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主人公は鷺沢晶。高校生にして流行作家です。映画化とかもされていて数は少ないけれどもいい小説を書くと言われています。
かれは5才の弟の尚と同居しています。実質、晶が一人で育てています。
両親が離婚、そして再婚して以来、晶と尚は父や母の家庭に入り込めなかったのです。
そんな彼のクラスに転校生がやってきます。
人気俳優の氷室ケイ。でも、ケイは晶のことをすごく恨んでいて…。でも晶には思い当たることがありません。
二人の間には誤解があって、その誤解を作ったのは週刊誌とか事務所とか、そういう大人の世界だったんですね。
そしてこの誤解はどんどん大事になっていって、ついに晶の母の流産へとつながってしまいます。
晶は何とか誤解を解こうとケイのところを訪れるのですが、そこでの仕打ちが暴力もあってあまりにひどすぎて、思わずもらい泣きしてしまいました。
(暴力といっても性的なものはありません。)
思いつめた晶は、やってはならないことをしてしまいます。
この行動への流れは、頭では理解できるのですが、少し安直過ぎるような気がしました。
晶の担当編集者・勅使河原遼太郎(テッシー)が敏腕編者の癖にオネエで、いい味を出しています。