手を大切に思ってるし、もしかしてどちらか二人になるのか…⁉︎と惑わされます。が、安定の3人ハッピーエンドでした!笑

志蔓(もっと読みやすい名前が良かった…)は緋桜の初めての男で、見受け話を持ち出しながらも長年顔を見せなかった男。もう一人は働き出した頃から指名し何度も見受け話を持ちかける穏やかな綾部。二人は緋桜をトップに伸し上げるため「再教育」と称して共有し、時に癒します。
二人とも頼れる男で、緋桜にかける言葉も優しい。

緋桜は二人からの再教育と気持ちを無駄にしないと決め、今までの底辺意識からプロとして自覚し、ふて腐れるのをやめてどんどん成長していきます。どんどん相手を虜にし、魅力を使うだけではなく相手の様子を伺い対応する接客力を身につける様は爽快で面白かったです。

後半のカオスプレイはレビューを以前読んでいたので血迷わずに読めました笑

1

セックスはコミュニケーションツールである

西野花さんの本領発揮!なエロエロ作品です。現代日本を舞台にした遊郭モノというファンタジーで…比べてどうこうというわけではないのですが、この設定だとどうしても某長寿作品が頭を過ぎってしまってちょっと申し訳なかったなァ。

スパダリ系の攻2人に溺愛される主人公・緋桜のシンデレラストーリーです。ベッドシーンは非常に多く、基本は3Pです。攻2人それぞれとのシーンもあり、モブ姦もあり、別CPとの合同プレイあり。クライマックスの百合シーンはちょっと珍しくて印象的でした。

うーん、確かにエロエロなのですが…一周まわって私はあまりエロく感じませんでした。結構早い段階で緋桜が吹っ切れて、どんなプレイでもどんと来い!というキャラクターになったせいかしら。セックスはコミュニケーションツールの一つとして書かれていて、恥じらいやチラリズムの要素がないのが個人的にちょっと残念でした。

1

攻めさん二人が 超かっこいい!!!!!

Ciel先生の挿絵見たさにget。遊郭もの?久しぶりでした。
お話はエロティックなシーンが多くて飽きちゃいました。
でも攻めさん二人のカッコよさで、それが全部吹き飛んでしまった!
萌2でお願いいたします。

3Pはもちろん、5Pも、受け同士のいちゃつきもあったので、
地雷な方はご注意くださいまし です。

カラー口絵はその5Pの図。公衆の場で開けてはいけません的図。
その他中の挿絵も、服着てる絵って少ないです(笑)
基本的に、受けの美しさを出した絵ではなく、攻めのカッコよさを追及した絵に
なっててどの絵も素敵~。
最初の方に出てくる攻めさん2と受けさんが抱き合ってるシーンが一番好き~
攻めさん2の視線が とろんとろんに優しくって、こっちが超うっとり。。。

お話では、二人の攻めさんのカッコよさを十分堪能できました。
仕事できるとか、絶倫 とかっていうんではなく、
受けさんにべたぼれで 優しくて、器がでかい!のでカッコいいなあと。
受けさん、いいなあ カッコいい攻めさんにshareしてもらって・・・
もちょっと攻めさん二人で、取り合う姿を見せてもらっても、嬉しかったかも♡

5Pの時に混じってくださったカプのお話が出たみたいですね。
表紙の攻めさん見るとかっこいいなあ。。。やっぱ読もう。

3

現代版吉原遊廓モノ

緋桜は14歳で遊廓風男娼館に売られ、初床で志蔓に乱されてしまいます。
そして、志蔓から「俺に身請けされる気はないか?」との申し出があるのですが、緋桜は断ってしまいます。
詳しいことは書かれていなかったのですが、14歳で水揚げされちゃったのかな…
その後、志蔓は華実屋に現れなくなります。

ある日、ふとした切欠で綾部と知り合い、緋桜の馴染みの客になります。
綾部からも身請けの話をされるのですが、いつも断ってしまいます。
もう誰かに捨てられるのが怖いので嫌なんだそうです。

それから数年後、志蔓が新しい楼主として華実屋に現れます。
志蔓と綾部は大学時代の友人で、身請けされるのが嫌なら華実屋でトップを張れと。
自分達が緋桜に天辺の景色を見せてやると。
それから3人での特別研修が始まります。

ここからエロエロです。
ひたすらエロエロが詰まってます。
3Pが主体ですが、モブ姦、客、男娼同士のシーンもありました。
エロエロばかりで途中睡魔に襲われてしまいました。
ストーリーに深みはないですが、エロだけを楽しみたい人にはオススメです。

0

どっちが好み?

