本が放つ人声を聴ける高校生が出会ったのは、本に取り憑いた悪魔?「タクミくんシリーズ」の著者が描くラブ・ファンタジー。

ぼくたちは、本に巣喰う悪魔と恋をする

bokutachi wa hon ni sukuu akuma to koi wo suru

ぼくたちは、本に巣喰う悪魔と恋をする
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×22
  • 萌3
  • 中立5
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
6
得点
27
評価数
15
平均
2.4 / 5
神率
6.7%
著者
ごとうしのぶ 

作家さんの新作発表
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イラスト
笠井あゆみ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
シリーズ
ぼくたちは、本に巣喰う悪魔と恋をする
発売日
価格
¥1,400(税抜)  
ISBN
9784198637835

あらすじ

…がやがや、ざわざわ──
  本から絶え間なく聞こえる声のおかげで、
  すっかり本嫌いの高校生・恍一。
  そんな彼はある日、母の遣いで亡くなった父の実家を訪れる。
  そこで初めて出会ったのは、なんと同い年だという義弟の龍一!!
  そして、近寄りたくもない膨大な書庫を管理する
  美貌の青年・仰倉だった。
  驚きの連続の恍一は、さらに「これはあなたのものです」と
  一冊の本を渡されて…!?

  本の干渉をまったく受けない、無愛想で男前な義弟・龍一と
  本に巣喰い、ヒトを虜にする能力を持つ、悪魔・仰倉。
  本に選ばれ、二人の男に邂逅した瞬間、
  新たな運命が動き出す──
  ごとうしのぶが満を持して贈る、究極のラブ・デスティニー!!

表題作ぼくたちは、本に巣喰う悪魔と恋をする

レビュー投稿数6

---

本に棲む 悪魔、多分付喪神のような存在と、
男子の交流。

エロくない、心の交流だけ。ほんのりした恋。
笠井あゆみ先生の挿絵も、エロくない。
凄く綺麗な挿絵に満足。

0

もうちょっと、具体的なBL的お楽しみシーンも入れられたはず

これから、いろいろと展開していくであろう、シリーズの導入編。
本の声が聞こえる恍一と本の干渉をまったく受けない龍一の義兄弟と、本に巣食う悪魔の仰倉。
この3人が横たわる笠井先生のカバーイラストも麗しい「究極のラブ・デスティニー」ときたら、当然期待するのは汁だく3Pだったりしたのに、とんだ肩透かしというか、、、、。
全年齢向け退魔系のラノベだとしたら、それなりに面白かったけど、このサイズの、この価格の、このイラストレーター起用のBL書籍としては…というか、いや、もっと…としか言えない。
会話の流れから行くと、この後にそれなりの濡れ場が期待される箇所もないわけじゃないのに、具体的には何があったのかはっきりしないままするっと進んじゃう。
ごとう先生って、こういう、ほぼニアBLな作風なのかしら?
だとしても、萌成分不足は否めないので中立で。

2

BL色はまだ薄いファンタジー!設定が面白かった!

笠井先生おっかけでget。
タクミくんシリーズ未読で、先生初めまして でした。
男性同士の恋愛ごとは記載あるのですが、ちっとも滴っておらず
確か挨拶程度のキスどまりだったはず。
BLじゃなくてファンタジーでよくない?
と、とても思います。滴りを求める方は、別の本にした方がよい気がする。
(まだ2巻読んでないけどさ)
帯には究極のラブ・ディスティニー!!とかって書いてあるんだけど、
誰と誰がは1巻では まださっぱり不明。

でも私としてはとってもとっても面白かったので、ファンタジーとして萌2.
1巻は「え、ここで終わんの?」というぐらい
導入編的に終わってしまいますのでご注意を。
今月3巻目が出るみたいなので今からわくわく。

設定がとても面白かったです。
優しい「本」は手にした人の想いを吸い取り、耐えきれなくなって
「うるさく」なるという設定。本の付喪神?
途中から出てくる 主人公に渡されたある本は、唸ったり悲しんだりします。
その声が聞こえるのは、今まで縁がなかった父方祖母 嘉代さんと
高校生の洸一だけ。
その他は式神、本に巣食う悪魔などが出てきます。
そんなどろどろしてなくて、本に巣食う悪魔、主人公兄弟二人とも
超絶美形で挿絵眼福だし、会話主体で話が進む箇所もあるので、
さっくり読めます。

肝心の挿絵話。
上記のような話なので、エロシーンは一切なく全て着衣。キスシーン1のみ。
カラー口絵は本に巣食うという悪魔 仰倉(おおくら)の微笑む美麗立ち姿。
手からなんか煙でてるし。おっかねー(笑)
中の挿絵はどの絵もとっても素敵、うっとり~
洸一が無事戻ってきた龍一に抱きつく絵がいちばん好き~♡

登場人物いちおう。
主人公 洸一:表紙の真ん中の子。いまどき高校生。
       本はうるさいのがいるので大嫌い。
龍一:洸一の3か月だけ年下。わんこ。仰倉に虜にされてる。表紙の左端。
仰倉:悪魔らしい。本の右端。龍一をからかいつつ、
   1巻最後では洸一にちょっかい出し始めてる。
   性質悪そう。悪魔だからしょがないか。
嘉代さん:洸一、龍一のばあちゃん。すんごい資産家っぽい。
     薙刀ふってそう・・・
文音:洸一の母ちゃんだったんだけど・・・

1巻は好きだわー。2巻に行ってみよう!

