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slavers kiss
むかーし読んだJUNE小説体験から、ハマったら絶対抜け出せないだろうなと、この世界に返り咲いた数年前も手をつけなかった小説沼。ちるちるを閲覧だけしていた当初より、その確かな眼力から絶大な信頼を寄せていたレビュアーさまにお勧めいただいた作品です。ご回答いただいた時はもう、嬉しさと感激のあまり卒倒しそうでした。この場をお借りして再度感謝申し上げます。お陰さまで順調に沼に沈みつつあります。(ご報告。)
主人公は倉橋物産の御曹司・美貌の倉橋柊一。かつて倉橋家に仕えていた使用人の息子という縁で、事情があって養護施設育ちの冴木鷹成を倉橋家で引き取ったことから物語は始まる。皮肉にも同い年である柊一と冴木の、二転三転する複雑で濃密な関係を描いた愛憎物語の第一弾。
主従関係+下剋上セットの王道萌えです。なんといってもタイトルに「スレイヴ」が付いていますからね。冴木と柊一の出会いが後半から暴かれる章構成になっているのですが、わたしとしては時系列を追っての展開の方がより萌えたような気がして残念でした。しかしこのシリーズにはずぶずぶドロドロな二人の行く末を見守らずにはいられない、強烈な中毒性があるのは確か。
柊一は生来の高潔な資質に加えて、温室育ちの世間知らず。そんな彼の姿が荒んだ年頃の冴木の目に、天使のように映ってしまったのが運命の始まりです。この二人はある意味、柊一の父親である倉橋氏の二人への愛情ゆえに運命を翻弄されたといっても過言ではありません。それは巻を進めるうちに明らかとなっていくのですが…。
シリーズ後半まで二人の心はすれ違い続けますので、彼らについていける気力と体力のある方は着手してみてもよいかと思います。個人的には二巻目(ラヴァ)、作家さまの表現をお借りすると「昼ドラ的展開」、四巻目(ディア)「柊一さまご乱心」の巻が萌え巻です。特に四巻目は神評価でございます。
ということで、二巻〜四巻目はレビューを割愛させていただき、先日刊行されたルチル文庫L版の最終巻、『スレイヴァーズ・グレイス』にて感想を締めくくらせていただきたいと存じます。
懐かしい…
いろんな意味で痛い作品ですこのシリーズは。
亡くなった使用人の息子を父親が引き取ることで2人は出会います。
(本当はそれ以前に出会ってますが柊一は覚えてません。
というかそれが冴木だとは思っていない)
柊一は冴木に嫌われてると勘違いし、冴木と距離を取ってしまう。
そして父が亡くなり自分の家も会社も乗っ取られたと、これまた勘違い。
だけど冴木はなにも真実を話さずにしてるから
柊一は冴木に敵意さへ持ってしまう。
そして無理やり嫌な人物をこれから冴木は演じつづけるのです、柊一のために。
ここからエンディングまでが本当に長いんだ。
胸が痛いんだ…
泣けるんだ…
と本編は新書で読んでて内容は同じなので
(正直加筆修正っていわれても、それがどこだか解らない…)
今回は応募に間に合わなかった全サの1部と書下ろしのために購入。
23歳の柊一が夢で15歳の冴木と出会う。
そこで自分が持ってたわだかまりが少し解けて安心し夢の中で15歳の冴木と…
うん、こうやって少しずつでも自分の思い違いに柊一が気付いていくといいな。
それがその当時だと本編も胸が苦しくなららくていいのに。
次は本編で冴木が撃たれた後
病院で過去の海外研修の事を思い出す冴木。
本人も言ってるとおり、ドMだよアンタ…。
その写真見て羨ましがるくらいなら、すべてを柊一に…
って思うんだけどね。