ラスト

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ラスト
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神20
  • 萌×213
  • 萌11
  • 中立10
  • しゅみじゃない14

--

レビュー数
13
得点
195
評価数
68
平均
3.2 / 5
神率
29.4%
著者
宮緒葵 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
乃一ミクロ 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
発売日
価格
¥590(税抜)  
ISBN
9784829625651

あらすじ

真人は僕の天使!
たまらない、たまらないよ……!

脱出ゲームのテストプレイヤーとなった真人は、妙に親しげな見知らぬ男と元同級生二人と共に、残虐な体験プレイを強いられる。
楽しげに二人を嬲り始めた男。
彼はかつて二人に虐められ退学してしまった友人・空閑だった。
復讐の機会だと言う空閑を、真人は止めようとする。
すると空閑は涙ながらに愛を告白しつつも、彼等を助ける代わりとして淫靡な“お願い"をしてきて……。

表題作ラスト

元苛められっ子の高校の同級生
ゲームのテストプレイヤーに選ばれる大学生

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数13

受けの前ではチワワだけど…


再読です。
数年前に読んで、最後の部分しか覚えていない楽しめるかなぁ~と思ったのですが読んでいると段々と思い出すものですね(笑)

ですが相変わらず最高の執着具合でした!

再会もので攻めがビフォアフして登場。
サイコパスさもありながら、時には泣きながら縋り付くワンコのような仕草に絆されまくり受け。
受けの前ではチワワだけど、その他…特に受けに近づく奴には狼にもなる。
そんな二面性を持つ攻めを書くのが得意とする宮緒葵先生。
もう、さすがの一言です。
安定の面白さです。

0

誰が一番こわいか

中立より萌。
ストーリーは凝ったつくり。
最終章での独白っぽいかんじで一気にネタバラシされるのが少々残念。

空閑は少々ぶっ飛んでるけど宮尾先生にしてはエロ抑え目か。
でも無駄金使いすぎ、仕掛けが大掛かりすぎて、
そこが面白いところなんだろうけれども、ちょっと非現実すぎかなあ。

でも一番引っかかったのは、真人キャラ。
ちょっと出来過ぎ、天使すぎ、順風満帆すぎ。
ある意味チートのマコちゃんは正解か。
現実にいたら、陰で悪口言っちゃうかも。
表立って批判できない感じが怖い。まあ、批判する要素もないんだけど。
たしかに空閑には天使かもだけど、読者の私は萌えを感じられなかった。

0

タイムスケジュールがおかしい

攻の空閑の変態犬ぶりがキモイとか、受の真人が全方位イイ子ちゃん過ぎだとか、言いたいことはあるけれど、それよりなにより、タイムスケジュールの破たんが気になる。

真人が公式サイトで会員登録してから、招待メールが来るまで一か月。
その翌月には実際にゲーム会場に行ってるわけで、そんだけの時間でこれだけの大掛かりな仕掛けができるものか? そもそも地下の工事ってたいへんなのに!
藤本たちを陥れる罠も、たった一か月ちょっとでできるもの? ドラッグの売人とツナギつけるのも簡単じゃないだろー。ていうか、罠にかけるためにドラッグ売りさばかせて、そのために人生狂った学生たちがどれだけ出たか……。とか、考えてないよね? 空閑はね?

真人がいなくても復讐するつもりで準備してて、そこにたまたま真人がサイト登録してきて狂喜乱舞で引っ張り込んだってゆーなら、まだなんとか。でもそーゆー感じじゃないし。

BLでそういう現実的な細かいこと言うなよ、とは思うけど、特に宮緒先生に、とは思うけど、気になりすぎて。
期待のエロも、空閑の性格がああなので、「淫靡」じゃなくなっちゃってイマイチでしたー。

