甘い想い出

amai omoide

甘い想い出
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×23
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
2
得点
20
評価数
8
平均
2.9 / 5
神率
12.5%
著者
剛しいら 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
山本小鉄子 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
発売日
価格
¥620(税抜)  
ISBN
9784796405645

あらすじ

大企業のお坊ちゃん・大恩寺美埜里は、14歳の夏、海辺の町で天野芳生と出会う。
太陽のように明るいパン屋さんの息子の芳生は、
甘いものを食べることを禁じられていた美埜里に甘いカップケーキを食べさせてくれる。
それから二人だけの秘密の関係が続いていくが――?

海辺の町のパン屋の息子・佳生は、避暑で別荘を訪れた大手ホテルの御曹司・美埜里に出会う。厳格な家庭に育ち、甘い物を禁じられているという美埜里。素朴で優しい佳生は、欲しがるまま甘いカップケーキを食べさせた。「僕、世界で一番佳生さんが好き。僕のこと嫌い?」清純で砂糖菓子のような美埜里が可愛くて堪らなかった。身分違いの恋に苦悩しながらも、佳生は東京のホテルでシェフになり蜜月を過ごしていたが、美埜里に見合いの話が持ち上がり――!?

表題作甘い想い出

天野佳生, パン屋の息子・高校2年生~  17歳~
大恩寺美埜里, 御曹司・中学2年生~ 14歳~

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数2

運命の出会い

はたまた、
刷り込み、思いこみ?

中二の夏休みに出会って、初めての恋をして、どうしても欲しくて、欲しくて、欲しくて

一歩間違えば、とんでもないヤンデレだけど、途中で道を踏み間違えそうになりながらも、自力でちゃんと道を選んで、たどり着く。
長い、長い、一途な恋の物語。

美埜里14歳の夏休み、海辺の町で3歳年上の芳生出会い、恋に落ちる。(夏の海)
芳生を大学進学を機に東京へ呼び寄せた美埜里。しかし、美埜里の思惑とは別に美埜里の父は芳生をコントロールしようする。肉体共々恋愛にのめり込む美埜里。(冬の街)
美埜里の父の会社が傾き、引き離される美埜里と芳生(秋の街)
すべてを精算し、一人の自由な大人として美埜里は海辺の町の芳生のもとへと(春の海)

はっきり言って、これだけの内容のお話を、この厚さの文庫本に押し込めるのは、剛先生の剛腕あってこそ。
根っからの悪人も登場しない、甘やかな初恋成就譚。
コミカライズしたら月刊ペースで10年は連載確実かも。

1

純愛系

とっても長いスパンで書かれていたお話でした。

恋の始まりは美埜里(ミノリ)中二が高校二年生の芳生(ヨシキ)と夏休みに行った海で出会うところから始まります。
お金持ちのお坊ちゃんなミノリはヨシキと離れたくないためにホテル経営をしている父親にヨシキを学生援助してほしいとお願いして、ヨシキもその案に乗り話は進んでいきます。
夏、冬、秋、春と各章がくくられていてそれぞれ人生の分岐点になるようなところをピックアップしてミノリとヨシキのどちらの視点からも書かれているので話にはとても入り込みやすいと思います。
途中ヤンデレ!?と思うようなミノリの青さがあったりそこからの成長が見れてその間、間に胸が痛いほどのキュン要素を挟んでくるあたり剛しいら氏はさすがだと思いました。

自分的にキモいストーカー男の所在をもう少し克明に出していっていただきたかったなと思いました。若干ストーカー男の処遇が気になりました…
でも、最終的な落としどころに読み終わった後ほやっとした気分になったのでよかったです。
話が長いスパンで書かれている分、成長が著しく読むスピードが急いてしまったので
ゆっくり読める物語ではないと感じました。

1

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

小説



人気シリーズ

  • 買う