kirara
romance no mokuhiken
『ロマンスの黙秘権』の番外編同人誌(コピー誌)です。2冊組の2冊目・啓(受)視点。
メインになるエピソードは『准己編』と同じく『准己(攻)の見合い』です。
准己は、見合い写真や釣り書き等の『証拠品』を常に持ち歩くことで、啓に見合いを気取らせないようにしていましたが、啓はちょっとしたアクシデントで見合い写真を見つけてしまうんですね。
『准己編』での、啓の普段なら考えられないような言動はそのせいだったわけですが。
2冊組ということで、単に視点を分けただけではなく、2人のまさしく対照的な変化について書かれています。
そういう意味でも『対になっている』わけで、両方読んで完成という感じでした。
商業誌は文庫3冊で、しかももう6年も前に完結した作品です。
その後、同人誌では続編や番外編もいくつも出ていますが、いまだにこの2人に会えるのはとても嬉しいです。こちらも読めてよかった。満足です。
ただ、可能なら、もっと長いものを(コピー誌ではなく)読みたいですね。キャラクターが好みだと、番外編は本当に楽しみです。