1

私には合わなかったです

宮緒葵さん、初読みです。
一度読んでみたいと読んでみたのですが、
うーん…私にはダメでした…
合わなかったです。

出てくる人達が、よく解らなかった。
断トツ1位は、空閑。
口調もやってる事も気持ち悪い。
そこは狙いだと思うからいいと思うんですけど、
なんかその人の生きてきた人生とか考えとか不器用さに共感出来たりする部分があれば、
気持ち悪いながらに人間の怖さを感じて「面白いなー」と思ったりすると思うんですが、
彼に関してはまったく。
ただの頭悪い気持ち悪い人にしか見えなかった。
なので最後も古関とのやり取りもなんかよく解らないし、怖くないし、気持ち悪くない。

真人も簡単に陥落し過ぎ、
これが空閑のリアリティのなさに拍車をかけてる、いい人過ぎ。
優しくて誰にも愛される好青年ってのもあるけど、うーん…考えが浅いというか、
ちょっと都合よく簡単ないい人に感じてしまい、面白くなかった。
藤本と菅原も中途半端、
ボス面藤本と実は鬱憤溜まってます菅原の設定そのままに終わっちゃった感じ。
菅原の反旗もそんなにびっくりする事でもなく(汗)

うーん…とにかく出てくる人達がよく解らない、面白くない…でした(偉そうにスミマセン)。
後施設の中の事もあまりよく解らなかった。
ドキドキする事もあまりなく、
おぉっ!と思う何かがある訳でもなく、
面白くなかったというより、よく解らないまま終わってしまいました。

という事でお話もよく解らなかった。
私には相当合わなかったみたい。
ごめんなさい、つまらなかったです。
狂気の世界って難しいよなー。
ハマる時は相当ハマると思うんですが、合う合わないってあると思うので。
また、私ゲームはまったくしないので、それもあると思います。

1

卯野~!うしろ、うしろ!

ハマる人は無茶苦茶ハマるお話だろうなと思いました。私の場合は、最初から最後まで、徹頭徹尾、空閑を好きになれませんでした。いっそ清々しいほど、迷いなく「しゅみじゃない」評価を付けます。はぁスッキリ。

元(or現)苛められっ子、ヲタク、根暗 etc...そういうネガティブで屈折したキャラクターは嫌いじゃなくむしろ好きだと思っていたのですが、「優しい人に限る」という条件が付くことを自覚しました。鬼畜、腹黒、執着…確かにそうですが、空閑の場合は一言で言うと「嘘つき野郎」です。しかも未来永劫、この男は変わらないでしょう。

卯野は本当に何も気づいていないのかな。アホすぎる…。卯野は天真爛漫で裏表のない好青年なのに、もう不憫でなりません。さまざまな作品を読んで、余程のことがあっても最後は「…まあ本人が幸せならいっか」と思える私ですが、卯野に関しては「違うよ!早く気づいて!」と念を送ってしまいました。

迷宮のシーンもそんなに怖い感じもしなかったしなぁ。シャープな、あまり体温を感じさせないタイプのイラストだったからかな? BL以外の描写は「世にも奇●な物語」の一篇とかだったら面白いかなと思いました。

2

ゲーム世界に嵌れず……

あらすじに「脱出ゲームのテストプレイヤー」とあったので不安を感じながらも、攻めがすごい執着と聞いて購入。
感想は、やっぱりやめておけばよかった……です。
ゲームをあまりしないので、世界観に嵌ることが出来ませんでした。
結局は人間ドラマなのでゲーム部分がイメージできなくても大丈夫かなと思ったのですが、ゲーム部分を前提とした攻めと受けの交流だったので、そこは外せなかったみたい。
攻めのオタクキャラも受け付けず……。
オタクキャラは、別に嫌いじゃないし、むしろ好きなんですが、本作に登場するキャラは何故かダメでした。

3

強烈な執着攻めに愛される恐怖

衝撃的なお話でした。
サスペンスだと思って読むといいのかもしれませんが、
単純に恋愛モノとして読むと、気分がモヤモヤしそうです。
美麗なイラストが、恐怖を更に引き立てていました。

宮緒先生の描かれる執着攻めは、軽くホラーです。
ということで、好き嫌いがはっきりと分かれそうです。
愛情が深いというより、重すぎて怖いです。

お人好しで他人を疑わない真人が、空閑の本性に気づくことはなさそうなので、これからもそれなりに幸せにすごせるんでしょう^^;

3

なんという策士!

