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shuchakuou to kinjirareta aisho
総じてレビューが評価低めですね。
ここは私が挽回を!!!と思いながら読んだ読後の感想。
うん。非常にもったいない!の一言に尽きるかな(´Д`;)/ヽァ・・・
もろもろ買い控えを増やしている中、なんか断然好みというか
惹かれるあらすじ設定だったもんで、衝動買いだったわけで。
もちろん、随所にみられる設定はすごくおいしいのです。
久しぶりにアイタタな(肉体的に)ものがあるので、ここは苦手なかたは
ダメなんだろうなと思うのだけれど
この手の追い込み系は嫌いじゃないです。山藍作品を思い出して妙に萌えます。
なのですが、これね。あれだよね。
作者の「あれも!これも!もっと!」が強すぎて、詰め込みすぎて
何がなにやら・・という部分が多かった気がします。
受のみに執着し続ける王様。
執着のドを超えて、受が好きな攻っていうのはツボ真っ只中なのです。
好きなんだけど、いかんせん王様の心理描写がない。
後半にちょろっと説明的なものがあった気もしますが、どちらかといえば
王様の心理描写、心理変化。もっと・・というのが見られたら
評価高かったかな~という雑感。
せっかくの稚児。
王様のハジメテのお相手に召し上げられて~の設定にも関わらず
ハジメテが描かれないという残念感。
最近ショタものってアウトなのかな。あんまりみないけど
ハジメテって大事だと思うの。そこ朝チュンしちゃったりとばしちゃう作品多いんだけど
最初ってのが肝心なの!そこは丁寧に読みたいの(,,#゚Д゚):∴;'・,;`:ゴルァ!!
尺の問題かな~残念。
加えて残念なのが、陵辱シーン。
結局犯されないというな・・どーなっとんのよ。
他人に犯される、陵辱されるからの悲壮なのに結局・・・orz
設定含めは好きな作品です。
小説は心理描写の変化、抑揚がけっこう私のなかではポイントだったりするので
そこがあればなお良かったな~な今回でした。
痛くてもいいの、苦しくてもいいの、でも心理描写がないと寂しいのです。
やれやれ。とりあえず次回作に期待。
中華っぽい設定ってなんだかんだで買ってしまうので、次回も懲りずにお願いしますw
マジかぁ…と思わずつぶやかずにはいられない衝撃的なシーンがあったりして、これはもう好きか嫌いか、楽しめるか楽しめないか、両極端に別れるお話だなぁと。
烈雅に命を救われ、夜伽の相手として十年過ごしてきた玲深。
思い慕うも相手は一国の王。后をもらい、そして世継ぎをもうけなければならない。自分は身を引くしかないのだ…と一見身分差の恋に悩むジレジレストーリーなのかと思いきや、烈雅の執着が半端ないおかげでとんでも展開になっていきます。
執着王、玲深への執着がすごい。
すごいんだけど、その方向性が一般的でないというか…。
王道を行くなら、周囲がいくら画策しようとも后は迎えない、おまえ一筋だ!というスタンスで流れるものですが、これは后は迎えるけれどおまえは離さないぜ!とまぁワガママ?を通そうとする王様なのです。
愛しているからこそ憎いという激情はオイシイのですが、烈雅と玲深の想い合う姿がなんか噛み合わないんですよねぇ。
キャラに感情移入というよりは、次は一体どんな仕打ちをされるんだー、とある意味ドキドキしながら楽しんでいました。
しかし切り落とされちゃう受けというのは初めてでした…。
Cielさんの描く中華テイストのイラストはわたしの好みのツボをつくので、表紙で即買いしてしまったのですが。
中身が衝撃的である意味忘れられない一冊になりました。
