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なかなかツボにくる攻めでした。
サドっぷりが素晴らしかった。
美形で温和なのは見せかけで、その裏側では受けをからかい、適当な嘘をつき、翻弄しまくってます。
この手の攻め、合わない人には合わないと思いますが、私は好きでした。
主役の受けくんが右往左往し、悩みまくり、オロオロし、怒ったり泣いたりし――その反応があまりにもカワイイので、私まで一緒にいじめたくなってきてしまいましたw
ラストで中途半端に「好きで好きで大好きだから、サドになってる」みたいなオチにしてないところが好きでしたねー。
本当にサド、本当に悪魔。
でもきっといつかこのサドな攻めは、カワイイ受けくんを溺愛しはじめるに違いない。嫉妬に悶えるに違いない。
勝手にそう信じて(妄想して)、ニヤニヤしながらページを閉じました。
読み終わった直後の感想が「め、めんどくさ~!」の一言でした(笑)
美形で温和でつかみどころがないどこか不思議な雰囲気の先輩が、実はサドで~という設定はとても好みなのですが、そのサドに目覚めた?自覚した?理由が個人的に受け入れられなかったです。それってもう、いじめられる前にいじめてやる、みたいな発想じゃないですか。
裏切られるのが怖い、自分は傷つきたくない、だから~って、おいおい。勘弁してくれよ。
主人公が喜怒哀楽表情豊かな子で、見ていて飽きないむしろ可愛いというのはわかるんですけど、だからって自分本位で他人を振り回さないでくれ…
最後の最後まで、主人公が哀れで仕方なかったです。頑張れ少年。