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itsuka amaku tokeru koi
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
初めてのレビューなので、文章の下手さはご容赦ください。
私はこの作品に出会えてよかったなと思いました。買ったのは1週間前ですが、毎朝通学(大学生です。)の車内で読み返しています。あらすじからすると、白衣、研究職、眼鏡など堅い印象を受けますが、作品全体は甘い仕上がりです。
私がBLを読み始めたきっかけは、中村春菊先生の「世界一初恋」だったのですが、それに出会った時の衝撃は今でも忘れられず、読んでからしばらくドキドキとキュンキュンが止まりませんでした。その時と同じくらい、この作品を読んでいる最中キュンキュンが止まりませんでした。読んだ後、不思議と優しい気持ちになりました。作者の淡路水さんの優しく、温かみのある文体に惹かれました。タイトルの通り、私の心も甘く融けてしまいそうになりました。サマミヤさんの淡い絵柄も、作品の良さをぐっと引き出していました。
この本は今年の3月に発売されましたが、本屋さんで面出し(本棚に差し込まれているのではなく表紙を前に出した状態)で、並べられていたのを手に取りました。私の憶測ですが、先日の青色発光ダイオードを発明した日本人のノーベル物理学賞受賞のニュースを受けて、研究者モノが陳列されていたのかなと思います。だとしたら、書店員さんのおもてなしは本当に腐女子心をくすぐるものだと思います。書店員さんに心からお礼を言いたいです。この作品に出会うきっかけをくれて本当にありがとうございました。
また、この作品と私を引き合わせてくれた全てに感謝を込めて、このレビューを発信したいです。
つらいことがあった時、もやもやした気持ちになった時、コンビニのチョコレートと一緒にこの作品も手に取って、心も糖分を補給してはいかがでしょうか。
縁あって手に取った一冊です。
物語の折々にアクセントとしてチョコレートが
登場します。
チョコレートと言うのは面白い食材で、甘味が
重要な要素でありながらそこだけに重点が
置かれると途端に持ち合わせている風味が
台無しになってしまう。
甘さを際立たせる為の他の風味があってこそ
チョコレートは初めてチョコレートとしての
存在価値を確立する訳です。もっとも他の風味が
わざとらしく配置されていたらそれはそれで
艶消し・興醒めになってしまう訳ですが。
評者が読む限りではこの物語におけるチョコレートの
隠し味は、程好き所に適切に配置されておりますね。
全体的に丁度良いチョコレートのアンサンブルで
あると受け止めました。
ただ、甘さ控え目を好まれる方には少し多目に
感じる甘さかも知れません。
本文の行間からにじみ出る風味に挿絵から
にじみ出る風味が上乗せされる訳ですから。
なお、初回限定特典として別紙掌編が存在します。
400字詰め原稿用紙7枚程度の空間で構成された
ある意味ネタバレになる本当の番外編です。
その別紙掌編をコースの締めくくりと捉えて
この一冊を読み直せば、また新たな風味が
浮かび上がって来るでしょう。
新レーベルでの商業誌デビューで初読みの作家さんになります。
あとがきでは別ネームで雑誌にも掲載されたことがあるとか、
このレーベルさんで出ている作品、まだ多くは無いけれど意外にも高水準。
今まで出ていた7作品も面白かったので期待大でした。
内容的には一部の人間から謂れのない悪意に満ちた噂をされ、
大人社会のイジメかと思える環境にいてストレスで疲れている大学の
助教で受けになる一海が臨時で入ってきたアシスタントで攻めになる
嘉瀬との出会いで物理的にも精神的にも心が軽減されていく中で
次第に嘉瀬に仄かな恋心を募らせていくラブもの。
お相手の嘉瀬は明るくて出来る男なのですがバツイチなんです。
そのバツイチの内容があるから、簡単に好きだから恋に落ちる展開にならず、
片思いの切なさや自身の性癖と過去のこだわりで立ち止まりながらも
惹かれる恋心が止められない感じでしょうか。
全体的には甘くて切ない感じのラブストーリーで、
お約束のように悪者が現れ、一海が危機になった時に嘉瀬が助け出して
ハッピーエンドになるお話です。
かなり期待レーベルなので気合を入れすぎて読んでしまったことで
ちょっぴり拍子抜けした感もありますが甘いラブが好きな人にはオススメ。
書き下ろしは嘉瀬視点で離したくない気持ちが強くて険悪な事態になるお話で
本編よりもドキドキしてしまった。
大学の研究室を舞台に、周りの嫌がらせや忙しさにも負けずに頑張る主人公。まさにドラマの主役のような健気がツボでした。
攻めの嘉瀬は新しく配属されたアシスタントで、この嘉瀬が一海を支えになり、全面的に力になってくれるのでそんなに重いお話ではありません。とちらかというとあまあまで安心できるお話です。
怒涛の展開というわけでなく、ストーリー自体はコンパクトにまとまっていて、読みやすいです。さらさら読めるので少し物足りない気もします。
職場で受ける同僚による嫌がらせの結末も、予想を超えない範囲です。
これは受賞作でデビュー作だそうなので、多少の物足りなさは仕方ないのかもしれませんが、これだけ丁寧に書かれているのは評価したいなあと思える作品でした。
残念に思えたのは、一海がわりと前向きで動きのあるキャラクターな分、
嘉瀬があまりにもおとなしく思えること。
当たり障りのない紳士という感じで、攻めキャラとしては少しつまらなく感じてしまいました。
