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kunshusam no nankai shitto
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
個人的にはまさかの続編シリーズ5作目で今回のメインカプである藤村×斗貴では
4作目になりますね、そして相変わらず甘さの欠ける二人でした。
バディとして命を預ける存在同志ではありますが、斗貴の素直でない意地っ張り具合も
臨時教官としてあの養成所のある島に行っても立派な大人には到底見えないけど、
篤い人情と言うか、国の犬としては少々甘さの残る斗貴はこのままでいいのかもと
思ってしまいました。
その手綱を引くのはもちろん藤村でキャンキャン吠えて負けず嫌いで意地っ張り、
でも自分にだけは弱みを見せる斗貴が可愛くて仕方ないのだろうというのも見えるので
いつまでも少年の心を忘れない、そんなフレーズが斗貴にはよく似合う。
そして臨時で教官になった斗貴は見た目や態度からやはり教官には見えずに
生徒に親近感と愛着を持ってあだ名をつけられるくらいなめられてる雰囲気。
それでもやるときはやる男なのですが、そこへいつもの訓練生とは毛色が違う青年が
短期で特別にやってきてその担当が斗貴になります。
18歳なのに犯罪歴があまりにも多過ぎる経歴を持っていながら、優秀過ぎる頭脳の
持ち主な為に司法取引で政府の預かりになる青年。
初めて会ったはずなのに、斗貴を何故か知っている様子の青年。
その青年を中心に斗貴の島での臨時教官としてのストーリーになります。
藤村も遅れてやって来ますが今回はちょっとのけ者状態で若干拗ね気味な藤村です。
そして問題の青年と斗貴の関係性がわかり、どうなるのかと思ったら斗貴脱落気味で
書き下ろし部分で斗貴の同期で友人の鷹野と青年がもしかしたら~の予感を感じさせる
展開で終わるので、教官としては斗貴はダメダメさんで藤村が斗貴を抱える感じで
後半部分でもう少し斗貴の教官としての成長が見たかったと思いました。
SD(セキュリティドッグ)シリーズ5作目になります。同一CPの4作目ですね。
このシリーズは結構好きではあるんですが(でも、本編であるこちらのCPより、スピンオフの『難攻不落の天使サマ』のほうがず~っと好き)、正直なところ読みながら『・・・もういいんじゃないの?』と思ってしまいました。
というのも、特に今回ラブストーリー色が薄い、薄過ぎる。
シリーズの最初は、藤村(攻)と斗貴(受)がSD養成所の教官と訓練生だったわけですが、前作『君主サマに全戦全敗 』では訓練を終了した斗貴が教官を辞めた藤村とともにSDとして~という流れでした。
それも『え、まだ続くの!?』とちょっと意外ではありましたが、前作はそれはそれでまあよかったんですよ。
訓練終了後SDになって5年、藤村とバディを組んでいた斗貴は藤村が単独任務に就く間、一時的に欠員の出た養成所に臨時教官として赴任することになります。
久しぶりに訪れた養成所では、斗貴の同期である鷹野も教官として戻ってたんですね。そこで斗貴は、通常の教官としての仕事以外に一時的に島にやってくる優秀な問題児を押し付けられるんです。
あからさまにワケありなその問題児・真魚なんですが、どうも真魚は斗貴を以前から見知っているようなのに斗貴には覚えがなく・・・
ラブ置き去りとしか思えない状態でストーリーが進んで行ってもうどうしようって感じでしたが、いきなり(ホントにいきなり)藤村が斗貴と離れての任務を終えたようで養成所にやって来ます。監査のためと言いつつ実態は人員不足を補うためだそうで。
とにかく、半分近くまで藤村と離れての養成所生活が描かれます。つまり、実質的に攻不在で展開していくわけです。
え~とですね、私がBLに求めるのは何よりも『ラブ』なんですよ。
設定・ストーリーがつまらない・くだらないとかキャラクターがどうこうではなくまた違う方向で、ハッキリ言って読む意味ないんじゃないのかとさえ感じました。ゴメンナサイ。
SS『殿下に白旗掲揚』は、脇キャラクターの鷹野と真魚の・・・?
これはスピンオフの布石かなあ。申し訳ないけどこのCPはあんまり興味ないです。←鷹野は好きなんだけど、真魚は(脇ならまだ我慢できるが)苦手なタイプ。
イヤまあ、もし出たら読むでしょうが。
う~ん、結構好きなシリーズだからこそ微妙でした。
あ、でも蓮川さんのイラストはとても綺麗で素敵です。