西野作品はとにかくエロい。
そういった期待を裏切らない、濃厚エロスな現代風遊郭のお話。

うだつの上がらない男娼の緋桜。
唯一の馴染み客である綾部だけが支えで人気は下から数えた方が早く、上昇志向も無い。
ところが新たに楼主が変わり、その人はなんと水揚げの相手であり『緋桜』という名を与えてくれた志蔓だった。
実は志蔓と綾部は大学時代の友人で、なんと二人がかりで緋桜を娼館の一番手にするために再教育をすると言い出して───?

そこから始まったのは、めくるめく淫蕩の日々です。
緋桜が訳も分からないほどに乱れたのは、水揚げの相手である志蔓としたその時だけ。
緋桜はずっと、快感に流されまいと必死に己を戒め続けていた。
最初を知っているだけに、志蔓は緋桜の秘めている才能を引き出そうと綾部と手を組み緋桜に快感を植え付けていくわけですが。

緋桜の『穢れない』真っ直ぐさと、臆病な心が痛く愛しい。
陵辱などされてやらない。緋桜の持つ芯の強さがとてもまぶしく感じました。

強引に始まった志蔓と綾部と緋桜の関係。
頑なに守り続けていた緋桜の心がだんだんと揺れ動く様が胸にきゅうっときました。

最後、緋桜が娼館を去る日。
変わった緋桜になぜか泣きそうになってしまった。
その幸せそうな笑顔に、前向きな思考に、そして心を預けることが出来る人を手に入れたことに。

無理矢理、陵辱強姦、複数、と地雷要素がたくさんあるのが西野作品。
どんとこい!という方はぜひ読んでください。

さて。
不遜だが不器用な温かさを秘めた志蔓か。
優しさの中に強引な男を覗かせる綾部か。
どっちが好み?と聞かれたら──迷わず答えます。

「両方です!」

二人とも惜しみなく愛を緋桜にそそいでいて、大人の魅力溢れる素敵なお方たちなのです。

Cielさまの美麗イラストがこのお話をさらに魅力的にしています。
くそう。志蔓も綾部も男前すぎてめまいがしそう(笑)

7

内容もボリュームも満足な1冊

現代日本であって現代日本でない遊郭もの。このバックグラウンドは多少曖昧なものの、既存の西野さんの作品の中では間違いなくトップレベルのえろ度でないかと思います。本自体も分厚く、えろいシーンの回数もかなり多目。

この作者さんのお話ではよくある3Pですが、それだけでなく、遊郭の客と寝るシーン・同じ男娼と絡むシーン・和姦ですが、輪姦されるシーンなど、単純な受けキャラと攻めキャラが絡む以外のシーンも多いです。そういうのが苦手な方にはオススメできないかもしれませんが…。

遊郭に売られ、男娼として働くものの人気の上がらない緋桜。
初めての客、志蔓が忘れられずにいるものの、頻繁に緋桜を買ってくれる綾部にも好意を持っています。
そこに志蔓が新しいオーナーとして表れ、おまけに綾部とは友人だといい、2人して緋桜をトップの男娼に育てるため「研修」と称して3Pの調教…というもう最初から最後までえろシーンオンパレードでした。

