アラブ王子に実家ごとお買い上げされて!?

砂漠の王子の過剰な求愛

sabaku no ouji no kajou na kyuai

砂漠の王子の過剰な求愛
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
17
評価数
6
平均
3 / 5
神率
0%
著者
柊平ハルモ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
宝井さき 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA(アスキー・メディアワークス)
レーベル
B-PRINCE文庫
発売日
価格
¥640(税抜)  
ISBN
9784048665797

あらすじ

実家の老舗旅館の経営難を解決すべく、家業を継いだ倖己。二億円以上の借金にどうしようもできなくなったそのとき、会社の元後輩サイードが現れた。
「私が借金を肩代わりしよう」と白紙の小切手を片手に言う彼の正体は、アラブの王子様!?
前から倖己のことが好きだったというサイードは借金を肩代わりし、下心があるので気にしないでほしいと笑顔で言い放つ。
旅館の再生と、押しかけ王子の求愛の行方は!?

表題作砂漠の王子の過剰な求愛

元勤め先の後輩でアラブの王子
ロンドンの銀行を辞め実家の旅館を継ぐ

その他の収録作品

  • 砂漠の王子の過剰な熱愛
  • あとがき

レビュー投稿数2

地に足のついたアラブ物

ロンドンの投資銀行で働く倖己は、実家の老舗旅館を継ぐため、5年振りに帰郷。
多額の借金返済に苦心する倖己の前に現れたのは
元職場の後輩で、実はアラブの王子だったサイード。
前々から倖己を口説いていたサイードは、借金を肩代わりし、住み込みで旅館の経営立て直しをサポートすると…。

ジャンルとしては一応アラブ物に分類されそうな
本書ですが
舞台が日本の老舗旅館であること、
強引にエロになだれ込むことなく真面目に仕事してること、
サイード(攻)のキャラが
全然傲慢でも俺様でもなくひたすら紳士的であること
…等の点から、
あまりアラブっぽさのない
地に足のついたお仕事BLという印象を受けました。
(オイルマネーは旅館再建に大きく貢献しますがw)


倖己のために日本語や日本文化を学び
献身的に旅館経営をサポートするサイード(攻)。
アラブの王族が何故わざわざ、という疑問は出ますが
元々好き好んで銀行に勤めていたことからも分かるように、生まれや血に縛られない柔軟な人物で非常に性格がいいです。
倖己に下心があるとハッキリ言ってのけるあたり
いい性格でもあるかな?
でも無理矢理襲ったりはせず
あくまで仕事や精神面で倖己を支えているのが
かなり紳士的です。

倖己(受)は男らしい性格で仕事もできるが、昔から人と深く付き合うことが苦手で、自身をアセクシュアル(無性愛者)ではないかと思っている。
しかしサイードの支えあって過去のトラウマや
同業者による旅館経営妨害を乗り越え
少しずつ肩の力が抜け
サイードに甘えていく感じが良かったです。


仕事描写しっかり&ラブシーンや後日談は文句なしにラブ甘で、全体的に満足度の高い一冊でした。
萌×2寄りの萌です。

5

Krovopizza

umelaさん、こんばんは~

アラブ物にあるまじきセコ・・堅実さではなかったですか?
律儀に金勘定やってる王子様が可笑しくて、今でも結構お気に入りな一冊なんですよ☆

お昼に一服の笑いを提供できてよかった~♪
コメントありがとうございましたヾ(´ー`)ノ

umela

「地に足のついたアラブ物」!!
このネーミングに、大笑い
楽しいお昼となりました
KROVOPIZZAさんわかってるう (^-^)

紳士なアラブの求愛もの

砂漠の王子ものだけど所謂ありふれたアラブものとは一味違う甘いお話。
アラブのキチクで傲慢で~云々が苦手な人でも絶対楽しめる1冊です。

もっとも舞台がアラブではなく日本の老舗旅館、内容は旅館の跡取り息子だったが
頑固オヤジとケンカをして幼馴染の後押しもあり海外に飛び出して今では外資銀行で
リーダーまで勤めるに至った受けになる倖己。

アラブの富豪なのではと噂の後輩同僚と二人っきりで外食し、相手のサイードから
告白を受けてしまい動揺したときに救いのように日本の実家から緊急連絡。
父親が倒れたと聞いて帰ってきたときに知った旅館の経営危機。
倖己はかなり男前な前向きな性格で直ぐに銀行を止めて旅館の再建に乗り出すが、
メインバンクから手を引かれる事態になったときに、告白され返事もせずに来た相手の
サイードが突然現れ、旅館の負債を全て無くしてくれる。

そんな流れで、倖己を手に入れるなら今までのありがちなアラブ展開ですが、
なかなか、紳士なサイードは下心を隠しもしないけど、お金で買うようなまねもしない。
逆に破格の条件でただ口説くチャンスが欲しいと3ヶ月倖己の側にいることに。

倖己の旅館にあるなにやらきな臭い悪意を絡めながら、幼馴染との思いでや恋愛が
苦手な倖己が年下攻めのサイードからの甘やかしや旅館の建て直しの協力と
かなり堅実な恋愛ものだったりします。
単純に面白かったと思える作品でした。

2

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