高校時代ひどいいじめにあっていた空閑に再開した真人。
空閑のあまりの変貌ぶり(外見や性格)に驚きを隠せないが、さらに驚くことに
たまたま ゲームのテストプレイヤーに2人が選ばれた。
同時に選ばれた残り2人には当時、空閑をいじめていた本人とその小間使いもいた。
ゲームはゲームでも生身の人間を使った死のゲーム。
なんという運命のイタズラか、プレイヤーにはいじめた奴らが、
操作する側には、いじめられていた空閑が。
本物の迷宮で命を懸けたゲーム「ラスト」が始まる。



全部仕組まれていたという事が、最後の最後の最後に分かります。←ホントに!
テストプレイヤーの人選や、迷宮に無理やり連れてこられたのではなく連れて来た
ということ、空閑はいじめた奴への復讐なんかより真人の恋人になりたかったことect...

とりあえず、空閑はだいぶ変態だったこと、真人はめちゃいい人ということは、
確かでした(笑)

話も濃厚でとても作り込まれていることが解ります。
読んでいて何度ハラハラしたことか。
復讐がテーマだと思っていましたが、歪んではいたけど大好きな人のための復讐でした。

0

変態です

変態は大好きなんですが、この攻めはちょっと合わなかったです。

童貞攻めが好きな私にとって童貞だと受けに嘘をついて実は男も女も喰ってましたと最後にネタばらしされるのはマイナスポイントでした。
これさえなければもっと良い評価を付けられたと思います。

でも、攻めが昔すごく太っていて受けの真人にふさわしくなるために一生懸命ダイエットしたというのはすごく微笑ましいです。
自分のことを豚だと言って貶していたのも個人的にクスッと笑ってしまいました。

4

「ラスト」だけにラスト1行が良かった!

「たまらない、たまらないよ…!」という帯のキャッチコピーに、変態か?と本屋で笑ってしまいましたが、本当に変態でした。

脱出ゲームのテストプレイヤーとなった真人(受け)。
そして他、プレイヤーに選ばれた4人は偶然にも同級生。
簡単に言えば、高校時代のいじめっ子2人といじめられっ子2人で、バッチリ面識のある4人が勢ぞろいしているのです。

真人と空閑(攻め)は、ダンジョンマスターとして管制室へ。
いじめっ子二人はプレイヤーとしてゴールを目指すことになります。
二人がダンジョンで怪我を負ったり死にかけたりするのを、真人達二人は、管制室から一部始終見ることになるのです。

ラストが近づくにつれて、様々な謎がスピーディに解決されていく過程は、気持ち良かったです。
伏線は分かりやすく、謎解きも予想がつくものでしたが、無理矢理キャラを善人にしない、辛口のエンディングはとても良かった!
ラスト1行には、思わずニヤリと笑ってしまいます。

ただ…、空閑については、喋り方や態度もそうなのですが、100キロを超える巨体のオタクという、過去の印象が強すぎたことと、テストゲーム中も、口調とは裏腹の姑息な性格が見え隠れし、どうしても彼を好きになることが出来ませんでした。

一方、真人は清く正しい性格で好感が持てる人物でしたが、短髪すぎちゃって萌え感弱めでした(完全に個人の趣味…すみません)

それから、恐怖のダンジョンのイメージが上手くつかめず…☆
私の貧困な脳では、アスレチックを思い描くのが精いっぱいでorz
この部分にイラストがあったら嬉しかったかな?

色々書きましたが、とにかく「ラスト」だけにラストが良く、破綻の予測出来る、含みのある結末はとても新鮮でした。
こういうミステリ要素のあるBLはとても好きなので、同作家さんの次回作にも期待したいと思いました。
萌×2寄りの萌評価で!

4

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