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locker room de kiss wo shite
甘々でした~。会社勤めをしながらシナリオライターを目指す受と、同じ会社だけど肉体労働系の年下の攻。ロッカールームでコンビニ弁当を一緒に食べる仲になって、恋を自覚して、疲れているときに甘やかしてくれるかと思いきや、大人の男だから好きになったって大人の愛し方をする。初めてがロッカールームで鏡プレイっすか…。強引に見えて完璧なエスコートで、笑顔のかわいい年下の男。お互いにメロメロです。攻のほうが先輩だからタメ口をききつつ、時々敬語ってのがいいです。
一緒にごはんを食べると親しくなるよね。会話がなければ他人のままだけど。それに比例するように食事シーンが多い。そうして好きになっていくのがくすぐったい。
後半は続きで、憧れのシナリオライターに指導を受ける受。夢のためにがんばっていて、会える時間が減ってしまう。おまけにその人に口説かれてるようで。いい人なんです。カッコいいのに仕事に夢中になって煙草の灰で服を焦がす男。攻は心配でたまらないのに、夢の邪魔をしたくなくて、年下だから虚勢をはって寂しいと言えなくて。でも受のことを一番好きな自信があって。好きな気持ちは変わらないから、またメロメロにされてしまう。ベタ惚れです。
表題作は後半のほうだっだけど、ロッカールームでイチャイチャしてたのは前半でした。仮眠もできるのに、他に誰も来なかったのが不思議。PHSを使っている少し前の話で、表現も少し古いように感じたけど、みんな前向きで、大人なのにかわいい恋の話でした。
前半は王道展開なストーリーでした。
職場で出会った二人が、なんだかんだの末に結ばれて…という。
普通に面白かったです。
で、後半。
後半でキましたねー。
BLってほら、基本的にお互いがお互いをものすごく好きで、いつも会いたくて、片方が疑心暗鬼に囚われてても実はそれは誤解でってパターンが多いじゃないですか。
でもこれは、「確かに大好きなんだけど、今日は他の用事がしたい。ちょっとウザい…」みたいな、ちょっとアダルトな感情の機微を描いてくれてました。
要所要所に、そういう「付き合いはじめて少したったカップルの、リアルな姿」が描写されてて、そのあたりとても私好みでした。
「何年たってもラブラブイチャイチャでやりまくり♪」みたいな作品もいいんですが、心のどっかで「あり得ねぇ~」とも思っちゃうもんでw