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良かったです!辰巳は今まで読んだ本の中で一番の男前受でした。
カッコいい。クールで知的で度胸もあって、漢って感じでした!
対して安藤は辰巳のワンコです。でも他に対しては狂犬という感じで、無口でクールなのに辰巳の事に関してだけはどうしても熱くなってしまう、というステキな攻でした。
今回出てきたもう一つのCPがコージと笙ですが、こちらも良かったです。ちゃらんぽらんなホストのコージに成長が見られるところも良かったし、笙が誘拐された被害者だというのにコージにどんどん惚れていってしまう様も良かった。きっとまた登場してくれるのではないかと期待してます。
実はヤクザものの話はあまり得意ではないのですが、この『はめてやるっ!』はとてもおもしろく読めました。
剛さんの文章が上手なので次々にページを捲ってあっという間に終わってしまった感じです。
2000年に発行ですから、かなり古い作品ですが古さは全く感じません。
続きが読みたくなるそんな第一巻でした。
シリーズの一作目です。
意外に思うかも知れませんが辰巳のキャライメージが固まるのに少し時間がかかりました。
ヤクザとして乙女(腐女子?)の理想そのもののような男です。
見目麗しく派手で、頭のキレる男、冷酷な手段もいとわず、仁義をとおし、お洒落に余念がない、金もある経済ヤクザ。
しかしこの条件、攻め様の場合には文句なしの条件ですが受けの場合だとどうなんでしょう。最初思い描いたものと多少イメージにギャップが・・・
そしてしょっぱなから番の相手が決まっていたので、ストーリー的には色恋についての盛り上がりはあまり感じなかった気がします。
その分ハードボイルドだとか脇のカップルで楽しませてもらいました。
正直、辰巳を理解して好きになれたのは二冊目を読んでから。
カッコイイ男ですがヤクザらしい非道の仕打ちは、ちょっと今回の場合苦手でした。
それでもストーリーは面白いので二冊目にGO!
これぞ、BLにおけるヤクザ!
ファンタジーにも程がある、最強の受け!
辰巳、かっこよすぎ!
安藤の犬ッぷりも、まだちょっとしか登場しない中村も、コージも、笙くんも、
とにかく、キャラクターの造形が、みんないい!
辰巳は、安藤さえいればなにもいらない。
あとは、自分の美意識に従って、ヤクザとして筋を通すこと、そして好きな服で着飾るくらいしか興味がない。
そして、安藤も、自分の命も何もかもを辰巳に捧げている。
この作品では、再開発の利権を巡って、都知事を説得(?)するために、元ホストのコージを使って、誘拐してきた都知事の息子を誑し込むのだが、、、
辰巳のコマとして使われている、このコージや都知事の息子がまた腹が据わっていて、自分たちの状況をすっかり前向きに受け入れて、ちゃんと愛し合っちゃうようになる。
そんな、バカな、な、ファンタジーだけど、小気味いい。
剛さんの作品のいい所って、どんなキャラも、ちゃんと自分を知っていて、自分の力で立っている。
そんな力強さだと思う。
石原さんの硬質な絵も、とってもキャラに合っている。
スッキリ、爽快!
おもしろかったです。
男を喰う男・辰巳。「はめてやるっ!」シリーズは、辰巳の物語だったと思います。とにかく辰巳の印象が強い。
辰巳は若く美しく、仁義に厚いが冷酷さも兼ね備えた一流の男。しかし自分の中に「女」を飼っており、男に抱かれるというより男を喰う男として、傾正会若頭の地位にいます。
辰巳の番犬・安藤龍青は、10年程前に辰巳に見初められ拾われました。それ以後、安藤は辰巳の身の回りのことを全てやり、辰巳に命を掛けています。辰巳を抱くことが安藤への褒美。セックスの時は二人の立場は逆転。色んな男を喰う辰巳が唯一愛しているという間夫です。
作品中特に辰巳の「シノギ」は読んでいてドキドキしました。辰巳がどんな策を廻らせ、誰が辰巳に陥れられ、どんな結果が待っているのか。最終的には、必ず辰巳の思惑通りになる所が良い。決して無理のないストーリー展開で、たとえ辰巳が失敗したとしてもそれをどう軌道修正していくのかが読んでいて面白い。
今回の辰巳の「シノギ」はゲイである知事の息子に男を宛がい誘拐し、知事を脅迫して裏金を流すこと。
その知事の息子をたらす役に選ばれたのが元ホストのコージ。彼は見た目はチャラくいい加減な所もありますが、心根は素直で優しく温かいやつです。
辰巳がコージの何に注目したかというと、ナニです(笑)。コージのナニはとにかく凄い。半端じゃない大きさで、思わず辰巳もうっとり。辰巳の身体は男を喰うようにできてますから、自分も味見をしてみたいと思ったのでしょう。
辰巳の悪いクセはここです!いい男がいるとすぐに喰いたがるクセを持ってます。そしてそれを実行(爆)。安藤という間夫がいるにもかかわらず、辰巳は他の男と浮気をします。辰巳が欲して手に入らない男はいません。それほど辰巳は魅力のある美しい男であるし、それだけの地位にいるということなのでしょう。
今回も辰巳はコージを喰いました。安藤を外で待たせて。安藤は毎回気が気ではなく、しかし嫉妬をするだけ無駄だとも思っています。安藤は自分と「兄弟」となった男を何人も知っています。しかし辰巳が寝顔を見せるのは安藤だけです。
辰巳が死ねば安藤は後を追うし、辰巳も安藤が死ねば自分もそうするだろうと言っています。二人の繋がりは深く、全シリーズ通して安藤×辰巳の物語だと思います。
ヤクザものの決定版、ぜひ読んでみてください!
主役のヤクザの若頭の辰巳さんがめちゃくちゃカッコイイです。クールで行動力があって頭がよくて、舎弟たちに心酔されている。
そんな辰巳をマゾヒストな誘い受けにしちゃってるところがスゴイ。
しかも相手役が辰巳の部下の安藤。彼は辰巳の身の回りの世話のすべてをやってて下僕状態なんですが、セックスのときだけ逆転する。
ホストと知事の息子という美味しいカップルもいたんですが(スピンオフして掘り下げて書いたらかなり面白くなると思う)、主役ふたりのビックリ関係には勝てませんでした。
しかしチンコに名前を刺青するのはどうなんだろう。まあいいか、この二人なら。