設定とかキャラとかは良いのにね。
話に深みを感じないというかね。
裁判で玲深を助けられず、すまないと謝ってる烈雅だけどその裁判も重要なシーンな気がするんだけど…。
重要なシーンじゃないのか?って思うところが端折られていて、中途半端に感じます。
烈雅が玲深に執着する意味もよくわからない。
夜伽の相手として10年一緒にいたのは良いけど、出会ってから2年3年分のシーンでもあったら良かったと思う。
玲深が初めて夜伽をしたシーンとかね。
(レビュー投稿しようとして、執着王を検索したらそのシーンの番外編があると知った。一応、あるんだね。読めることないと思うけど。)
玲深が宦官になった辺りは、烈雅の玲深に対する仕打ちが残酷すぎ。
張型で責めるのは良いけど、他の宦官に手伝わせるのは正気じゃないよ。
玲深、嫌がってるし。
誰にも触らせたくないほど玲深の事を愛していたんじゃないのか。
そういうね、残酷なシーンも嫌いじゃないけど烈雅がそんなに怒ってる理由がわからない。
妃も清雅も特に重要な感じしないです。
その二人と玲深との各シーンは無理矢理な感じもしないけど、別になくても良かったんじゃないかなと自分は思う。
もっとね、玲深と烈雅の仲睦まじいシーンを前半に盛り込んでくれたら良かったと思う。
嫌いじゃないが、今一つな感じで残念。
読後の正直な感想は、もったいないなあ…でした。
意欲作なのだと思うのですが、キャラの魅力が分からず。
攻めがびっくりするくらい一途だというのはとても好みだったのですが、悪く言えば一途なだけで王としての務めもなにもかも放り出してる所はBLの万能当たり前~の攻めの中では異色ですね。
なにより、受けが意味不明の性格で残念。
ちょっとバカなのか賢いのか(行動見てるとバカなんだけど、民の幸せのために官吏になりたい!とか言ってて萎える)、したたかなのかそうじゃないのか、キャラがきちんとさだまってない感じがしてしまいました。
はっきり言って、この受け好きじゃない。
でもそんな受けを攻めは熱愛してるので、きっとすごく魅力的なんだな~と、自分に言い聞かせて読みました。
あらすじです↓
玲深(受け)は、お金で買われるようにして王宮に出仕することになった。
不老不死の幻想にとりつかれた皇帝に生け贄として殺されそうになり、逃げ出した玲深を助けてくれたのが、皇太子の烈雅(攻め)。
皇帝に渡さないために、烈雅は玲深を「夜伽役」(結婚まで皇子の夜の相手を務める正式な役職。男がやるものらしい。)に任命し、玲深もそれを受け入れる。
皇帝になってからも烈雅は玲深を溺愛し、正妃を娶ってからも他には見向きもせず、玲深だけに愛を注ぐ。
嫉妬に狂った正妃は、「玲深に襲われそうになった」と嘘をつき、玲深を不敬罪で死刑にしようとするが、烈雅の必死の尽力によって宮刑(男性器を切り落とし、宦官とする刑)に減刑される。
宦官になるくらいなら殺してほしいと願う玲深と、とにかく玲深に生きていて欲しいと願う烈雅。
二人の気持ちはすれ違い、数年後、宦官のトップに据えられた玲深。今でも烈雅に抱かれてはいるものの、心を通わせることはなくなってしまっていた。
烈雅はそのことに苛立ち、酒浸りになって玲深を辱める。
烈雅の仕打ちに疲れてはてていた玲深は、烈雅の異母弟の皇位簒奪のクーデターの計画に乗ってしまう。
従順に抱かれるふりをして烈雅を喜ばせて秘密を聞き出し、異母弟に渡された薬を睡眠薬だと信じて烈雅に飲ませるが、それは毒薬だった。(←このあたり、玲深がアホすぎてイライラします)
烈雅は、玲深が異母弟に協力していることも、玲深が自分に毒を盛ろうとしていることも承知の上ですべてを受け入れようとしていたのだった。