1

妖しい雰囲気は素敵だけど・・・

これはシリーズ物?
あとがきも何もないので判断に迷いますが…。
本書のみで評価すると、BLとしても一般書籍としても恐ろしく消化不良なラストでした。
笠井あゆみさんの挿絵がなければ、買ったことを後悔していたかもしれません。


本の「声」を聞くことのできる高校生・恍一は母の遣いで、父の実家を訪れる。
古い屋敷で出会ったのは、同い年の義弟・龍一と、屋敷の書庫を管理する美青年・仰倉。
この恍一の能力と出生の秘密、恍一に託された古書『華王の遺言』の謎…などがストーリーの軸となっています。

時を同じくして、恍一の母は職場の同僚から借りた一冊の本がきっかけで、出口のない迷路のような世界に迷い込む。
失踪した母を探す恍一が、仰倉や龍一と接触することで、自分のほかにも能力者がいることや戦うべき敵の存在を知るという展開です。


ミステリアスなストーリー展開や、
本を通じた空間移動というアイデアはなかなか面白いのですが、
■敵の狙い(目的)がよく分からない
■「世界を救う」って一体何から救うのか?敵の規模や、被害状況がよく分からない。
■あるキャラが実は○○というビックリ展開!ロクに伏線もなく突飛な説明が繰り広げられポカーン。
以上のような点から、
ファンタジーの設定・世界観が今一つイメージし辛かったです。
シリーズ序章だとしたら、あまりワクワクする引きはありませんでした。

BL要素としては、
龍一×仰倉っぽい描写が少し。
絡みはありません。
龍一の片想いに仰倉が付き合ってやってる感じなので、カップルとは言い難いです。
仰倉は恍一にもキスしてみたり、魔性の年上美人ですね。
龍一と恍一も、お互いほんのり意識しあっていました。
続編があるとすれば、個人的には仰倉×恍一or龍一×仰倉が見たいかな。

現時点では中立評価です。

5

和洋の織り成すファンタジーラブ?

正直な読後感を申しますと、まさかここで終わるのか?でした。
BL度としてはかなり低め。帯のあらすじにあるような複雑な三角関係を思わせる描写は終盤にほんのり匂わせる程度。
ごとう先生だから元々露骨なシーンは控えめですが、それでも少ない。
続きを期待させるような広がりのある締め方は先生らしいと言えばそうですが、この巻だけで評価するとかなり物足りない内容となっています。あくまで序章、という感じ。

しかしストーリーやからくりに関してはさすが、未成熟の青年たちに付随する不思議な出来事が上手いバランスで書かれています。
舞台は重代の日本家屋と洋館。本を寄りしろとする悪魔と付喪神、本の声を聴ける人間と運び屋…ぶっ飛びすぎないファンタジーとしては文句なし。

幼い頃から本に対してある能力を持つ主人公恍一と、これまた(ある意味?)特殊能力を持つ義弟の龍一、そして龍一の住む祖母の屋敷に使用人として働く仰倉が出会う事で物語は始まります。
龍一と仰倉は元々恋人同士、そこに両者それぞれにとって特別な存在となる恍一が介入し関係が大きく動き出す…のか?というところで終わるから先が気になってウズウズ…これで完結というなら思わず鬼!と言ってしまいたくなる程(笑)

主人公の恍一君がまた可愛らしいです、中身外身ともに。こんな兄がいるなんて龍一が羨ましいですね〜
個人的には三角関係、というか3P、大好きなので露骨な表現は皆無ですが所々でニヤニヤしながら楽しめました。
カップリングとしては、龍一→←仰倉→恍一←龍一 といったところでしょうか。
萌え?とは若干違いますが設定やストーリーがドツボだったので萌×2としました。

しかしこれ、表紙の帯を取ってよく見ると仰倉が大分絡み付いてるんですね…何にとは言いませんが、これを見るにも続きがある事に大いに期待したいです。

1

本のデザインとてもきれい

読み終えてまず感じたことは、これは次へのプロローグ?
恋をするってタイトルにあるけど、恋するの?誰が誰に?

的なモヤモヤが・・・・・
この登場人物で恋を現在している人は・・・恋という定義が人間世界がさすものなのか、どうかは、さておき、1人いることはいました。

ごとう先生おっしゃるところの、SF・・少し不思議
がお好きな方はとても楽しめるのではないかと感じました。

BLとして読みたいと考えられている方はにはどうなのだろうと思いました

私はBL要素がなければ書籍は読むタイプじゃないので、不思議な感覚でした。

テーマ題材としては本。日本古来、伝承といった、消して遠くはない世界とも思えるものでしたので、頭に入りにくいといったことはなかったところが良かったです

4

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