けれど最後におまけで嘉瀬視点のお話が入っていて、こちらでは嘉瀬の意外な独占欲や子供っぽさが見られます。
本編で嘉瀬がイマイチ理解できなかったフォローがきちんとこちらでされていました。何より気に入ったのは、おまけでのえろシーン。
紳士的だった嘉瀬の、サドっ気にすごくすごく萌えました。紳士的だけど実はSな敬語攻め!王道かもしれませんが非常にツボりました。
できればもうちょっと見たかったな~。
あまり濃厚なシーンがなかったのが、残念といえば残念です。
「甘く融ける~」の意味合いは、嘉瀬がチョコレート好きだから…という設定とかけているのだと思いますが、なんだか作中で活かしきれていない気がしました^^;
小説読書月間2冊目の本です。
相変わらず電車の中で読みましたが、この本は挿絵でドキドキするようなページが少なかったので割と安心して読めました(笑)
サマミヤアカザ先生の綺麗で繊細な絵は内容にも合っていたと思います。
さて、内容のほうですが、
メインの二人、攻め・嘉瀬と受け・一海のちょっと甘いようなふわふわした関係はいいんだけど、どうにもいじめが鬱陶しいなぁ…というのが正直な印象です。
付き合いだしてからは、嘉瀬は結構裏の性格を出しているというか、嫉妬深かったりもしますし、特に一海が海外留学をするときのあの嫉妬は…。
嫉妬深い攻め好きなはずなんだけどな…。
タイトルのいつか甘く融ける恋、というのはみなさんもおっしゃっている通りチョコレートと絡めてるんだと思います。
いつかっていうのは、初めて会った時から一海のことが好きだった嘉瀬が一度振る、というか過去を引きずっていたがためにちょっと切ないところもあって。甘くも苦くもあるチョコレートは恋を表現するにはぴったりですね。ところどころでチョコレートが出てきていて、よかったです。
あと、嘉瀬の過去のお話はよかったですね。切なかったです。
相手の人も幸せになってるといいなぁ。
小説は、冒頭が肝心であると思う。
最初の数ページで乗れなければ、読み進めるのも億劫になる。
正直、電子版30ページ読み進めるのさえ少々難儀でした。
物語の構成も設定も悪くないのだけれど、わざわざ難しいく書いている感が否めず。
そんなところ難しくなくていいからもっとシンプルに進めてと何度も思いながら読み進める感じでした。
ただ、双方の心の動きとかその設定は面白いので、後半になるにつれて読むスピードが上がりましたヨ。
最後の最後で攻の頑なな態度はちょっと理解できないところもあり、ところどころ残念感がありつつ読み終えたので、少しすっきりしませんでした。
それでも冒頭のがっかり感から持ち直したところが良いと思っていて、別の作品が楽しみになりました。
最初は面白く読んでいたのに、途中から違和感を感じて
素直に読めなくなってしまった。
途中から急に嘉瀬のイメージが変わり、
一海もちょっと、最初の
「柔らかだけど芯が強い」というイメージから外れた感が。
そこからどうもすんなり二人の感情が入って来なくて、
後半のベッドシーンも目が上滑り。
淡路さんの作品は好きなはずなのに?!……と思ったら、
これがデビュー作、というか、フルールの受賞作だったのですね。
それで納得。
正直これは好みの問題なのでしょうね。
嘉瀬にも一海にも、途中から魅力を感じられなくなりました。
佐久間さんの方が好きかもv
これを最初に読んでいたら、淡路さんには手を出しにくくなっていたかも。
でも、この後の作品はどんどん面白くなりますね。
今回あらすじの『同僚からのいやがらせ』というのがてっきり男性同僚からのものだと思い購入。
しかしこれ、女性もでした(苦笑
男性からの嫌がらせが中心ではありますが、もしも女性サブのネチネチ系が苦手な方は避けられた方が賢明かもしれません。
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受けは大学の工学研究室の助教、一海、29歳。
学生からは穏やかな人柄が好まれていますが、博士研究員とパート秘書からの嫌がらせによる胃痛・頭痛に悩まされています。
攻めの嘉瀬は一流化学メーカー出身のアシスタント、34歳。
転職の間の繋ぎとして一海の下で働くこととなった、仕事の出来る既婚者。
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雑用に追われ、自身の研究に手をつけられない一海のアシスタントとして雇われた嘉瀬。
洗練された佇まいと妬みからの噂に惑わされず信じてくれる嘉瀬へ、一海は徐々に惹かれていきます。
虐げられる健気なシンデレラに王子様が手を差し伸べ…というお話、大好きです。本当に!
大好きですが、この作品にはものすごい違和感が付き纏いました。
この作品、一海の思考が女子っぽいんですよね。「もう!こんなところで!」とか「もう!大げさですって」とか。(注・29歳、助教)
こういうシンデレラストーリーは普通もちろん『そりゃないでしょ』な物が基本ですし、受けはやはり『受け入れる』という役割上、女子の延長線なのはBLですから仕方ないことだと思っています。
ただそれが気にならないのは話に入り込めたり、キャラがその乙女口調とあっている設定だったりした場合では。
例えば一海が助教でなく学生でしたら、気にならなかったですね。
お好きな方もいらっしゃるのに申し訳ないのですが、残念ながらわたしはこの作品には夢中にはなれませんでした。
嘉瀬の甘い言葉も、嘉瀬の態度にウキウキしちゃう一海も、なんだか読まされてる感というか、嫌な言い方ですがわざとらしく、大振りにしないと伝わらない舞台演劇を観ているような気がしてしまいました。
二階席から観てるような遠さで。