異母弟に話が違う(烈雅の命は奪わないという約束だった)と抗議する玲深だったが、逆にとらえられ、異母弟の後宮にいれられて、陵辱されてしまう。
やっと烈雅にいかに愛されていたのか、自分も烈雅を愛しているかに気づいた玲深は、烈雅に会いたくて火事に紛れて後宮から脱出する。
そして烈雅が療養する遠い離宮に向かうのだったが…
とりあえず、玲深が本当に宦官にされちゃったときは、すこし驚きました。
あら、本当に切られちゃったわっていう。
宦官受けって私初めてだったんですけど、尿道に常に栓がしてある(栓がないと垂れ流しになっちゃう)とか、妙にリアルでしたね。
玲深の心の動きをもっと丁寧に読ませてくれたなら、すごく良かったのになと思っています。
なんかとってつけたように「身をひかなきゃ」「本当は愛してる」「今は恨んでる」とは書いてあるのですが、書き込まれていないのでイマイチのりきれなかった。
特に玲深が烈雅を恨んでるというところは、玲深が烈雅を裏切る動機のひとつなんだから、もう少し掘り下げてほしかったです。
それがないから玲深が少し優しく振るまって言い聞かせるだけで、嬉しそうに酒を断ったり皇帝としての責務をこなそうとする烈雅のほうに同情しちゃいます。
ってか、玲深がうまく操縦してたら、烈雅は賢帝でいられたような気がします。
陵辱(複数の相手をさせられる、とかも)ありなので、苦手な方はご注意を。
烈雅は道具を使って玲深を虐めたりはしますが、玲深以外の女性も男性も抱かないので、そこは痛いかんじはないです。
異母弟に捕まったあとはハードでしたが、玲深が自分で招いた結果かなぁと、ちょっと冷めた気持ちで読んじゃいました。
その器でもないのに中途半端に陰謀に首つっこんで、異母弟に超あからさまにセクハラされても、あの方にそんなつもりは~とか鈍感ぶってるからあんなことになっちゃうんだよ…。
総括すると、攻めは超一途なので(王としてはダメダメです。玲深が愛してくれないと何もやる気が起きないようで、政治なんて放棄しちゃいます。でも、ブレないので、玲深に毒を飲まされた後の烈雅の一途っぷりには心を打たれました。)そういう攻めがお好きなら楽しめるんではないかとは思います。
ただ、ツッコミ所満載なのは間違いないです。
私は主に受けの行動にツッコミ続けて、物語が楽しめなかったです。
ところどころ萌えのカケラも見えるのですが、残念ながらイライラが遥かに上回ったので「しゅみじゃない」ということで。
ムズムズと痛いまま、阿呆な受けに疑問を持ち続けての読了です><。
受けは美形で、官吏試験に受かる秀才なのに、マジ阿呆でした。
いくら小さい頃から攻めの皇太子に好かれて仲良くやってこようが、伏魔殿の宮中で、アレ程、無防備に考え無しに成長するものなのか?
攻めは皇帝になる器かなーと期待させておいて、外国からの嫁をないがしろにして受けに嫌われたとすると政治を放ってしまうバカ殿様。
アホとバカの受け攻め、お互いが好きだけど、それがお互いの災いになるー!
うわー理解の範疇を超えた話だよお!
こうなったらもうあの世で幸せになってくれ―誰も彼も死んでおしまいっ!―(ギリギリ…)と躍起になった途端、はっ?コケッと小さくても幸せだね?の、竜頭蛇尾エンディング?
巧い具合に善いキャラが1人も出てこないので、誰にも感情移入しないからか、作者は、いっそ清々しい程に甚振ってマス!
あいつもこいつも、雑巾を絞り切る様にやっちゃってよー!
お好きな人には堪らんでしょうね?
え?橘ですか?股間守りながら切れてまして、途中からよく憶えていません(;;)
レビュータイトルの通りなんですが、敢て「趣味じゃない」です!
