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nemureru mori no otouto
この作家さん初めての一冊です。
イラストに惹かれた一冊でもあります。
エッチシーンはあっさりしていて、お伽噺っぽいお話ですね。
親の再婚で兄弟になった二人。 弟の一途な想いと兄の葛藤(?自分の思いに気づかずに弟を振り回している感はありますが…)でも、思いを受け入れると決めてからの兄ちゃんはなかなか男前です。弟の一途さと素直さも良かったです。読んでる間は思わず表情筋が緩みました(笑)
みずかねりょうさんのイラストすてきでした。本当にイケメン兄弟で…良かったです。
鳩村衣杏さんのおとぎ話シリーズの、これが1作目です。
弟 x 兄。といっても実の兄弟ではありません。
中学生の頃から恋心を自覚していた弟の気持ちが、ノンケで弟に嫌われてると思い込んでいた兄に届く様子を描いております。
本作は鳩村衣杏さんお得意の「お仕事BL」色は薄めで、兄が弟の気持ちを受け入れる過程なども比較的あっさりと流されているような気がします。その辺りは少々物足りなさを感じましたが、萌えどころは兄善海がハラを決めて弟圭一郎を受け入れ、初めてセックスに臨む場面です!
これはなかなかに刺激的でした。
圭一郎は善海一筋なので童貞なのです。なので、善海が細かに指示。シャワーできれいに洗えとか、出たらベッドで待ってろとか。そして圭一郎がシャワーを浴びている間にコンドームやローションを買いに行って、いざベッドではまずは素股でやってみろと言う。
素直に従う圭一郎。そして善海へのフ○ラ→遂に挿入、この辺りの描写は、兄弟ものとはいえタブー感や淫靡さは感じられません。圭一郎の一生懸命さと善海の優しさが伝わります。
全てが終わった後、両親にもいつか一緒に話そう、と言う善海。心が強いなーと思いました。
弟攻め・ワンコ攻めが好きな方におすすめです。
初読み作家さんです。義兄弟ものが好きなので、手に取りました。
父親の再婚で兄弟になった善海と圭一郎。1年間だけ一緒に暮らした後に、理由あって10年ぶりに二人で同居することになるのです。
でも、同居を頑なに拒む圭一郎。自分のことが嫌いなのではないかと言う善海に、ずっと好きだったから暮らせないと言うのです。
圭一郎は容姿端麗でもてるのに、兄ちゃんしか見えてないところに萌えました。おまけに童貞だし(初めてのキスでいっちゃいました・笑)
こんな早い段階で告白しちゃうか!?と思ったけど、いつでも変わらないワンコぶりが良かったです。善海が覚悟を決めるまでが、中途半端に圭一郎を振り回してるのに、モヤモヤしました。でも、覚悟を決めた後の善海は男らしくてかっこ良かったです。
最後は甘々なカップルになっていました。いつかは両親に話そうと決意しているお兄ちゃんに、二人の永遠に続きそうな絆が感じれてニヤニヤして終わりました。
みずかねさんのイラストとタイトルでシリアスな兄弟もの禁忌かと思っていたら
蓋を開けてみれば、確かにいづれは義兄弟だから問題も起きると思うけど
この作品に至っては義弟が可愛すぎる。
お兄ちゃんと呼ぶ姿はギャップありすぎる長身イケメンでかなりヘタレ気味。
対してそのお兄ちゃんは美形な男前で面倒見の良い先輩系。
性格的にはしっかり者のお兄ちゃんと寡黙で研究肌だけどお兄ちゃん大好きな弟で
見た目は性格とは正反対に感じます。
親の再婚で連れ後同士、5歳違いで同じ屋根の家に暮らしたのは兄が大学進学で
家を出る1年くらいなのですが兄は弟に嫌われていると思い込んでいる。
それは弟が何故か自分を避けているように思えるから。
そんな時に弟も大学卒業を控えた頃、義母に頼まれ3年ぶりに弟の大学寮へ訪ね
久しぶりの弟の変わり果てた姿に絶句、弟は大学の研究室で眠れる森の野獣と
あだ名されるようなひげもじゃの大男になって現れる。
義母に頼まれ、外見も構わない弟を就活スタイルに変身させるため連れ出して
ミッションスタートしたら、今度は自分とは違う男らしいイケメンぶりに絶句。
さらに、寮が地盤沈下で住めなくなった弟を半分無理やり自分のアパートに
同居させることになります。
兄は弟と兄弟らしく仲良くしたい、もっと弟として可愛がってやりたいと思っていて、
でも弟は自分を嫌っているのではという誤解は同居させることを納得させる段になり
それが誤解で逆に弟は兄が大好きでラブなのだと知る。
後ろ暗さがないくて、ピュアな感じの話なんですよね。
お兄ちゃんは弟の気持ちを知り、逆に一緒に暮らせば嫌な面が見えてラブにはならないと
案外悠長に構えますが、逆に弟のことを知るようになると離したくないと思うように。
攻めになる弟くんのどこか天然気味で性的にも恋愛的にも初心な感じが可愛いので
お兄ちゃんはそんな弟のことが次第に愛しくなるのです。
それにこのお兄ちゃん、心が決まればかなり潔い男前なんですよね。
兄弟ものだと妙にシリアスだったりドロドロな恋情が見える作品が多いのですが
この作品はカラッとしていて攻めの可愛らしさがあってとても読みやすい
兄弟ものだと思います。