__モコ__
sotsugypshosho
この表紙を見た瞬間、自然と涙が溢れてしまいました。
ちょっと無理しているような笑顔で、手を繋いで、べーやんはもう片方の手でピースして。
真っ白な背景に、同じ身長で同じ制服に身を包んだ二人。
そう言えば、『O.B.』では二人の制服姿は一切なかったから、
逆に新鮮って言うか、寧ろ、
「あぁ本当にこれで見納めなんだな」
って気持ちになるような、そんな潔い印象を与えられた表紙画。
捲っていくと、以前発売されたイラスト集『卒業アルバム』以降に発表された、
カラーイラストたちが大半を占めています。
『空と原』~『O.B.』を連載していた時のOPERAの表紙や、コミックス、ドラマCDジャケットのイラストがずらりと並んでいます。
その時はサラリと目にしていただけだったものが、巻末の方で明日美子さんが、一つ一つの作品にコメントをよせていて、それを読むと二度オイシイ気持ちが味わえるという♪
特にウワッ!と思ったのが、OPERAで『空と原』が初掲載となったVol.18の表紙!
この号は持っておらず、どこかで見掛けたことがある程度だったんですが、
【表紙のソラノ。遠くの原さんで遊ぶ。】
というコメントを読んで「本当だ!」と改めて気づかされてときめいちゃいました。
読み進めていくと、ファンには本当に本当に嬉しい、描き下ろし漫画が2つ。
◆【ハッピーエンド01】
少し大人になったソラノが昔の思い人の結婚式に行ったお話。
帰って来て、ソラノの様子を見て、ハラセンが優しい言葉をかけて…と進んでいきます。
O.B.時にはロン毛だったソラノ、少し時が経っているんでしょう、髪が少し短くて益々男前っっ
ハラセンも大人の男のフェロモン出まくりで、色っぽい展開になる――と思いきや。
やっぱりハラセンはハラセンらしい、かな♪
◆【ハッピーエンド02】
こちらは草壁と佐条のお話。
台詞が一つもナイという、画と雰囲気で読ませる素敵な作品!
佐条の大学に行ったべーやん。何かと思い佐条が来ると、
「HAPPY BIRTHDAY to ME」
の旗を持つべーやんが。
いよいよ二十歳。木陰で内緒のキスをして、お互い手に取ったのは――と進んでいきます。
本当に本当に涙が出ちゃいます。雰囲気に飲まれました。
そしてラストページ。
二人の表情、今までだったらお互い逆の表情をしてたと思うんですが、長年付き合ってきて、二人で過ごした時間が長かったからこそ、あの顔だったんだと思います。
ラストは、コミックス『空と原』のカバー裏漫画が掲載。
実はあの続きが描き下ろしで!?なんて思ったけれどさすがにソレはナシです。
そこまで望むなんてちょっと贅沢すぎたかな?
カバー裏は、ちびっこい登場人物全員集合!の図。
いつも思うけど、ハラセンの白目最高(笑)
長きに渡り続けて下さった同級生シリーズのラストに、『卒業証書』として発表してくれたことに感謝と感激と感動でいっぱいです。
いつまでもずっと、心に残る作品を残してくれて、本当にありがとうございました。
まるで自分の青春のように追い掛けられたことを、しあわせに思います。
((余談))
2013年1月号の『季刊エス』という雑誌に、明日美子さんのインタビューがあり、
それを今でも時折見返します。
具体的な内容には触れてはいませんが、『卒業生』を描いていた時点で、それぞれの
バックボーンが自然と出来上がって、色々とその先も考えていたそう。
たったその一言で色々妄想したりもしちゃいますが、何年経ってもしあわせな
みんなであればそれでいいな、と思いつつ、今日もページを捲りました。
とらのあなで通販購入しました。オークションで高値で取引されていて遠すぎて原画展に行けない私はくそーと思ってましたw
そこで、出版社である茜新社さんに直接メールを送りました。図録をぜひ通販して下さいと!
他にもメールをした方はいると思いますが、茜新社さんはちゃんとお返事を下さいました。頂いたお返事は2通ですがその中に通販決定、Twitterにて発表しましたと書いてあり、オークションで買わなくて良かったと思いました。
図録は勿体ないくて未開封。ちなみにOBも勿体ないくて未読…読んでしまったら終わってしまうのが悲しいのです。
通販購入でしたが、原画展のイラスト入りショップ袋が入っていて感激しました!
ありがとうございます。後生大事にさせて頂きます。
同級生に出会ってからもう6年なんですね。卒業おめでとうございます。
出会えて良かったです(^-^)
ここまできたらなんとしても「卒業証書」も欲しい、と高かったけどオークションでゲット。
でも、買ってよかった。
思い残すことはないです。
(いや、O.BのCDが発売されるまでは死にきれませんよ)
2人のなんともほほえましい表紙。
イラストは原先生と空くんが多いかな。
それにしても、書き下ろし漫画。
原先生と空君がからもうとすると、どうしてこう色気なしっていうか、違う方向にいっちゃうんだろう。
そこがいいのかな。くふふっ。
その一方で佐条君と草壁君。
草壁君の20歳のバースデーの日に佐条君に会いに来たとこなんだけど。
サイレンス漫画です。
ちょっと大人っぽくなってる2人。
お互いにポケットから指輪を出して。
びっくりしてる草壁君と、嬉しそうに笑ってる佐条君。
かわいいなぁ。
それにしても、原先生と空君は卒業してからすでにけっこうたってると思う風景だけど、佐条君と草壁君は20歳とまりかぁ。
ほんとに最後までゆっくりすすんでいく2人だなぁ。
これからの2人の未来に幸あれ。
と、思いました。手にした瞬間。
これが手に入るなんて自分は何てラッキーなんだと。原画展にも行けたのでもう思い残すことはないですね。卒業証書というタイトルがまず素敵すぎますわぁ。もう本当にこれで終わりなんだなぁと、自らの卒業証書を頂いた気分でした。
イラストもたくさん載っていて、原センとソラくん、草壁と佐条のその後がハッピーエンドとして描かれています。ソラくんがすっかり大人でしたねぇ。原センも良いオヤジなのですが、二人は相変わらずという感じでした。草壁と佐条は、安定のゆるーいあまあまでしたー。もうほんと幸せな感じでとっても良かったです。本当にこの本が手に入って良かったです。最高でした^^