中華去勢BL。それがすべてです。よく剃毛プレイの最中とかに「暴れるなよ、切り落とすぞ!」とかって脅される受けは見たことあるけど、本当に切られちゃったのは本作の玲深が私的には初めてでした。そこんとこは新鮮で、それなりにインパクトもあったし、設定自体はとても好みの路線のはずなのに、なんだろうこの読後の消沈感は。
とにかく中途半端なんだよね、愛も憎しみも。攻めの烈雅の玲深への執着はまだわかるとして、玲深の感情の振れ幅が読めない。13の時の初めての出会いで命を救われて、その後10年肌をかさねてきた割には烈雅の婚儀に対する反応もどこか冷淡に思えたし。それでいて男性器を切り落とすという、ある意味死ぬよりつらい刑に処せらても、恨みや憎しみを激しく燃え上がらせるというほどでもない。ぐじぐじと運命を嘆き、自分を憐れみながら、何か現状を変えるべく自ら動きもしない。そのくせたいして信頼もできそうにない王弟の甘言をあっさりうのみにして烈雅に毒を飲ませる辺り、あまりにあさはか。子どものころから陰謀渦巻く王宮に身を置いていたくせに、人の言葉の裏を読むすべも学んでないのかよ、有能な官吏で医者でもあるなら、毒と睡眠薬の区別くらいつくだろうと思うんですが。
玲深に殺されるなら本望と、あえて毒と知りつつあおる烈雅の思いは純情とよべなくもないですが、王としては国も民も簡単に擲つのは褒められたものではありませんね。鈴木あみさんの「はいまーと・ろーぜ」で、オルタンス姫が「私はなんのために王女に生まれてきたの?」と自問してたのを思い出します。西洋風に言うならノーブレス・オブリジェ。どんなに不本意だろうと、権力を手にした者、玉座に就いてしまった者には果たすべき務めがある。その帝王学は和洋中万国共通のはず。烈雅にはまったくと言っていいほどその覚悟が欠けてましたね。
エロ方面では玲深を責めるとき、なにかとお道具に頼るのが個人的にはイヤでした。攻めたるもの自分の生一本で勝負せんかい、と思ってしまうタイプなので。モブが玲深を嬲るのに使う分はまだ許せるんですけどね。でも泥鰌はなあ・・・似たようなシチュエーションで蛇は割とポピュラーですが、どっちがどうなんだろう?? 以前敬愛する山藍紫姫子さんが「鯉の口にペニスを挿れてオナニー」みたいな話をされてたけど、お尻にドジョウよりそっちの方が断然デンジャラスでスリリングかと。
なんだかあられもない方向へ話が転がってしまいましたが、この作品自体は、ひたすら受けが、というより主に受けの男性器が狙われ、痛めつけられる点にのみ気を取られ、波瀾の展開もラブの部分もかすんでしまった。まるで作家さんが男性器に対して特別な憎悪でも抱いてるかのよう。それともカワイサ余って・・・なのでしょうか。筆力はあるし、目の付けどころ自体は決して悪くないと思うんだけどなあ・・・
今井さんにはデビュー作「告解の死神」の時も期待して、裏切られた覚えがあるので、次こそは…と念じてます。
嫌いじゃない。
ないんだけど、自分は王道ものが好きなんだなーとしみじみ。
13で王宮に連れてこられ、王に性器を切り取られる所を助けてくれたのが烈雅との出会い。
お互い相手だけで両思いなんだけど、うまくいかないんだよねー。
烈雅は王様なんだけど、傀儡状態で出来ることはない。変えようともしない。決められたまま結婚もするが、相手のところには行かず、玲深が嫌がらせを受けても何もしない。
玲深は夜伽役でなく官吏として働きたい。烈雅の弟清雅に言い寄られて騙される。
あれ?烈雅だけじゃなく玲深も残念な感じ?
子供時代の話でも、畑仕事2人でするみたいな後日談でもあればよかったかなと。