緋桜は緋桜で最初は羞恥心を残しているのですが、お話半ばからはかなり淫乱なキャラクターに…後半で輪姦されるシーンでも半分楽しんでいます。
好き嫌いが分かれそうですが、他の男娼と絡まされ、それをそれぞれのパートナーの前で披露…というシチュエーションがあります。
気の強い雪笹という男娼が結構可愛くて、私は受け×受けというシチュエーションが好きなので楽しめました。
滅多にないシチュエーションですが、西野さんの作品はたま~に受け×受け描写があるので貴重です。。

綾部と志蔓は全く違う性格ですが、最初から「緋桜を共有する」と決めているらしく、2人で相手をするという事による確執やいざこざというものは全くなく、割と気持ちよく読めました。緋桜は2人の間で揺れる描写はあるものの、最終的に1人に絞るというような結末にはなりません。
というか、心はともかく身体は1人が相手じゃ満たされない、というような結末です…。

西野さんファンなら読んで間違いない、って思える作品だと思います。

3

これでもかとエロいです!

現代の遊郭ものですが
まず手にとった時の文庫の厚さに驚きました!
300ページにもわたるとの事で
西野さんの素晴らしいH描写を存分に楽しめるはず!と
期待してしまいましたよ♪

シングルマザーだった母が病に倒れ
施設で育てられることとなり
養父母に引き取られた後に
養父母の会社が倒産し廓に連れて来られた緋桜。
捨てられ、誰も自分を必要としてくれない現実を
冷静に見据えて何にも期待せず生きていこうとします。
その緋桜を初めて買ってくれた男は
思わず涙を落とした緋桜を優しく抱いてくれ、
これからもっと酷い客に抱かれていかなければならないのに
知りたくなかった快感に戸惑います。
その男の身請け話を断り、華実屋に残ることを決めるのです。
二度と傷つきたくないため…。
その後その男は足を運んでくれなくなり
ますます緋桜の自己否定は強くなりますが
最初は客として出会ったわけではない、
大型リゾートホテルの支配人・綾部が緋桜を贔屓にしてくれ
それはそれは優しくしてくれます。
それでも、全部を明け渡してはいけないとブレーキをかけ
そんな緋桜の様子を寂しく思う綾部なのでした。
綾部もまた身請けの話をいつも切り出しますが
首を縦には振ってもらえません。

華実屋のオーナーが変わると知り、
そこに現れたのが緋桜を初めて抱いた志蔓なのです!
綾部とは大学が同じだった為友人で、
この二人が緋桜の凍ってしまった心身を溶かそうと……。

愛のこもった二人の攻めからの愛撫にメロメロですよ!!
どれだけ大事にしたいか教え込まれてしまうので
他の客に抱かれて以前より気持ちよくなっても
我を忘れるほどの強烈な快感は得られません。

トップを誇る雪笹に一方的に妬まれ
陥れられそうになったり(モブが登場しますので苦手な方はご注意を;)
その後雪笹との確執を無くそうと
志蔓+綾部×緋色、堀井×雪笹というメンツで
同じ部屋で愛し合います!!
緋桜と雪笹で絡ませたりなもんで、だいぶエロいです…。
お好みではない方もいらっしゃるでしょうけども
私はだいぶ楽しませていただきました!
二人に双頭の玩具使ってイかせたり…。
Cielさんのイラストもまた妖艶でいやらしくてセクシーで
たまらないものがありましたよ!

勿論ハピエンなので安心してお読みいただけると思いますが
シチュ的に複数はダメとおっしゃる方や
愛の無いHは読みたくないという方には
そういうシーンが多少あるので残念ながらおススメできません;

でも、志蔓が緋桜に会いにこられなくなった理由も後に判明しますし
緋桜を大事にしたい気持ちが溢れているので
タイプの違う出来すぎるくらいのイイ男に同時に愛される、
そんな受けをご所望の方は是非♪

なかなか気が強いけど臆病な緋桜、
甘いだけではない志蔓、
穏やかで紳士ですが嫉妬心も少しのぞかせる綾部、
各キャラの魅力も良かったです!

ちなみに、緋桜を福山潤さん、
志蔓を帝王、綾部を小西克幸さんで脳内再生したら
すっっっごく幸せな気持ちになれましたので
萌×2とさせていただきますw

7

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